2017.3.16 予算等特別委員会(8日目)~教育費・議案第61号・議案第73号・議案第74号・歳入・議案第68号・議案第87号・議案第91号

 3月16日 13:30より、藤沢市議会予算等特別委員会が開催され、教育費・議案第61号・議案第73号・議案第74号・公債費以下歳出全部・歳入・議案第68号・議案第87号・議案第91号の審査が行われました。内容の抜粋は次の通りです。

【教育費】

★予算の概況に載っていない事業

堺委員

 コミュニティスクールについて、制度の内容は?⇒学校運営協議会制度。学校と保護者が意見を出して地域とともに学校づくりを進めるもの。

 本市で選ばれた高校はあるか?⇒平成29年度に、工科高校、総合高校、西高校が指定を受ける予定。

 小中学校との関りは?⇒3校については、3者連携事業で高校と小中学校が連携を進めている。工科高校は学校間交流、総合高校はふれあいコンサート、西高校は遊ing西高など、交流している。

友田委員

 部活動の地域指導者の課題への対応は?⇒部活動指導員として法で位置付けていくこととなる。単独指導、引率が出来ることとなる。指導員の資格要件、報酬などの整理が必要。部活動のあり方全体を見直していく中で、指導員の位置づけを検討していく。

 今後、指針を策定していくのか?⇒本市としての指針を定めていく。

 部活動の休養日をどうしていくのか?⇒ガイドラインの中に含めて示していきたい。県大会などに影響あるので、県とも調整していく。

神村委員

 小中学校の社会見学について、大使館などを加えては?⇒選択肢の1つとして学校に情報提供していく。

土屋委員

 平成28年度の仮設校舎の状況と29年度の設置予定は?⇒小学校11校16棟、中学校2校2棟で、今年度、羽鳥小学校に1棟設置する。29年度は、予定ないが、南部の一部で児童の増加が見込まれており、動向を注視していく必要ある。

 仮設でなく、新設すべきだが?⇒今後の人口推計で児童の減少が想定されるため、新設は検討していない。

土屋委員

 道徳の教科化について、今後のプロセスは?⇒検定済みの小学校の教科書は、29年度に採択し、30年度から実施予定。中学校は29年度に検定、30年度に採択、31年度から実施予定。

脇委員

 中学校の学習支援事業の状況と効果は?⇒19校で、基礎的・基本的学習の定着を図るため、放課後、長期休業中に補習を実施している。生徒のアンケートでは94%が役に立っているとのこと。分からなかったところが分かるようになったとの声がある。

 小学校では?⇒休み時間、昼休みに学習支援をしている。授業中に新入生サポート講師、介助員、学生ボランティアなどが個別支援している。

 所得が不十分だと子どもの学力に差がでる。貧困の視点での支援は?⇒貧困対策としては行っていないが、希望すれば参加できる。地域の放課後学習支援増えている。学校から情報発信していく。

脇委員

 教科書採択について、教育委員がすべての教科書に目を通すことは難しい。教員や保護者の意見をまとめることが必要。今年度、特別支援学校・学級の教科書採択に向けて、調査書のまとめを出されたが、判断材料となったのか?⇒採択の判断材料の1つとするもの。

 審議会の議事録が答申となっている。他市の答申はどのような形式か?⇒横浜市は、方針を示し、12~13の調査項目について、審議会で調査した結果を答申としている。
 鎌倉市では、教科書それぞれの特徴を明らかにして、総合評価した★1つから3つで報告する。
 茅ヶ崎市は協議内容を各教科書ごとに箇条書きしてものが示されている。

 本市でもわかりやすい資料が必要。採択の理由も明確にすべき。平成29年度、特別の教科道徳の採択方針は?⇒平成30年度に使用する小学校の特別の教科道徳の教科書の採択には、国から、公平性の確保が求められている。教育委員会事務局としては、公平性の確保に努めていく。

脇委員

 学校給食調理室の空調整備の具体的状況は?⇒平成28年度末で、11校が未整備。具体的には、藤沢・鵠沼・村岡・大道・御所見・湘南台・亀井野・鵠洋・片瀬・長後・高谷の11校。

 整備計画は?⇒平成29年度に湘南台小学校を整備する。普通教室の整備にあわせて整備していくが、改築で整備計画ない学校は単独で整備していく。平成31年度を目途に進めている。

 労働安全衛生の観点から、遅れは許されない。本当に平成31年度に整備完了するのか?⇒必ず進めていくよう努力していく。

東木委員

 スポーツ推進委員の人数と役割は?⇒小中35地区の地区社体協からの推薦で各地区6人、計210人で、現在欠員が5人いるので205人となっている。地域でのスポーツ教室、講習会、地区事業の企画・運営・実施、団体イベントへのアドバイスなど。

266. 市費講師雇用費 4,875万8千円/4,753万2千円/?

266-2. 児童支援体制充実事業費 1,795万7千円/—

友田委員

 児童支援担当教諭について、今後の体制は?⇒平成29年度、市の予算で16校、県からの加配7校、残る12校にも配置していく。

神村委員

 支援の内容は?⇒学習、登校、家庭への支援。特別支援教育を必要とする児童も含まれる。

 まずは担任が対応するのか?⇒基本的には担任が対応するが、児童支援担当教諭がサポートするコーディネート役となる。

西委員

 児童支援担当教諭の全校配置はいつになるのか?⇒財政面もあるので、具体的には決まっていない。

267. (新規)奨学金給付事業費 96万3千円/—

堺委員

 奨学金の給付を受けた人が、市外や県外に転出した場合、どうするのか?⇒進学後の範囲は制限しないが、3か月に1回、定期的に面談することを条件としたい。

 農畜産系の大学などは北海道や東北もある。3か月に1回、藤沢市役所に来て面談するのは現実的ではないが?⇒制度実施後の状況を見て、市側が行くなど、今後検討していきたい。

 年間3人にした理由は?⇒予算を考慮して3人程度としたもの。

原田委員

 貧困の実態調査をしたのか?⇒児童養護施設職員、学習支援の方、子ども青少年部などに聞き取りをした。

 経済的困窮にとどまらず、調査すべきだが?⇒この事業は、経済的困窮に特化しているが、機会を捉えて調査していきたい。

268. 人権環境平和教育関係費 60万6千円/60万6千円/56万7千円

脇委員

 セクハラのリーフにデートDVが加わった。配布以外の活用は?⇒教員が指導できるように活用している。

 先生も被害者の可能性ある。外部講師による講習が必要だが?⇒外部機関の研修を受けている。教員の正しい理解を図り、推進していく。

原田委員

 LGBTへの取り組みが必要。子どものうちから理解を進めるべき。小中学校で取り組まれているか?⇒教員の理解が必要で、情報を発信しているところ。

269. 国際教育推進事業費 7,602万6千円/7,914万5千円/7,942万3千円

友田委員

 英語の教科化に伴う課題は?⇒これまではFLT、支援員といった外部人材が主体だったが、教員が中心に進めていくようにするための研修が必要。教科化されると評価されることとなるため、研修の中で準備を進めていく。

270. 学校安全対策関係費 1,595万6千円/1,537万5千円/1,464万円

山口委員

 スクールガードリーダーについて、7地区での活動状況は?⇒朝夕の登下校時の交通安全の見守り、不審者のパトロール、防犯相談など。

 南部への展開は?⇒片瀬、辻堂にも順次配置し、全地域へ配置していきたい。

清水委員

 安全対策として、学校の門の開け閉めを徹底できないか?⇒学校ごとの状況を見て対応していく。

平川委員

 通学路の危険個所の状況は?⇒小学校から要望受けている。平成28年度は小学校32校から188か所の報告があった。

 188か所の対応状況は?⇒合同点検を実施したうえで、対策の検討をし、必要な対応を行う。

271. 学校教育相談センター関係費 1億6,242万3千円/1億5,372万5千円/1億4,835万9千円

友田委員

 スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの配置状況は?⇒スクールカウンセリングは、平成28年度は27人で全小中学校に配置されている。スクールソーシャルワーカーは2人配置されている。

 それで十分なのか?⇒スクールカウンセラーは、小学校に週1日しか配置できていない。スクールソーシャルワーカーは1人60ケース持っている。十分な体制とは言えない。

 今後、どうしていくのか?⇒検証しながら、増員を検討していきたい。

東木委員

 スクールカレンダー27人の男女の状況は?⇒27人のうち男性は4人。

 同性のカウンセラーが望ましいが?⇒要望あった場合は同性で対応している。

原田委員

 不登校の状況は?⇒平成27年度では、小学校99人、中学校322人。

 学校教育相談センター内に教室あるが、何人ぐらい来ているのか?⇒平成28年度は7人。その他、体験、見学入れると50人程度。

272. 学校図書館管理運営費 3,896万4千円/3,896万4千円/3,896万4千円

神村委員

 学校図書館と市立図書館との連携は?⇒図書の団体貸し出し、本に関する相談など、様々なサポートを利用している。

原田委員

 学校図書館専門員の活動状況と今後の方向性は?⇒小中学校54校に配置している。週2日月8日で、教員、図書ボランティア、専門員の役割分担を明確にするため、ガイドブックを作成した。ガイドブックに沿って進めていく。

 学校図書館の他の活用について、専門員と一緒にできないか?⇒学校図書館の開放については、市立図書館に遠い人に有効だが、子どもたちの道具の管理など課題ある。片瀬中学校での開放を踏まえて今後検討していく。

273. いじめ暴力防止対策費 1,388万9千円/1,429万6千円/1,518万4千円

清水委員

 いじめられている子どもについて、学校以外の第三者への相談体制は?⇒24時間365日開設の、いじめ相談ホットライン、いじめ相談メール、県の子どもSOSダイヤルある。

 相談方法を子どもに周知する際に、学校とはちがうと呼びかける必要があるが?⇒毎年、相談機関の紹介カードを全児童生徒に配布している。新入生、小学4年生、中学1年生にはリーフレットで啓発している。

平川委員

 発達障がい、学習障がいの児童が授業妨害するケースあると思うが、教員の対応は?⇒子どもの特性を理解する必要がある。理解したうえで、まわりの子どもたちにも働きかけていく。

脇委員

 いじめ防止の取り組みは様々な団体が実施している。学校が選択できるようにすべきだが?⇒各学校での取り組みを把握したうえで、今後の対応を検討していく。

原田委員
 
 子どもをいじめから守る条例できたが、対象が子どもからのいじめになっている。部活動での先生からの指導など、子どもだけでなく、大人からの苦痛(いじめ)もあり得る。調査しているか?⇒体罰の調査の中で、保護者の意見で把握していく。また、いじめ相談ホットラインでも受け付けられる。

274. 教育情報化推進事業費 1,495万9千円/1,323万4千円/679万7千円

西委員

 教育情報化推進計画通りに整備できているのか?⇒できていない。

 全国的にも低水準なのに予算が足りないとのこと。市として教育予算が足りないが?⇒様々な分野に取り組まなければならない。前年度より増やしている。限られた財源の中で、出来る限りの予算配分をしたもの。

275. 特別支援教育運営費 7,949万8千円/7,942万3千円/8,056万6千円

東木委員

 医療ケアを必要とする子ども増えている。対象児童の人数と学校看護介助員の人数は?⇒平成29年度は、小学校3人、中学校1人、高校2人の計6人に対して、学校看護介助員は7人。

 デイジー教科書の活用状況は?⇒普及は進んでいない。今後は、国・県・他市での事例を調査し、各学校に周知していく。

276. 八ヶ岳野外体験教室事業費 2億3,226万7千円/2億2,687万1千円/2億5,002万9千円

277. 校務支援システム構築事業費(小学校) 8,585万6千円/5,491万7千円/3,226万7千円

278. 要保護準要保護児童援助費 8,169万9千円/8,399万8千円/8,639万円

土屋委員

 平成29年度の予定人数は?⇒小学3,550人、中学2,080人と見込む。

 部活動、生徒会費、PTA会費を加えるべきだが?⇒平成24年度に拡大実施した。クラブ活動、生徒会費、PTA会費、卒業アルバムを検討した結果、卒業アルバムを追加した。

 支給時期は?⇒4月~7月分を9月/9月~12月分を1月/1月~3月分を3月に支給している。

 入学は4月、入学前の助成が必要。前倒しして支給すべきだが?⇒前年度支給になるが、他市の状況を調査しつつ研究していく。

脇委員

 国の生活保護基準が下がっても、認定基準は変わらないが、今後も継続していくのか?⇒平成25年8月に扶助見直されたが、以前の基準としている。今後も現在の基準を維持していきたい。

 他市より手厚い部分は?⇒メガネ購入費、卒業アルバム購入費。

279. 諸整備事業費(小学校) 1億9,220万2千円/1億8,783万6千円/4億9,311万5千円

山内委員

 修繕の予算額は?⇒小中学校で、平成29年度、1億4,906万円で、平成26年度から同額となっている。

 老朽化した校舎多い。学校からの要望に対応できるのか?⇒現場の状況を確認し順次実施している。新たな予算が必要な場合は、次年度に予算要求していく。

280. (新規)鵠南小学校改築事業費 852万2千円/—

清水委員

 地下型の津波避難シェルターが必要と考えるが?⇒校舎の上部に避難し津波から守っていく。

山内委員

 海抜2mのところに保育園を整備するのは如何か。グランドの嵩上げの意見したが反映されているのか?⇒鵠南小学校だけ嵩上げすると、周辺への影響が大きいしコストの問題もある。現状の敷地で強度、高さを確保できるため、移転は考えていない。

281. 校務支援システム構築事業費(中学校・特別支援学校) 9,465万8千円/8,545万4千円/6,811万3千円

282. 要保護準要保護生徒援助費 1億6,290万円/1億5,805万2千円/1億4,863万3千円

神村委員

 医療費の対象は?⇒法に定められた疾病、学校からの治療の指示があったもの。

283. 学校施設環境整備事業費(中学校) 1億3,629万5千円/109万3千円/136万円

友田委員

 学校の芝生化の状況は?⇒小学校12校、中学校11校で実施している。維持管理は、教員、用務員、地域の協力など、学校の状況で行っている。小学校3校、中学校4校で、手入れしなくなった。

 事業自体を廃止に向けて検討すべきだが?⇒学校ごとの意向を尊重していく。

284. 諸整備事業費(中学校) 9,663万1千円/4億7,896万7千円/2億5,878万1千円

285. (新規)六会中学校屋内運動場改築事業費 4,413万5千円/—

286. 中学校給食運営管理費 1億6,432万3千円/1億5,011万4千円/1億2,428万3千円

平川委員

 中学校給食の今後の予定は?⇒平成31年度までに全校実施していく。

 ご飯の大盛りは?⇒各クラス4人に1食ついてくる。

友田委員

 全校実施に向けて、委託事業者をどうしていくのか?⇒平成29年度から2社以上でと考えている。南北に分けて検討していきたい。市内業者も、なかなか無い状態。

脇委員

 平成31年度までに全校実施とのこと。それまでの経済的格差がでている。導入されていない生徒への食育が必要だが?⇒朝食アンケートで食育講話している。中学生向けの食育だより、文化祭の活用など、全中学校で進めている。

 
287. 中学校給食施設整備費 2,435万円/3,765万2千円/4,661万3千円

288. 生涯学習推進事業費 533万5千円/561万5千円/538万5千円

西委員

 ふじさわ基礎額コースを受講した。大変良かったが参加者少なかった。周知の状況は?⇒広報、ホームページ、ポスター・チラシ、タウン誌、SNSでも発信しているが、なかなか集まらない。今後、SNSを効果的に活用していく。

東木委員

 湘南ふじさわ学びネットの登録状況と利用状況は?⇒平成29年2月末で、登録267件、利用は年間150~200件。周知は、広報、ホームページ、人材バンク利用手引きを市内の幼稚園、学校、高齢者施設へ配布している。

 登録者に1度もオファーなかった人もいる。活用促進の取り組みは?⇒5~6割は声がかかっている。高齢者の福祉施設の利用、地域の縁側の要望も増えている。庁内で情報の共有を図って、進めていく。

289. 生涯学習表彰費 55万5千円/55万5千円/55万5千円

290. 文化財保護費 3,167万8千円/3,180万2千円/?

291. 歴史的建造物維持活用費 448万2千円/448万2千円/448万2千円

292. 郷土文化推進費 9,116万7千円/9,391万5千円/4億6,113万8千円

293. 旧東海道藤沢宿活性化推進事業費 46万5千円/—

294. 公民館運営業務費 1億3,794万4千円/1億4,024万円/1億4,142万4千円

原田委員

 公民館運営のNPO化についての考えは?⇒今後について、地域の課題解決、人材育成のため、どうすべきか検討していく。

295. 総合市民図書館市民運営費 1億3,849万7千円/1億3,865万2千円/1億3,775万6千円

山内委員
 
 図書館の体制について、図書司書の人数は?⇒平成28年度、正規職員25人のうち11人が司書の資格を持っている。非正規職員も23人全員資格持っている。辻堂・湘南大庭図書館はNPOだが、責任者、副責任者など20人全員が資格を持っている。

 指定管理者導入の考えは?⇒総合図書館と南市民図書館と11市民図書室は直営。辻堂・湘南大庭は専門的知識を持つNPOに委託している。今後も、市民との協働を重視して進めていく。

柳田委員

 図書館について、これからの図書館検討委員会で中間報告がされていると思うが状況は?⇒平成27.28年度で図書館のあり方を検討した。南市民図書館の再整備の必要性など中間報告した。今年度、4館+11市民図書室の検討し、報告としてまとめられる予定。

 藤沢市は、図書館ボランティアの活動が活発。指定管理でなく、市民とともに直営で運営していることが藤沢スタイルだと思う。前提にすべきだが?⇒辻堂・湘南大庭はNPOに委託している。現状を活かしながら運営について検討していく。

 市民参加の図書館として先駆け的に取り組んできた。伊万里市の図書館は市民参加が進んでいて、ライブラリアンシップ賞をいただいた。藤沢市の図書館も賞を狙えると思うが?⇒多くのボランティアに支えられてきた。障がい者、高齢者への宅配ボランティア、本の整理ボランティアなど、500人のボランティアに支えられている。今後も市民参加でやりがいを持って活動できるよう、職員とボランティアの協働で進めていく。

 資料購入の状況は?⇒平成29年度予算は、基金の一部活用で増額し、資料の充実に努めている。データベースも利用されている。調査研究室で利用できる。法令、判例も調べられる。本だけでなくデータも活用されている。

 課題解決型図書館と言われる。まちづくりの中心に据えるぐらい大切。図書館ほど市民に利用される施設はないと思う。病気の方が確認するために図書館で調べるとか、子育ての悩みを育児書で調べたり。図書館をまちづくりの中心に据えていくべき。今後の図書館のあり方は?⇒市内4図書館、11市民図書室を基本にして、いつでも誰でも何でも、市民に役立つ図書館として資料提供をめざしていく。貸し出し型図書館から滞在型・交流型の機能も必要と考える。子どもから高齢者まで、住民の生活支援のための拠点として、居場所の役割も担っていく。

原田委員

 開館時間拡大の要望あるが?⇒火・金は19時まで開館している。利用者からは他の日もしてほしいと要望ある。

 図書館が住民の居場所になっている。フレックスタイムの導入も含めて検討すべきだが?⇒人件費、光熱費が増加する課題ある。ニーズ、他市状況の把握、他市での効果も調査していく。ボランティアと協働しながら、時間拡大とは別のサービスについても検討していく。

296. 子ども読書活動推進事業費 536万8千円/520万8千円/554万2千円~

297. 文化行事費 579万7千円/521万5千円/697万円

柳田委員

 文化芸術振興計画について、検討委員会の進捗状況は?⇒委員会を3回開催した。今月に4回目を開催し、提言をまとめる予定。

 検討委員会の結論が計画に反映されるのか?⇒結論が提言で、それを受けて本市の中で、新しい計画をつくっていく。

 提言を庁内で検討してできあがるのか?⇒その通り。

 文化芸術は創造が大切で軸に据えて考えてもらいたい。市民オペラのように市でつくったものを軸にしてもらいたい。庁内で検討するなら、先進市、機関の取り組みを参考にすべきだが?⇒今年度水戸市に視察した。大和市も新設、茅ヶ崎市も改修する。参考にできるところは参考にしていく。計画を適宜議会に報告し、パブリックコメントもする中で、議論を深めていきたい。

298. アートスペース運営管理費 6,675万2千円/6,809万8千円/6,436万円

山内委員

 市民公募の状況は?⇒貸し出しの市民公募は、展示ルーム1は、4週間中、3週間/展示ルーム2は、4週間中、1週間/レジデンスルームは、6区画中、3区画。

 5/16~の買い出し分にも空きがあるが?⇒認知度が低いことと、個展する場合、1年ぐらい先を考えている。空きはあるが、問い合わせは多い。

東木委員

 松本市美術館所蔵作品展の来場者の状況と効果は?⇒2/11~3/12の26日間で16,562人来場した。効果は、県内外から来場いただき、アートスペースの認知度が上がった。コンセプトである、身近な場所で美術に触れることができることが実践できた。

299. (公財)藤沢市みらい創造財団芸術文化事業関係費 1億4,870万4千円/1億1,627万4千円/1億1,953万7千円

山口委員

 湘南藤沢市民マラソンの申込状況は?⇒10マイルは、男性6,422人、女性2,270人、親子ラン727組の計10,146人。うち市民は3,376人。

 今後、募集枠拡大の考えは?⇒会場の施設規模、警察、地元、関係団体の合意が必要。課題があると考える。

 記念品のTシャツについて、毎回同じようなものになっている。藤沢市のオリジナル品の考えは?⇒Tシャツを楽しみにしている人もいる。今後、藤沢市の独自性など、実行委員会と検討していく。

300. 団体育成費 901万5千円/941万5千円/?

301. ビーチバレー大会開催関係費 1,100万円/1,200万円/1,100万円

302. (公財)藤沢市みらい創造財団スポーツ事業関係費 3,871万8千円/3,473万4千円/3,021万円

303. オリンピック開催準備関係費 3,543万8千円/1,414万8千円/?

山口委員

 経済界との連携の考えは?⇒支援委員会の作業部会で検討していく。

 駅から会場までのサインの考えは?⇒大会組織委員会を中心に、サイン計画を検討されると考える。設置については市が主体的に検討する必要ある。フィールドワークをして計画をつくっていく。

清水委員

 観戦場所について、会場以外の場所は?⇒片瀬東浜も検討していきたい。

 浜辺は有料スペースか、それともオープンスペースか?⇒島内以外はオープンスペースと考える。

 警備は?⇒危機管理検討部会で検討していくこととなると考える。

友田委員

 ボランティアの教育分野への関りは?⇒市民全員参加型をめざしている。子どもたちにも関わってほしい。教育委員会とも連携し、進め方を検討している。

 大会組織委員会は18歳以上だが?⇒公式ボランティア以外の検討が必要。本市のボランティア戦略の中で、子どもたちが参加できる仕組みを検討していく。

304. スポーツ施設整備費 1億8,505万7千円/1億6,117万3千円/5,616万円

堺委員

 八部球場のスコアボード改修の計画は?⇒平成29年度予定の構造計算の結果を踏まえて、野球・ソフトボール協会などの意見を聞きながら検討していく。

 高校野球での利用の考えは?⇒市内高校、高野連に利用いただいている。高校野球の予選の申込を受けている。

議案第61号 藤沢市執行機関の附属機関に関する条例の一部改正について

 本市において、奨学金の給付を開始するにあたり、藤沢市奨学金給付審査委員会を新たに設置するもの。

議案第73号 藤沢市教育応援基金条例の制定について

 給付型奨学金制度をはじめとする事業に必要な原資を確保するための基金を設置するもの。

友田委員

 基金の募り方について、企業に対するアプローチは?⇒商工会議所の協力を得て、基金の案内とお願いをしていく。会員3,400企業あるので、チラシを配布し、企業の訪問もしていきたい。

土屋委員

 基金の目標額は?⇒定めていない。

 対象者が約400人いる。拡充すべきだが?⇒まずは3人程度からスタートする。拡充にはケースーカーの整備も必要となってくる。国の制度も注視し、実施後の検証をしたうえで、検討していく。

 高校生の段階で給付型奨学金が必要だが?⇒国の支援制度があるため、現在は検討段階ではない。

議案第74号 藤沢市スポーツ広場条例の一部改正について

 天神スポーツ広場野球場の供用を開始するもの。

山内委員

 駐車場は確保されるのか?⇒駐車場はまだできていない。2期工事の予定地に暫定的に整備する。第2期工事にあわせて整備していく。

 トイレ、更衣室の整備は?⇒野球場の建築工事の中で整備する。

 今後、広場の管理運営は?⇒供用開始する野球場は、市予約システムで予約管理する。多目的広場は、地域の方の協力をいただいて運営管理していく。

西委員

 大清水スポーツ広場について、5年後にスポーツ広場として使用できるのか?⇒用地は下水道事業用地なので、関係課と協議していく。

【歳入】

山内委員

 税制改正の内容、本市への影響額と今後の見込みは?⇒平成28年度に法人税率が23.9%から23.4%となり、9,003万円の減となった。また、平成30年4月からは、税率が23.4%から23.2%、3,601万円の減が見込まれている。

友田委員

 入湯税の目的と徴収方法は?⇒市の環境衛生設備、観光のための目的税。1人1日250円で、浴場経営者が徴収し納付するもの。

 日帰り施設など様々な施設がある。今後、どうしていくのか?⇒分析し、他市の状況を踏まえ、実態に合うよう検討していく。

山内委員

 繰入金が3倍近く増えている。使途は?⇒公共施設整備基金は新庁舎に35億5,000万円、労働会館再整備に3億5,000万円、辻堂・善行市民センター再整備にも充当していく。財政調整基金は、一般財源として財源の調整をするもの。

 庁内エレベーター、公用車の広告料の内訳は?⇒エレベーターは、月あたり1,250円/㎡で、13㎡なので年間195,000円。軽公用車は、1台16,000、56台で896,000円。

友田委員

 来年度の事業で、民間資金の活用状況は?⇒適当な事業がなかった。

 事業課は、新たな財源確保には労力もかかるし、提案に至らないのでは?⇒部局別枠配分の狙いはそこにある。工夫して財源を生み出す必要がある。

 休眠貯金の活用の考えは?⇒研究していく。

土屋委員

 保育料を国基準の66%から70%にしていく理由は?⇒保護者の負担軽減のため、国基準の70%として理解を得ている。段階的に引き上げていくもの。

 値上げを中止すべきだが?⇒公定価格となり毎年上がっている。保育の質の確保のため、応分の負担をいただくもの。

議案第68号 藤沢市手数料条例の一部改正について

 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の施行に伴い、規定の整備を行うとともに、住居表示台帳の写しの交付に係る手数料を新設するもの。

議案第87号 【国民健康保険事業費】 486億9,452万5千円/484億1,846万5千円/482億6,090万2千円

土屋委員

 都道府県化の進捗状況は⇒平成30年度から都道府県と市町村が共同保険者となる。県市町村準備会議が設置され、運営方針の協議がされている。保険料への影響、システム改修を行っている。

 詳しい内容はいつ頃示されるのか?⇒平成29年9月に公表される。

 一般会計からのその他繰入は続けるべきだが?⇒保険料の負担が大きくならないように検討していく。

 平成27年度の加入者1人当たりの繰入額は、11,479円だったが、29年度は?⇒13,502円。

 保険料を1人1万円引き下げるべきだが?⇒保険料の抑制に努めていく。

議案第91号 【後期高齢者医療事業費】 53億6,396万円/51億5,582万5千円/49億3,293万7千円

山内委員

 滞納状況は?⇒平成29年1月末で、現年度分905人、2,901万円、滞納繰越分は402人、3,033万円。

 滞納者に厳しい取り立てしてないか?⇒寄りそった納付相談をしている。

議案第86号 【墓園事業費】 9億7,721万5千円/6億9,044万円/6億8,546万円

平川委員

 予算額が2億8,677万円増えているが?⇒立体墓地の増設工事をするため。

 工事のスケジュールは?⇒平成29年度前半で契約し、10月から翌3月までに工事をする予定。

 大庭台墓園のトイレについて、バスで来た場合、トイレまで遠いが?⇒トイレの場所を分かりやすく案内表示板に明示した。

★この時点で、17:15を過ぎましたので、翌日に延会となりました。以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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