2022.6.13 子ども文教常任委員会

 6月13日 9:30より、子ども文教常任委員会が開催され、副議長の立場で出席しました。内容の抜粋は次の通りです。

陳情4第7号 市立小・中学校の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについての陳情

 この陳情は、次の項目(要約)を求めるものです。

(1)マスクが着用できない児童・生徒がいることを周知し、差別やいじめが生じないよう、教育委員会から通達を出してください。

(2)学校給食の喫食時の黙食について、文部科学省の衛生管理マニュアルに準じて、「大声での会話は控える」に見直すことを検討してください。

(3)体育授業時のマスク着用の危険性を周知し、熱中症対策として、積極的に外すよう指導してください。

※この陳情は、西委員、松長委員が主旨了承としましたが、採決の結果、主旨不了承となりました。

陳情4第8号 藤沢市立学校の新型コロナ感染対策についての陳情

 この陳情は、次の項目について求めるものです。

(1)文科省事務連絡「学校生活における児童生徒等のマスクの着用について」の主旨を正しく踏まえ、引き続き児童生徒に対し、適切なマスクを促すこと。

(2)教育現場において、感染症対策の専門家の意見を取り入れた感染対策を継続すること。

※この陳情は、柳田委員、竹村委員、永井委員、味村委員が主旨了承とし、西委員、松長委員、杉原委員、東木委員が主旨不了承としたため、可否同数となり、平川委員長の採決の結果、主旨不了承となりました。

陳情4第9号 生理用品の学校施設女子トイレ個室への設置を市に働きかけることを求める陳情

 この陳情は、生理用品を学校の女子トイレ個室に設置することを求めるものです。

※この陳情は、味村委員のみ主旨了承としましたが、採決の結果、主旨不了承となりました。

報告(1)待機児童の状況と今後の取組等について報告がされたものです。

1. 待機児童の状況

 令和3年度には、既存保育施設の再整備や幼稚園の認定こども園への移行などにより、前年度と比較して38人の定員拡大を図るとともに、待機児童の多い1・2歳児の受け皿確保対策としての年度限定保育事業を実施するなど、待機児童の解消取組みました。
 これらの取組を進めた結果、令和4年4月の保育所等利用申込においては、前年度より利用申込児童は348人増加しましたが、令和4年4月1日現在で国基準による待機児童は前年に引き続き0人になりました。

2. 保育需要への取組について

(1)藤沢市保育所整備計画(ガイドライン)について

 現計画は、令和2年度から6年度までの計画期間で、令和4年度に見直しをします。

(2)令和4年度の施設整備について

 令和3年度に待機児童が解消されたことから、新設整備は実施しないこととし、今後は、保育ニーズを精査しながら必要な応じた検討をしていきます。

(3)保育士不足の状況について

 令和4年4月の入所申し込みにおいて保育士不足を理由に受け入れできなかった定員枠は158人分が生じており、解消するには47人の保育士が必要だったことから、引き続き、保育士確保に向けた取組を進めていきます。

3. 医療的ケア児保育の実施に向けた対応について

 本年10月を目途とした市内認可保育施設での医療的ケア児の受入れに向けて、必要な体制整備等取組を進めています。

(1)今後の対応予定

 ➀令和4年7月 医療的ケア児保護者からの個別相談・申請受付開始、職員向け研修の実施

 ➁令和4年8月 (仮称)医療的ケア児等受入検討会議の開催

 ➂令和4年10月~ 医療的ケア児の受入れ開始

竹村委員

 医療的ケア児の受入れについて、市内の対象児童の状況は?⇒健康づくり課の調査で、令和4年度は28人。

 医療的ケアの必要な子どもが生まれると、共働き世帯では、親のどちらかが、仕事を辞めざるを得なくなるケースがある。そうなると保育園に入ることができなくなるのでは?⇒28人の内、7人の親は育休を取っているので、就労していたと考えられる。まず、医療的ケア児保育事業を新たな選択肢としていく。

味村委員

 入所保留児童を解消していくべきだが?⇒藤沢型認定保育施設や幼稚園の預かり保育、育休制度上の関係ですぐに保育を必要としていない人もいるので、国基準でゼロを継続していくための取組を進めていく。

 保育士確保の課題について、奨学金返済補助金の対象拡大の内容は?⇒今年度から市内在住を撤廃した。

 幼児教育施設への補助金について、国の支援事業の内容は?⇒これまで対象とならなかった施設で要件が合えば3歳以上の保育料を補助するもの。

 現在の市内幼児教育施設は対象となっていくのか?⇒1施設のみ対象とならない。

東木委員

 保育施設側から、空いていて困っているとの声を聞く。施設ごとの空き状況は把握しているのか?⇒年齢別の入所状況を把握している。既存施設は概ね9割入っている。

 保育士不足の偏りの要因は?⇒15施設あり、その内12施設は昨年度も受入れできなかった。地理的要因、保育士が定着しないなど、施設により事情が異なる。今後、個別に聞き取り対応策を検討していく。

西委員

 入所保留児童445人は問題ないと考えているのか?⇒この中には、藤沢型認定保育施設、企業主導型保育施設、幼稚園の預かり保育などの受け皿で、受け入れられている部分もあるので、保育所の定員拡大には至らない。

 医療的ケア児保育について、今後、拡充の考えは?⇒保護者の意見を聞きながら、必要な体制をつくっていく。

報告(2)藤沢市文化芸術振興計画の改定について

1. これまでの経過

 平成30年3月に策定し令和5年度までを計画期間として取組んできましたが、新型コロナウイルスや東京2020大会などを踏まえて、令和5年度に行う予定だった計画の見直しを令和4年度中に行うとしたものです。

2. 改定について

(1)文化芸術活動の進行と活性化

 ➀若年層への文化芸術振興

 ➁さまざまな文化芸術活動等への支援

(2)歴史的・文化的資源の継承と保存

 ➀歴史的・文化的資源の保存

 ➁本市の文化的資源の市内外への啓発と発信

(3)文化芸術活動拠点の整備

 ➀生活・文化拠点再整備における。文化拠点の整備

(4)新型コロナ後の新たな生活様式と文化芸術活動の両立

 ➀さまざまなアプローチによる文化の発信

 ➁DXの視点による取組

3. 今後の予定

(1)令和4年10月 藤沢市文化芸術振興計画評価委員会を経て(素案)を作成

(2)令和4年12月 市議会当委員会にて素案)を報告

(3)令和4年12月 パブリックコメントの実施

(4)令和5年2月 当委員会にて(案)の報告

(5)令和5年4月 新しい藤沢市文化芸術振興計画を施行

東木委員

 基本理念は変わらないのか?⇒今のところ、変える予定はない。

柳田委員

 概略図に(1)~(4)を入れ込むのか?⇒(1)~(4)の視点に基づいて整理していく。

 SDG’sの視点も必要だと思うが?⇒視点として重要。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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