2018.9.5 本会議(2日目)~質疑・一部議決・委員会付託

 9月5日 10:00より、藤沢市議会9月定例会(2日目)が開催されました。内容の抜粋は次の通りです。

議案第26号 工事請負契約の締結について(藤沢市分庁舎整備工事)

【契約の相手側】

 アイグステック・田中建設工業・湘南送電工事・大野設備工業共同企業体

【工事の概要】

 建築工事一式/電気設備工事一式/機械設備工事一式/その他附帯工事一式

【契約金額】 

 33億4,584万円

【工期】

 2019年10月31日しゅん工予定

塚本議員

 議案第26号から31号に共通する部分だが、予定価格に対する失格基準価格の割合が平均74.68%となっている。県や政令市などの状況は?⇒県は、85-88%、政令市は相模原市は県と同様、政令市以外の他市は70-90%の範囲で設定している。

 県は失格基準の引き上げをしたが、理由は?⇒国の通知を受け、入札制度全般の見直しの中で変更した。

 入札に参加する側からすれば、最初から25%カットされる。予定価格に対する割合が低すぎる。引き上げていくべきだが?⇒今後、国、県内他市の状況を分析し、失格基準価格の引き上げを含めて検討していく。 

柳沢議員

 共同企業体の下請け活用率の評価は4点。何%下請けとなるのか?⇒市内下請け41%以上。 

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第27号 工事請負契約の締結について(藤沢聖苑斜面地対策工事)

【契約の相手方】

 三和工業株式会社

【工事の概要】

 地山補強土工事一式/法面ネット工事一式/土工事一式/付属物設置工事一式/排水構造物工事一式

【契約金額】

 1億4,612万4,000円

【工期】

 2020年2月28日しゅん工予定

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第28号 工事請負契約の締結について(宮ノ下公園施設整備工事)

【契約の相手方】

 藤横緑化土木・新緑共同企業体

【工事の概要】

 植栽工事一式/給水設備工事一式/電気設備工事一式/園路広場整備工事一式/遊戯施設整備工事一式/建築施設組立整備工事一式

【契約金額】

 1億4,569万2,000円

【工期】

 2019年3月15日しゅん工予定

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第29号 工事請負契約の締結について(市営滝ノ沢住宅1号棟外壁等改修及び防音工事)

【契約の相手方】

 ミヤマ建設株式会社

【工事の概要】

 外壁改修工事一式/防水改修工事一式/防音工事一式/その他附帯工事一式

【契約金額】

 1億5,984万円

【工期】

 2019年3月15日しゅん工予定

味村議員

 航空機騒音の対象で、滝ノ沢住宅以外の未実施の状況は?⇒高倉、遠藤第二、鵠沼住宅の一部。

 残りの市営住宅の工事を前倒しですべきだが?⇒計画的に進めていく。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第30号 工事請負契約の締結について(市営サンシルバー藤沢住宅外壁等改修工事)

【契約の相手方】

 大旭建業株式会社

【工事の概要】

 外壁改修工事一式/防水改修工事一式/その他附帯工事一式

【契約金額】

 1億5,066万円

【工期】

 2019年6月28日しゅん工予定

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第31号 工事請負契約の締結について(六会中学校屋内運動場建設工事(建築))

【契約の相手方】

 湘南営繕協会・湘南アーキテクチュア共同企業体

【工事の概要】

 建築工事一式/外構工事一式/その他附帯工事一式

【契約金額】

 6億8,450万4,000円

【工期】

 2020年1月31日しゅん工予定

酒井議員

 木造木質化について、県の指針では原則木造とすることになっている。木造を原則として検討をしたのか?⇒住民の意見をきいて、2階にアリーナを配置することとし、大空間の強度確保の観点から鉄筋コンクリート造・鉄骨造とした。木造を前提とした設計はしていない。

 林野庁の補助金は検討していないのか?⇒林野庁の補助金は単年度事業が対象なので、この事業では活用できない。

柳沢議員

 体育館の規模について、現行と比較してどうなるのか?⇒現行528㎡が、新設で1,015㎡となる。

※この議案は、酒井議員のみ反対しましたが、賛成多数で可決されました。

議案第32号 工事請負契約の変更契約の締結について(藤沢市北部環境事業所新2号炉建設工事)

 この議案は、旧2号炉の解体に伴い、アスベストの除去が必要となったため、契約の変更をするものです。

【契約の相手方】

 荏原環境プラント株式会社 東日本営業部

【増額分】

 2億2,183万2,000円

原田議員

 2015年10月19日のアスベスト問題対策委員会で、前年度までにアスベスト含有の調査を実施することを決めた。なぜ、今回の変更になったのか?⇒環境部内の認識不足。また、DBO方式であったため、発注後の技術協力となったため。

 他の公共施設の外壁仕上げ塗材の事前調査はしないのか?⇒固化されているので飛散しにくい。建築・解体など、その都度事前調査していく。

 市の内部規定など対応が必要だが?⇒施工前のアスベスト含有の事前調査、解体工事の帳票類の確認の徹底、技術協力の依頼、施設所管課への事前調査の周知、技術職員の研修での啓発などをしていく。

 責任について、どう考えているのか?⇒公共施設工事において、これまで、補正、変更契約をしているが、事前調査の徹底により変更が生じないように周知してきた。しかし、周知の徹底がされておらず、お詫びする。8/23の庁内会議で再発防止の対策を講じた。

塚本議員

 生きがい福祉センターの工事で、解体が始まってからアスベスト含有が分かり、大きく工期が伸びた。代表質問で実態調査をすべきと質問したところ、今後、解体や外壁改修を予定している施設は事前に調査し、その結果に基づいて対応していくこととし、平成28年度から予算に反映していくと答弁された。環境部として原因をどう捉えているか?⇒2015年10月の庁内会議で周知されていたにもかかわらず、環境部内の周知がされていなかった。技術協力の依頼をしなかったことも原因と考える。

柳沢議員

 増額が約2億2,000万円、これまでのアスベスト除去より高いと思うが?⇒ここ数年の公共施設のアスベスト除去工事と比較して妥当と考える。

 DBO方式などPFI手法の方針を見直すべきだが?⇒一定規模以上の公共施設は、PPP、PFIの検討をすることとしている。持続的な行政サービスが可能となるよう取り組んでいく。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第33号 市道の認定について(鵠沼937号線ほか13路線)

 開発行為や起終点の変更により、市道を認定するものです。

議案第34号 市道の廃止について(辻堂元町705-3号線ほか8路線)

 払い下げ、起終点の変更などにより、市道を廃止するものです。

※上記2議案は、建設経済常任委員会に付託されました。

議案第35号 損害賠償額の決定について

 2015年(平成27年)9月12日、高所からの転落による受傷に対し、藤沢市民病院にて救急治療を行った際に、左肘関節脱臼の治療をしましたが、左手月状骨脱臼を見落としたことにより、左手に可動域制限が生ずる損害を与えたため、損害賠償するものです。

酒井議員

 見落とした担当医を処分しているのか?⇒難しい症例であり、医師としての判断に故意や重大な過失がなかったためしていない。

土屋議員

 示談まで約3年かかった理由は?⇒相手側が障害等級12級を主張していたが、当方は14級を主張、平行線となり時間を要した。7月に労働局が12級の6にしたことで、示談に至ったもの。

※この議案は、酒井議員のみ反対しましたが、賛成多数で可決されました。

議案第36号 藤沢市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について

 公職選挙法の一部が改正され、地方議会の議員の選挙において、選挙運動のために使用するビラの頒布が可能となったことから、その作成経費を公費負担とするため、所要の改正をするものです。

※この議案は、総務常任委員会に付託されました。

議案第37号 藤沢市市税条例の一部改正について

 地方税法等の一部が改正されたことを受け、法人市民税法人税割の税率を引き下げるとともに、固定資産税の課税標準の特例割合を定める等のため、所要の改正をするものです。

※この議案は、総務常任委員会に付託されました。

議案第38号 藤沢市手数料条例の一部改正について

 建築基準法が改正され、仮設興行場等の仮設建築物の設置期間の特例が設けられたことに伴い、当該特例に係る許可の手数料を定める等のため、所要の改正をするものです。

※この議案は、総務常任委員会に付託されました。

議案第39号 藤沢市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について

 国が定める家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部が改正されたことに伴い、規定の整備をするものです。

山内議員

 食事の提供について、自園調理とすべきだが?⇒平成30年度から順次給食の提供をしている。2施設は自園調理、残りの2施設も自園調理の準備を進めている。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第40号 藤沢市保育所条例の一部改正について

 柄沢特定土地区画整理事業の完了に伴い、柄沢保育園の町名地番が変更になること、並びに、子ども・子育て支援法施行令等の一部が改正され、未婚のひとり親を寡婦等とみなす特例及び都道府県から指定都市への税源移譲に伴う特例が設けられたこと等から、所要の改正をするものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第41号 藤沢市自転車等駐車場条例の一部改正について

 湘南台駅東口歩道の南側及び北側並びに、善行駅東口に新設する有料自転車駐車場等を公共の用に供するものです。

※この議案は、建設経済常任委員会に付託されました。

議案第42号 藤沢市公衆便所条例の一部改正について

 湘南ライフタウンバスターミナル整備工事に伴い、公衆便所の位置を変更することから、所要の改正をするものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第43号 藤沢市消防本部等設置条例の一部改正について

 柄沢特定土地区画整理事業の完了に伴い、消防村岡出張所の町名地番が変更になるため、規定の整備をするものです。

※この議案は、全会一致で可決されました。

議案第44号 平成30年度藤沢市一般会計補正予算(第2号) 

 国庫補助事業に新規採択された事業、総事業費や補助額に変更があった事業、その他、特別な理由により緊急に補正を必要とする事業です。補正額は、一般会計が3億5,983万円で、補正後の一般会計は、1,392億2,138万8千円となり、一般会計と特別会計の総額は、2,581億6,055万6千円となります。補正の概要は次の通りです。

【 一般会計 (補正額 3億5,983万円) 】

【 総務費 (補正額 59万4千円) 】

1. 戸籍費 59万4千円

 戸籍事務へのマイナンバー制度の導入に向けて、国が実施する文字(外字)の同定作業のため、本市が管理している対象文字情報のデータ抽出を行うものです。

【 民生費 (補正額 1,788万4千円) 】

2. いきいきシニアセンター施設整備費 1,693万6千円

 土砂災害警戒区域に指定されている「やすらぎ荘」の南側斜面地について、2ヵ年継続事業として斜面地の防護対策工事を行うものです。

3. 地域介護・福祉空間整備推進事業費 94万8千円

 国が定める「地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金交付要綱」「地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金実施要綱」に基づき、宿泊を伴う高齢者施設へのスプリンクラー設置に対して経費の助成を行うものです。補助対象施設は、有限会社ナースケアーが運営する「絆」。

【 商工費 (補正額 1億2,996万円) 】

4. 拠点駅等周辺商業活性化事業費 236万円

 旧東海道藤沢宿周辺地区の街並み継承地区における回遊性の向上と賑わいの創出を図るため、新たに開店する事業者に対して、店舗の改装・賃借にすする経費の一部を助成するものです。

酒井議員

 補助する店舗の内容は?⇒パン屋で、飲食、休憩スペース、カフェを併設。

 今回が、補助の1例目。これまでの取り組みは?⇒平成27年10月の募集で数件から相談があったが、応募に至らなかった。28・29年度は、1件の応募だったが、不採択と取り下げだった。

5. 観光施設台風被害復旧等対応費 1億2,760万円

 平成29年10月の台風21号により、被害を受けた、江の島岩屋の復旧工事を行うものです。

【 土木費 (補正額 1億6,808万円) 】

6. 市道新設改良費 1億6,678万円

 社会資本整備総合交付金の増額内示に伴い、次の事業を行うものです。

(1)戸中橋線の用地取得・補償 9,740万円(歩道の新設)

(2)宮原百石線の建物調査・用地取得・補償 7,046万円(歩道の新設)

(3)藤沢駅辻堂駅線の用地取得 6,938万円(歩道の改良)

7. 一色川改修費 130万円

 社会資本整備総合交付金の増額内示に伴い、準用河川一色川整備基本計画の進捗を図るため、河川改修に必要な用地取得を実施するものです。

8. 江の島地区周辺整備事業費 ※債務負担行為の設定

 鵠沼海岸10号踏切の改良事業を実施するため、小田急電鉄へ調査設計の負担金1,296万2千円の債務負担行為を設定するものです。

【 教育費(補正額 4,331万2千円 ) 】

9. 学校施設環境整備事業費 799万2千円

 近年の猛暑に対応するため、来年度の整備予定を前倒しして小学校8校(藤沢・鵠沼・大道・鵠南・俣野・滝の沢・大鋸・大清水)の普通教室にエアコンを整備し、全校への設置を完了するもので、併せて、平成31年6月からの使用開始に向けて、9,777万8千円の債務負担行為を設定するものです。

酒井議員

 リース契約とのことだが、なぜ工事でしないのか?⇒早期に整備する手法として検討した結果、リースなら来年の夏からの使用が可能となるため。

 リースと工事でのコストは?⇒工事は国庫補助の対象となるが、リースはならない。しかし、リースは安価となる傾向にある。

 6年のリース終了後はどうなるのか?⇒その時点で、状況に応じて再リース、譲渡、撤去などを決めて行く。

10. 中学校給食運営管理費 1,065万5千円

 平成31年度全校実施に向けて、新たに藤が岡・村岡・羽鳥中学校でのランチボックス等の購入、事前案内パンフレットの作成、利用登録に向けたシステム設定を行うものです。

11. 中学校給食施設整備費 2,466万5千円

 平成31年度実施に向けて、藤が岡・村岡・羽鳥中学校の配膳室等を整備するものです。

※この議案は、補正予算常任委員会に付託されました。

報告第17号 継続費の清算報告について(平成29年度藤沢市一般会計)

 平成29年度をもって継続年度が終了した事業について報告がされたものです。

1. 庁舎等整備事業(新庁舎建設に伴う建設工事請負費及び建設工事監理委託費) 平成27年度~29年度 事業総額実績 181億2,694万1,400円

2. 庁舎整備事業(現新館整備に伴う設計委託費) 平成28年度~29年度 事業総額実績 1億2,618万2,880円

3. 善行市民センター改築事業(善行市民センター建設に伴う設計委託費) 平成28年度~29年度 事業総額実績 8,964万円

4. 石名坂環境事業所整備事業(焼却施設整備に伴う工事請負費) 平成28年度~29年度 事業総額実績 8億1,540万円

5. 一般廃棄物中間処理施設整備事業(北部環境事業所焼却施設・運営事業アドバイザリー業務委託費) 平成28年度~29年度 事業総額実績 3,323万1,600円

6. 一般廃棄物中間処理施設整備事業(北部環境事業所焼却施設生活環境影響調査に伴う委託費) 平成28年度~29年度 事業総額実績 4,268万7,000円

7. 農業基盤整備事業(災害復旧に伴う工事請負費) 平成28年度~29年度 事業総額実績 1,766万160円

報告第18号 継続費の清算報告について(平成29年度藤沢市下水道事業費特別会計)

 平成29年度をもって継続年度が終了した事業について報告がされたものです。

1. 南部処理区ポンプ場建設事業(藤が谷ポンプ場他耐震対策工事委託) 平成28年度~29年度 事業総額実績 1億3,506万円

2. 辻堂浄化センター建設事業(辻堂浄化センター発電機設備増設工事) 平成28年度~29年度 事業総額実績 4億4,280万円

3. 辻堂浄化センター建設事業(辻堂浄化センター管理棟建設工事委託) 平成28年度~29年度 事業総額実績 11億7,583万3,600円

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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