3月17日 13:30より、藤沢市議会予算等特別委員会が開催され、議案第90号・議案第93号・議案第85号・議案第88号・議案第89号・議案第92号・議案第69号の審査がされました。内容の抜粋は次の通りです。
議案第90号 【介護保険事業費】 280億2,387万4千円/264億9,572万5千円/246億1,688万2千円
土屋委員
訪問型サービスAの事業者数と研修修了者数、利用状況は?⇒平成29年3月1日で、26事業所、研修終了きは68人で、うち15人が就労につながっている。サービスAの利用は、29年1月で6人。
利用者は6人と少ない。平成29年度の取り組みは?⇒サービスAの周知啓発、担い手研修も実施していく。
サービスBについて、介護予防日常生活支援総合事業との併用できるのか?⇒アセスメントにより、併用が必要となった場合は可能。
サービスBの利用希望者と事業者は直接契約となるのか?⇒自主活動での支援で契約はない。地域包括支援センターのアセスメントに基づき、地域包括支援センターが調整する。
特養の待機者の介護度別内訳は?⇒平成28年10月1日で、介護1、143人/介護2、125人/介護3、249人/介護4、192人/介護5、207人/その他21人で、合計937人。
待機者解消に向けて施設整備を進めるべきだが?⇒今後、施設サービス、在宅サービスのバランスとりながら整備していく。
基金を活用して介護保険料を引き下げるべきだが?⇒基金を活用して急激な引き上げにならないようにしていく。
原田委員
第7期介護保険事業計画のテーマは?⇒在宅介護の実態調査を活用して計画に盛り込んでいく。
地域密着型事業所の展開は?⇒未整備地区で整備を進めていく。
看取りをどうしていくか?⇒介護事業所を対象にアンケートした。課題を踏まえて取り組んでいく。
要介護の認定担当が、審査前に手心が加えられる事務になっているか?⇒国の基準に基づいたマニュアルで審査をしているので不正はできない。
サービスBについて、なぜ、2月の厚生環境常任委員会で報告がされなかったのか?⇒ロードマップの予定では、具体的協議をしている予定だったが、遅れが出ているので報告が出来なかった。
認知症初期集中支援チームの活動が見えないが?⇒福祉と医療の専門とサポート医で活動している。11件の相談のうち6件継続的に対応している。地域包括支援センターのケアマネの方々に説明しているが、周知が十分ではない。力を入れていく。
若年性認知症の働く場、居場所についての考えは?⇒治療のほか、経済的支援、職場への支援などが必要。居場所の検討はしていないが、今後の中で検討していく。
東木委員
サービスDの移動支援の考えは?⇒具体的検討はしていない。インフラの整備を見ながら検討していく。
地域支えあいセンターの利用者数と相談件数は?⇒平成28年12月末で、藤沢地域で11,316人で122件/長後地域で4,489人で3件/村岡地区で933人で0件。
今後、第7期の中で、支え合いセンターの見直しが必要だが?⇒今後、地域の特性、市民アンケートなどを踏まえ、第7期計画の中で検討していきたい。
脇委員
事業者の視点から、10月から始まった総合事業への声は?⇒訪問型サービスについて、単価の90%設定について意見があった。
市独自基準での訪問型介護2は、身体介護を切り離すことで採算が合わないと聞いているが?⇒生活支援の単価を9割にしたことに伴い、事務の煩雑あると認識している。
採算合わないから、サービスAに移行できない。茅ヶ崎市は事務の効率化を図っている。改善できないか?⇒取り扱いを検討していく。
議案第93号 【市民病院事業】 236億1,011万円/215億4,637万8千円/264億1,591万6千円
西委員
未収金の状況は?⇒5,500万円程度。
回収は?⇒未収金担当2人で督促している。
患者の勤務先、メールを把握して督促するという記事を見たが?⇒メールアドレスの記入欄はない。
督促に有効なら検討すべきだが?⇒現状では検討する考えない。
東木委員
看護師のサービス残業対策の状況は?⇒昨年の11月から色付きの看護衣を着用している。ICカードでの出退管理もしている。
山内委員
単年度経常利益の状況は?⇒平成28年度は、9億8,800万円の損失、29年度は16億4,000万円の損失を見込んでいる。
入院日数の状況は?⇒平成25年度は11.7日/26年度は11.2日/27年度は11.0日/28年度は11.0日。
任用される医師の状況は?⇒平成29年度、正規は33人予定で、医大卒業後の年数は平均9年6か月。
議案第85号 【北部第二(三地区)土地区画整理事業費】 36億7,651万4千円/22億5,881万円/19億4,116万円
山内委員
財源確保の考えは?⇒県と連携し国庫補助の確保に努めていく。また、保留地処分金、起債の活用で財源確保に努めていく。
議案第88号 【柄沢特定土地区画整理事業費】 5億7,294万8千円/7億5,620万5千円/7億3,926万6千円
土屋委員
清算金について、小規模宅地の権利者はどうなるのか?⇒小規模宅地のみの一定面積以下の場合は、減歩がないため、清算金として徴収される予定。
議案第89号 【湘南台駐車場事業費】
議案第92号 【下水道事業費】 216億7,563万2千円/225億2,894万3千円/225億7,801万6千円
山口委員
317か所のマンホールは、どのマンホールを交換するのか?⇒腐食、老朽化したものやコンクリーター製のふたを変更するもの。
駅周辺のマンホールのふたは、まちなみあった化粧マンホールにすべきだが?⇒雨天時に滑りやすいため現在は使用していない。
藤沢宿地区の舗装改修に伴い、相応しいマンホールのふたにすべきだが?⇒今後、安全性の確保が出来たら検討していく。
平川委員
震災時のマンホールトイレの水洗化について、下水道の耐震化が出来たところから実施すべきだが?⇒下流の機能確保が出来ることが必要。災害時、施設機能の確認後、使用の判断をする。
友田委員
鵠沼南部ポンプ場整備の検討状況は?⇒スケートパークで使用されている区域内に計画している。
実施の方向性は?⇒当初計画の見直しが必要となっている。抜本的見直しが必要となる可能性ある。
事業計画見直しのタイミングは?⇒平成29年度に課題を整理し、30年度に方向性を示せるように取組んでいく。
議案第69号 藤沢市下水道条例の一部改正について
下水道法の規定により、浸水被害対策区域を定めるもの。
★採決
議案第60号 藤沢市農業委員会の選挙による委員の定数を定める条例の全部改正について
議案第62号 藤沢市農業委員会委員候補者選考委員会条例の制定について
議案第66号 藤沢市非常勤職員の報酬等に関する条例の一部改正について
議案第84号 平成29年度藤沢市一般会計予算
議案第85号 平成29年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計予算
議案第87号 平成29年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計予算
議案第88号 平成29年度藤沢市柄沢特定土地区画整理事業費特別会計予算
議案第90号 平成29年度藤沢市介護保険事業費特別会計予算
議案第91号 平成29年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計予算
議案第92号 平成29年度藤沢市下水道事業費特別会計予算
★上記議案は、共産党が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。
議案第61号 藤沢市執行機関の附属機関に関する条例の一部改正について
議案第63号 藤沢市職員定数条例の一部改正について
議案第68号 藤沢市手数料条例の一部改正について
議案第69号 藤沢市下水道条例の一部改正について
議案第73号 藤沢市教育応援基金条例の制定について
議案第74号 藤沢市スポーツ広場条例の一部改正について
議案第86号 平成29年度藤沢市墓園事業費特別会計予算
議案第89号 平成29年度藤沢市湘南台駐車場事業費特別会計予算
議案第93号 平成29年度藤沢市市民病院事業会計予算
★上記議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。
以上報告とします。