2018.3.13 予算等特別委員会(6日目)~農林水産業費・土木費・消防費

 3月13日 9:30より、藤沢市議会予算等特別委員会(6日目)が再開され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

★次に示すものは、平成30年度予算の予算の概況(歳出) ※金額は、左側が平成30年度予算、中側が平成29年度予算 、右側が平成28年度予算

【農林水産業費】

176. 地産地消推進事業費 478万8千円/432万9千円/760万3千円

177. 環境保全型農業推進事業費 148万6千円/132万9千円/79万7千円

178. 水田保全事業費 2,500万円/3,000万円/3,000万円

179. 担い手育成支援事業費 2,219万円/2,424万円/1,859万1千円

180. 産地競争力強化事業費 153万7千円/2億181万9千円/220万5千円

東木委員

 花卉有望品種導入事業について、具体的には?⇒ホーチュラカへの導入支援。

有賀委員

 県支出金がなくなったが?⇒産地パワーアップ事業の国庫補助だったが、平成29年度だけで終わったため。

 その実績は?⇒花の栽培施設、用土供給施設できる。

 継続的に効果出てくるのか?⇒産地全体の販売が10%以上、もしくは、コストが10%削減できることが要件。

 ランニングコストは?⇒施設整備、機械導入支援なので、ランニングコストは含まれない。

181. 遊休農地解消対策事業費 197万8千円/155万円/41万円 

182. 野菜生産出荷対策事業費 1,492万5千円/1,786万9千円/2,256万8千円

183. 湘南野菜生産育成事業費 400万5千円/629万4千円/1,079万4千円

184. 野菜価格安定事業費 298万7千円/348万7千円/348万7千円

185. 学校給食用農水産物生産出荷対策費 163万5千円/156万2千円/156万2千円

186. 畜産振興対策事業費 578万円/629万2千円/629万2千円

187. 畜産経営環境整備事業費 3,917万1千円/4,502万/86万4千円

北橋委員

 GAP畜産版認証取得について、野菜の取得も可能なのか?⇒前向きな農家はいない。

188. 農業用水路等改修事業費 566万8千円/1,194万7千円/1,162万5千円

189. 農業基盤整備事業費 6,952万7千円/9,472万4千円/6,085万5千円

190. 漁港機能保全対策事業費 1億5,813万2千円/1,722万6千円/725万8千円

有賀委員

 浚渫する砂にどの程度有機物が含まれているのか?⇒事前に土砂の検査する。砂浜に養浜していく。

 実施スケジュールは?⇒工事は11月~翌2月ごろを予定。

 大磯港では、港オアシスの申請をしたとのこと。港を活用した賑わい、交流づくりについて、片瀬漁港での可能性は?⇒3/11に港春まつりを開催し、水産業の体験イベント、藤沢産利用推進店12店舗が販売し賑わった。賑わいの拠点として検討していく。

山内委員

 これまでの浚渫工事の状況と費用は?⇒平成21年度、24年度、27年度の3回で、計2億3,590万円。

 今後の浚渫と台風対策は?⇒今年度航路を浚渫し、今後3年に1度浚渫していく。

 台風対策については、平成31年度の越波対策工事で対応していく。

191. つくり育てる漁業推進事業費 623万1千円/792万2千円/588万1千円

山口委員

 魚介類を学校給食に利用しているか?⇒シラスと乾燥ワカメを使用しているが、シラスは最近不漁。

【予算の概況以外の項目】

塚本委員

 農家が高齢になり、娘さんが、一度家を出たが、近くに戻ってこようとしたが、建築許可が下りなかった。県の条例が時代の流れにあっていない。制度変更の対応が必要だが?⇒農地法のしばりもあるが、時代にあった事務提要であるべき。県に意見を伝えながら検討していく。

 ライフタウン地域から、畜産農家の畜ふんや肥料など、臭気の苦情ある。市として認識しているか?⇒把握していない。

 実際、正月に臭気あった。定点調査をしているが、実態に合った調査も必要だが?⇒臭気調査して、原因の農家と対策を協議する。

【土木費】 

215. 片瀬山地区防災対策事業費 1億3,820万8千円/1億4,799万3千円/1億4,963万4千円

216. 建築物等防災対策事業費 6,304万1千円/4,500万4千円/24万5千円

217. 狭あい道路整備事業費 1億9,778万6千円/2億2,112万4千円/2億4,186万5千円

218. 道路維持管理業務費 4億5,986万9千円/3億1,433万8千円/3億207万7千円

219. 道路改修舗装費 7億7,739万円/9億4,424万1千円/8億4,688万円

原田委員

 国庫補助の内示が減額となった背景は?⇒近年、橋梁、トンネル対策が重点事業となっているが、舗装は重点事業となっていない。

 国の動向を見ると、予防保全型への移行が遅れるのでは?⇒1.2級道路は、平成27年度に修繕計画策定して進めている。計画に基づいて国庫を活用しているが配分が低くなっているため進捗が遅れている。長寿命化に向けた新たな計画に着手しているところ。

 施設修繕の予定か所数は?⇒300件程度。

 生活道路の修繕において、単価契約導入の考えは?⇒効果的と考える。他市の状況見て、課題を整理していく。

220. 藤沢宿地区舗装改修費 4,932万4千円/2,830万円/—

阿部委員

 地元住民から、工事中の通行規制が分かりにくいとの声あった。2期工事の際は、目立つようにしてほしいが?⇒2期工事では工夫していく。

有賀委員

 この道路は抜け道となっている。速度の抑制が必要だが?⇒歩行部分と車両部分で色分けすることで、視覚的に狭くなるため、速度抑制となると考える。

221. 道路施設改修事業費 1億8,571万2千円/1億2,065万5千円/9,789万7千円

塚本委員

 路面下の空洞調査について、学識者を入れて調査研究していくとのことだったが、その状況は?⇒東大研究所、空洞調査したジオ・サーチと市での共同研究を平成29.30年度で研究している。10路線を選定しモニタリングを行い、半年に1度データの蓄積をしている。空洞の状況確認、その土を持ち帰り東大で実験する。地区特性の情報を確認し危険度マップ作成の検討をしている。平成30年度もあるので、モニタリングデータを蓄積し、空洞を防止する仕組みの確立に取組んでいく。

 この研究成果は全国的な学術データとなると思うが?⇒日本で初の取組と思っている。地盤工学会に中間報告の申し込みをしたところ。

 
222. 市道新設改良費 6億2,504万7千円/14億95万2千円/4億1,126万2千円

堺委員

 上村踏切の安全対策について、南北線の事業費縮減の検討状況は?⇒ソニーと神奈中と協議しているが、事業費の縮減には至っていない。

 善行の県立体育センターへのエレベーター設置に向けた状況は?⇒来年度、詳細設計を行い、平成31年度の設置工事に向けて県と調整していく。

 事業費について、県と本市の負担割合は?⇒事業費は設計と工事費で概ね2億3,700万円。費用負担は、県が1/2・本市が1/2で協議が整っている。

塚本委員

 藤沢652号線整備について、小田急藤沢本町駅駅舎の改修が大きなテーマ。新年度の中で方向性示されるのか?⇒本町1号踏切の改良もあり、小田急と協議しているところ。早期に方針をたてて、道路整備を進めていく。

 湘南モールフィル前の拡幅について、目途は?⇒地権者の方々の考えもあり、手続きが進まない。必要に応じて上屋所有者、土地主要者、市の3者で協議していきたい。

 自転車走行空間について、車道の端に矢羽整備を進めている。藤沢、辻堂駅周辺に進めていく必要ある。計画をたてて進めていくべきだが?⇒ふじさわサイクルプランの方針に基づいて整備していく。

 新年度中に整備計画示されるのか?⇒推進協議会と協議しながら、方針を出していく。

223. 道路安全対策費 7,929万8千円/9,542万7千円/1億2,121万1千円

224. 橋りょう改修費 3億4,157万5千円/3億4,636万4千円/2億3,652万2千円

225. 橋りょう架替事業費 1億7,127万7千円/2億85万8千円/9,282万2千円

226. 自転車対策費 1億5,026万9千円/1億4,797万5千円/9,131万7千円

227. 自転車駐車場整備費 5,849万6千円/2,731万8千円/4,561万3千円

清水委員

 駅前の駐輪場不足について、大和市では民間と協定して取組んでいる。本市でも有効では?⇒協定を結び、大和駅、中央林間駅で実施している。東京都内では民間のみで拡大している。本市としては、行政の関わりについて、情報収集、調査をしていく。

228. 河川水路修繕費 5,098万1千円/2,138万2千円/2,508万5千円

堺委員

 長寿命化修繕計画について、河川ごとにどのように進めていくのか?⇒小糸川、滝川は2年間で、施設点検し、平成32年度に2河川の長寿命化修繕計画を策定していく。

229. 一色川改修費 4,448万1千円/1億92万4千円/3,241万6千円

230. 総合交通体系推進事業費 3,885万円/4,999万円/823万円

東木委員

 六会地区、善行地区でのノウハウをマニュアル化することについて提案したが、検討状況は?⇒善行、六会での2つの実証実験を参考にガイドラインを作成している。来年度中に使えるようにしていく。

 交通不便地域は沢山ある。市内企業の社員用送迎バス、病院の送迎バスなどを借りることも考えられるが?⇒地域の主体的取り組みを市が支援する仕組みで進めてきた。民間との連携などについて情報収集、研究に努めていく。

塚本委員

 ライフタウンでの連節バスはいつから運行されるのか?⇒ライフタウンターミナルの拡張をしている。平成30年度の早い段階でできるようにバス事業者と協議していく。

 急行バスの議論あったと思うが?⇒連節バスは急行運行の予定。

 辻堂駅への遅延について、渋滞は解消されたか?⇒祝祭日、経路変更した効果がでている。ある程度定時制の確保ができている。

231. 景観資源推進費 257万9千円/407万9千円/—

232. 健康と文化の森整備事業費 3,900万7千円/5,131万9千円/1,809万5千円

東木委員

 雨水調整詳細設計で、どのくらい整備の進捗が図られるのか?⇒浸水対策基本計画を策定している。全体で32,000トン溜める計画で、今回5,800トン溜める計画なので全体の18%となる。

 少年の森も一体的に整備すべきだが?⇒健康の森と少年の森は目的が違うが、一体感を持たせることが必要。フットパスにより、回遊できるよう今後、研究していく。

233. 新産業の森整備事業費 7,233万9千円/2,823万円/4億621万1千円

234. 健康の森保全再生整備事業費 2,775万7千円/3,609万円/3,272万8千円

235. 藤沢駅周辺地区再整備事業費 11億8,325万3千円/6億6,695万6千円/3億7,914万8千円

塚本委員

 藤沢駅再整備における、エリアマネジメントについて、エリアの合意形成と安定した運営が課題となる。民間の活動主体があらわれないと難しいと思うが?⇒鉄道事業者も前向きに検討されているので今後検討していく。安定的運営については、その仕組みを検討していく。

 条例でエリアを定める必要があるが?⇒条例でやるか特例でやるか今後検討していく。

山内委員

 駅のホームドア設置について、来年度の予定は聞いているか?⇒3/6にJRからホームドア設置計画が示され、藤沢駅は2020年度~2032年度頃までの計画となっている。また、小田急は昨年6月に大規模改修に合わせて設置をしていく予定とのこと。

236. 長後地区整備事業費 2,484万5千円/7,555万6千円/691万9千円

237. 江の島地区周辺整備事業費 2,122万9千円/80万4千円/81万円

原田委員

 駅前広場の通りを車両通行止めにした場合、課題は解消できるのか?⇒転回場所の確保は検討している。国道134号線に抜ける抜け道対策、踏切対策についても小田急と協議している。

 駅舎の解体工事の安全性を踏まえると、早い段階で車両通行止めににして進めるべきだが?⇒小田急との協議、広場用地の取得を含めて今後検討していく。

238. 善行長後線街路新設事業費 1,961万円/—/—

238. 村岡地区都市拠点総合整備事業費 2,252万8千円/9,312万4千円/1億5,035万8千円

239. 主要幹線道路対策費 86万6千円/114万5千円/114万5千円

240. 公園改修費 1億8,528万3千円/1億5,609万5千円/1億1,479万6千円

有賀委員

 スケートパークについて、複数年許可の検討状況は?⇒仮設の利用としていたが、複数年度の許可に向けて湘南なぎさパークと協議していく。

241. 近隣・街区公園新設事業費 2億1,996万9千円/2億2,797万3千円/1,376万8千円

242. 住宅環境整備事業費 3億6,172万1千円/3億8,642万5千円/—

243. 住宅政策推進費 718万3千円/617万7千円/—

清水委員

 将来人口減少する。今から中長期的視点にたつ必要ある。総量規制も1つの手法として考えるべきだが?⇒人口の流入、流出には一定量の物件が必要。住宅地での農地保全での建築抑制、商業地でも今後、高度利用地区を利用しながら必要な土地利用を促進していく。

有賀委員

 移住・定住政策をどう住宅マスタープランに取り入れていくのか?⇒来年度の住宅政策懇談会で意見をいただいてまとめていく。移住定住は住宅政策だけでは難しいが、検討していく必要あると考える。

244. 空き家対策関係費 951万6千円/1,235万4千円/781万2千円

原田委員

 空き家の利活用について、使いたくても家賃が高くて借りられない。家賃に対する補助もすべきだが?⇒審査会を組織してNPOも入っている。その中で、家賃補助より、初期費用のがほしいとのこと。

【予算の概況以外の項目】

塚本委員

 道路台帳GISと行政情報を一元化していくことが重要だが?⇒建築指導課に建築統合GISある。防災マップ、道路台帳など、建築GISに吸収して公表していく。

栗原委員

 鵠沼奥田線整備について、整備の優先度が高いのに区域内で建築が進んでいるが?⇒制限されるが、事業認可、着手前であれば、一定の条件で建築可能となる。

 用地取得の状況は?⇒平成30年2月末で、全体16,500㎡のうち、6,210㎡取得で37%の取得率。

 今後、地域住民への説明の考えは?⇒今後は、現地測量など、機会を捉えて説明していく。

 今後の進め方は?⇒まずは概略を検討、警察、小田急と協議、現地測量、地質調査し予備設計し事業認可を進め、10年以内の着手をめざしていく。

【消防費】

245. 応急手当普及啓発推進事業費 798万8千円/843万5千円/822万6千円

246. 消防団充実強化推進事業費 1,235万2千円/8,004万1千円/—

247. 消防自動車等整備費 1億9,980万3千円/1億5,569万5千円/3,591万7千円

248. 大規模震災等対策強化事業費 2,531万8千円/1,463万7千円/—

有賀委員

 本市では、ロボット未来推進プロジェクトで進めるが、消防局として新たなロボットの開発は?⇒ドローン、ロボットスーツなど様々なロボットある中で、消防局として、ロボット未来推進協議会に参加し、ユーザーとして企業、大学へ要望・提言している。

山口委員

 テロ災害への対応について、オリンピック開催時は、江の島周辺以外の体制がつくれないのでは?⇒オリンピック開催中でも、平常時体制を維持したうえで対応していく。

【予算の概況以外の項目】

塚本委員

 救急ボイストラ開発されたと聞いているが、内容は?⇒平成29年6月に全国配信され、15か国語で救急医療の専門用語も入っている。文字・音声でコミュニケーション取れるもの。

 本市の運用状況と効果は?⇒タブレットを救急隊4隊に配備し試行運用している。昨年7月から2月までで、外国人搬送89件のうち17件は日本語出来ないで、11件で救急ボイストラ活用した。コミュニケーション取れたほか、緊張をほぐせた、観察スムーズにできたなど、今後、全ての救急隊に配備していく。

★以上報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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