2017.6.21 本会議(5日目)~一般質問

 6月21日 10:00より、藤沢市議会6月定例会(5日目)が開催され、引き続き一般質問が行われました。内容の抜粋は次の通りです。

通告12番 原議員

1. いずみ野線延伸と周辺のまちづくりについて

(1)いずみ野線の延伸について

 B駅の位置は、小出川の浸水地区に近い。小出川の浸水被害の観点での議論は?⇒浸水対策は、健康と文化の森地区浸水対策基本計画を策定し取り組んでいる。平成27年度に仮設調整池の拡幅、28年度には、小出川の暫定改修工事をしている。降雨時でも、駅が高架式なので、駅利用者への影響は少ないと考える。

(2)A駅周辺のまちづくりについて

 A駅周辺のまちづくりをどう進めていくのか?⇒地元組織を設置し、意見・情報交換をする中で、実施計画の策定に向けて、取組を進めていく。

 秋葉台公園について、公園用地の確保状況は?⇒北部2-3区画整理区域内の7.5haの公園で、換地手法により、5.1ha、68%を確保している。事業計画により、平成47年度までの事業期間としたことから、換地手法と用地買収で進捗を図っていく。

 高倉遠藤線について、平成29年度末までに用地を確保していくとの事だったが、進捗状況と見通しは?⇒北警察署から菖蒲沢境交差点までの1.5kmの区間を幅員16mから25mに拡幅する。用地は95%確保しており、残りの5%の確保に取り組んでいく。整備は、県と協議して早期着手をめざしていく。

(3)B駅周辺のまちづくりについて

 健康と文化の森地区まちづくり計画が策定されているが、今後、どう進めていくのか?⇒線引きの見直しで、新市街地ゾーンとなった。計画的市街地エリアをを決めていく。地権者との勉強会、土地利用の意向の確認をし、市街地エリアを決めていく。

 まちづくり基本計画策定時のように協議体をつくっていくのか?⇒基本的には地権者と行政で連携して進めていくが、協議体の設置も検討していく。

 市街地整備の手法の決め方は?⇒区画整理が適しているが、地権者の負担もあるので、手法は勉強会、意見交換する中で決めていく。

 区画整理が最も適しているとの事だが、北部2-3地区の区画整理で事業費、期間が大幅に見直された。その状況の中で、新たな区画整理をすることに問題はないか?⇒どの手法でも、事業費の圧縮は必要。エリアの規模、整備内容により変わってくる。効率的なまちづくりを進めていく。

(4)健康の森について

 健康や医療を活かしたまちづくりが示されている。各テーマごとに進めていくのか?⇒まちづくりと足並みをそろえていく部分と、先行していく部分あると考える。手法を検証し、先行できるものは、着実に進めていく。

 農を活かしたまちづくりをどう進めていくのか?⇒農を活かし、身近な農を感じるまちづくりをめざしている。今後、営農環境の整備に取り組んでいく。

 遠藤葛原線の事業内容と進捗状況は?⇒新産業の森から横浜伊勢原線の1.5kmを葛原工区として、新産業の森から葛原綾瀬線までの0.7kmの用地取得ができていて進捗率は82%。残りの用地取得に努めていく。葛原綾瀬線から横浜伊勢原線までの0.8kmの着手を検討していく。

 遠藤葛原線は、補助幹線との事だか、綾瀬スマートインターチェンジ、新南北軸線を踏まえ、基幹道路に位置付け、片側2車線としていくべきだが?⇒新南北軸線の構想あるが、交通システム、ルートなど、先行していくことは困難。

 遠藤笹窪谷戸の里山保全再生事業の状況は?⇒NPO2団体、地元団体2団体、自然活動団体1団体が連携して、下草刈りなどを行っている。今後も活動団体と連携して緑地保全をしていく。

 都市公園・特別緑地保全区域の、平成31年度の都市計画決定に向けて、どう進めていくのか?⇒平成27年度に地権者の意向確認・現況測量をした。指定する区域の測量、資料作成、関係者との協議をしていく。

 谷戸利用エリアについて、田んぼ、菖蒲園、管理施設の設備が示されていたが?⇒来年度、詳細な設計を行っていく。

 フットパスについて整備の状況は?⇒ルートを職員が歩きながら課題を整理している。課題を踏まえて、広域的なフットパスを検討していく。

 歩道整備について、進んでいないが?⇒平成27年度までに現況測量した。事業費の精査などを進めている。
 

2. 石川地区方面へのバス路線の新設について

(1)バス路線の新設と諸課題について

 辻堂遠藤線への連接バス導入の見通しは?⇒ライフタウンバスターミナルから辻堂への急行運行を予定している。平成29年度のロータリー開始後、早い時期に導入していく。

 辻堂駅周辺の渋滞対策について、市の見解は?⇒テラスモール駐車場への動線とバス動線を変更して分離したことにより、週末の定時制の確保がされ、一定の効果があった。

 今後の対策は?⇒土・休日の特に雨天時、イベント時に渋滞が生じている。バス事業者とも協議して、更なる渋滞解消に向けた取組をしていく。

 ライフタウンバスターミナルの整備について、状況と今後の見通しは?⇒6月末にターミナルの工事が完了する。平成29年度中にバスロータリーの供用を開始し、30年度にトイレの整備を行い、バスターミナルを完成していく。

 石川方面への運行開始時期、本数などの見通しは?⇒平成31年度当初を目標とし、本数はバス事業者で検討中。

 運行路線の舗装状況は?⇒舗装の劣化がある。調査の結果、信号2か所、バス停2か所の計4か所は舗装の改修をする。

 平成31年度当初の運行開始、本当にできるのか?⇒平成29年度の運行を予定していたが、バス事業者との協議により、より良いルート設定としたことで、舗装改修が必要となった。平成31年度当初に石川方面への運行ができるように取り組んでいく。

通告13番 味村議員

1. 教育行政について

(1)教育行政のあり方について

 小学英語の教科化について、本市の英語教師の現状は?⇒平成32年度からの小学3~6年の外国語の授業をしていくうえで、国・県の人財育成の研修、本市の全ての小学校教員対象に、中学教師を派遣している。来年度からの移行期間に3-4年、5-6年の外国語を先行する予定。

 英語教育について、国に見直しを求めるべきだが?⇒新たな学習指導要領に沿って進めていく。

 ※特別な教科 道徳の教科書採択の手続き、教育委員会制度のあり方などについて質疑がされました。内容は割愛します。

通告14番 北橋議員

1. 都市農業の魅力をアップする取り組みについて

(1)国家戦略特区制度や生産緑地法改正による農家レストランの可能性について

 農家レストラン開設の進捗状況と見通しは?⇒開設者が法的手続きをしており、許可は7月下旬を見込んでいる。工事の進捗にもよるが、来春のオープンをめざしていると聞いている。

 生産緑地法が改正され、農家レストラン設置が可能となった。生産緑地内の設置の可能性は?⇒施設の敷地面積が生産緑地の20%以内、残す農地の規模、市内農産物での調理などの条件がある。建設には建築基準法が適用される。 

(2)若い生産者がやる気を起こす取り組みについて

 農業の担い手対策として、新規就農者の状況と耕作放棄地の状況は?⇒平成25年度は、新規就農者16人、内新規参入者5人/26年度は、新規就農者17人、内新規参入者6人/27年度は、新規就農者15人、内新規参入者4人。市内耕作放棄地は、25年度23.5ha/26年度18.3ha/27年度17.1ha/28年度16.7ha。

 新規就農者が増えることは良いこと。若い人への市のサポートは?⇒スマート農業支援を国・県も推進している。新たな取組に支援していく。

 地産地消について、市内大学との連携の考えは?⇒日大とわいわい市の協力で「ふじさわごはん」番組を作成して放送している。おいしい藤沢産のホームページにレシピを掲載している。

 わいわい市独自の取り組みは?⇒6月から、出荷者で、こども食堂への協力を始めている。 
 

2. 東京オリンピック・パラリンピックと商店会振興について

(1)現状と課題について

 ※東京2020オリンピックに向けた、地元商店会のあり方、気運の醸成、活性化等の質疑がされました。内容は割愛します。

通告15番 平川議員

1. 安心・安全なまちづくりについて

(1)命を守る取り組みについて

 救命講習を受けた人でも、一時救命措置はなかなかできない。119番通報時に、応急手当の口頭指導しているが、その効果は?⇒口頭指導の内容を検証し、指導力の向上を図ってきた。平成24年度、心肺停止375件に対して、口頭指導148件/25年度、心肺停止364件に対して、口頭指導229件/昨年度、心肺停止374件に対して、口頭指導316件と検証後、増加している。

 バイスタンダーのケアについて、人工呼吸、血液から感染症のリスク、更に悪化したらとの不安もあり、ストレスケアの必要がある。他市では、応急手当の後、感謝カードを渡しているところある。本市の考えは?⇒リスクに対してバイスタンダー保険を勧めている。感謝カードは、本市としては、応急手当のケアを説明する中で、感謝状を交付している。

 公共施設におけるAEDの設置状況は?⇒186か所。

 その中で、屋外設置の状況は?⇒ない。

 大和市では、小中学校のAEDを屋内から屋外に移設した。本市もそうすべきだが?⇒24時間のAEDについては、救急セーフティステーションをコンビニなどに働きかけている。盗難、紛失の課題もあるため、各施設に応じた設置、運営方法を検討していく。

2. 健康を守る取り組みについて

(1)残薬の取り組みについて

 本市の残薬に対する取り組み内容と効果は?⇒薬剤師会では、かかりつけ薬局に取り組んでいる。昨年6月、残薬バッグを加盟150店舗に配布し、市民へ普及啓発している。効果は、始めたばかりなので時間を要するが、利用者からは好評である。

 かかりつけ薬局推進の今後の取り組みは?⇒かかりつけ薬局は、服薬状況を把握し、重複を防ぐもので、地域に密着した薬局。薬剤師会では、チラシの配布、市民向けイベントでの普及啓発をしている。市でも、多職種研修会や地区別懇談会で意見交換している。

 普及啓発しているが、残薬の取組が広がっていない。服薬管理の情報の一元化に向けて、ICTを活用したシステムの構築が必要だが?⇒国も地域包括ケアシステムの中で、かかりつけ薬局でのICT活用を進めるとしている。まずは、薬剤師会と連携して、かかりつけ薬剤師、かかりつけ薬局の推進を進めていく。

通告16番 有賀議員

1. 安全安心まちづくりについて

(1)交通安全に関する諸課題について

 県が、本市を自転車交通事故多発地域に指定したが?⇒自転車交通事故による死者が4人だったため、指定された。事故原因を把握して啓発する必要ある。警察等と連携して、交通安全教室、キャンペーンなとで、市民への周知、原因を踏まえた対策をしていく。

 ルール違反の多い路線を把握しているのか?⇒信号無視、右側通行多い路線は、駅周辺や教育施設周辺で、街頭指導を行っていく。

 高齢者の運転免許の自主返納について、商品割引等の特典と移動支援との組み合わせが必要。移動支援の課題は?⇒高齢者の移動支援として、湘南スマイルバス、地域コミュニティ交通などの事業をしている。今年度からは、藤沢型地域包括ケアシステムの重点テーマの中で検討していく。

 自主返納について、実務のワンストップ化が必要。地域包括支援センターが、その窓口を担うべきだが?⇒地域包括支援センターでは、高齢者から自主返納の相談を受けている。自主返納の制度の周知啓発をしていく。

 北口通り線の藤沢駅北口交差点は、ミナパークから駅に向かうと右折できない。その理由は?⇒路線バスが転回するため、右折車両が滞留すると支障が生じるため。整備前から規制がされている。

 正面のペデストリアンデッキの側面に規制標識を付けるべきだが?⇒信号機横に標識を付ける。

 大道歩道橋の撤去スケジュールは?⇒平成30年度の撤去に向けて進めている。

 通学路のグリーンベルトの対象路線の選定は?⇒各小学校の通学路安全対策検討会議と警察等の合同会議で決めている。

 国道467号線、市役所前歩道に支柱があるが?⇒交通量車両感知器を支える支柱で、市が移設したもの。

 市の施設内に移設できないか?⇒県土木と協議して移設した。従来の歩道幅員80cmを3mに拡幅するので、安全性は確保されると考える。

 戸塚茅ヶ崎線の苅田消防出張所付近で死亡事故起きた。信号を設置できないか?⇒警察の判断。

 市から要望出せないか?⇒地元自治会・町内会からの要望で設置された事例もある。その際は支援していく。

2. 魅力あるまちづくりについて

(1)鵠沼海浜公園について

 スケートボード、BMXが、東京2020大会の公式種目となった。鵠沼海浜公園のスケートパークで、市内在住の期待選手が練習もしている。なぎさパークへの単年度契約しているが、単年度契約では安定的な運営ができないため、複数年度の契約にしていくべきだが?⇒暫定利用なので単年度契約としているが、なぎさパークが運営しやすいように複数年度での契約と、市との役割分担も検討していく。

通告17番 酒井議員

1. 教育行政について

(1)防球ネット事故再発防止対策について

(2)教育委員会の内部統制について

2. 公共施設整備における地域の合意形成について

(1)都市計画道路高倉下長後線について

(2)辻堂市民センター再整備における建設検討委員会について

3. 藤沢市核兵器廃絶平和推進の基本に関する条例に基づく取り組みについて

(1)日本政府の核兵器禁止条約不参加に対する日本非核宣言自治体協議会副会長である藤沢市長の姿勢について

(2)核兵器廃絶に向けた本市の取り組みについて

 ※質疑は割愛します。

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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