2014.10.24 藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会

 10月24日 9:30より、藤沢市議会藤沢都心部再生・公共施設再整備特別委員会が開催され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

 

1.藤沢市公共施設再整備プラン(案)

 6月30日の当委員会に示された藤沢市公共施設再整備プラン(素案)について、その後に実施された、パブリックコメント、市民説明会での意見などを踏まえた、藤沢市公共施設再整備プラン(案)が示されたものです。 ここでは、6月30日に示された素案の短期プランから変更された部分を太字・下線で示します。

【短期プラン】

(1)実施事業(施設整備)

①市庁舎再整備

 市庁舎整備については、この間、適宜報告をしてきましたので内容は割愛します。

 平成26年度 実施設計・本館等解体工事など/平成27年度 建設工事/平成28年度 建設工事/平成30年1月供用開始予定。 総事業費見込み 187億円。

②六会市民センター・北消防署六会出張所・第16分団 再整備

 平成26年度 解体工事、体育館改修工事、仮設庁舎賃貸借/平成27年度 建設工事、体育館改修工事等/平成28年度 仮設庁舎撤去/平成28年3月供用開始予定。 総事業費見込み 19億7,911万6千円。

 複合施設は、市民図書館・地区ボランティアセンター・地域包括支援センター・子育て支援センター。

③藤沢公民館・労働会館等整備

 老朽化した両施設について、労働会館の敷地を利用し、藤沢公民館との合築による再整備を行う。

 平成26年度 基本構想/平成27年度 基本設計、実施設計等/平成28年度 労働会館解体工事等/平成31年4月供用開始予定。 総事業費見込み 45億円。

④(仮称)ふじさわ宿交流館新設

 交流館については、この間、適宜報告をしてきましたので内容は割愛します。

 平成26年度 基本設計、実施設計、運営形態の検討等/平成27年度 建設工事/平成28年4月 供用開始予定。 総事業費見込み 1億7,165万1千円。

⑤(仮称)藤澤浮世絵館開設

 浮世絵館については、この間、適宜報告をしてきましたので内容は割愛します。 

 平成26年度 基本設計、実施設計、運営形態の検討等/平成27年度 内装工事等/平成28年4月 供用開始予定。 総事業費見込み 1億3,193万4千円。

⑥(仮称)アートスペース湘南開設

 アートスペースについては、この間、適宜報告をしてきましたので内容は割愛します。

 平成26年度 内装工事等/平成27年度 開設準備/平成27年10月供用開始予定。 総事業費見込み 3,165万5千円。

⑦生きがい福祉センター建て替え

 施設の老朽化に伴い再整備するもので、再整備によって生じた余剰地については、資産の有効活用を検討する。

 平成26年度 建設工事、敷地の有効活用の検討/平成27年度 建設工事、既存施設の解体、外構工事等/平成28年2月供用開始予定。 総事業費見込み 5億3,486万3千円。

⑧村岡子供の家新設

 地権者の意向により、借地を返還することとなり、昨年11月末に閉館した「村岡子供の家」について、民有地を賃借して整備するもの。なお、整備に合わせて、放課後児童クラブや多目的室の設置を検討する。

 平成26年度 地質調査、実施設計/平成27年度 建設工事/平成28年1月 供用開始予定。 総事業費見込み 1億6,624万5千円。

 複合施設は、放課後児童クラブ。

⑨しぶやがはら保育園建て替え

 しぶやがはら保育園については、この間、適宜報告をしてきましたので内容は割愛します。

 平成26年度 実施設計、建設工事、現施設の再利用の検討/平成27年度 建設工事/平成28年4月供用開始。 総事業費見込み 7億5,138万9千円。

⑩(仮称)環境分析センター整備

 水質汚濁防止法等に基づき、水質分析、大気中の分析などを辻堂浄化センター内で行っているが、施設の耐震性不足が明らかになったため、石名坂環境事業所敷地内に整備するもの。

 平成26年度 建物リース(1月分)/平成27年度 建物リース(1年分)/平成28年度 建物リース(1年分)/平成27年3月供用開始予定。 総事業費見込み 1億3,273万2千円。

⑪北消防署遠藤出張所新設

 遠藤地区における、出動から現場到着まで4分以内の体制を整えるため。

 平成26年度 測量・地質調査/平成27年度 基本設計・実施設計/平成28年度 建設工事/平成29年4月供用開始予定。 総事業費見込み 6億1,376万1千円。

⑫大鋸小学校・高谷小学校 仮設庁舎新設(リース施設)

 将来的な児童推計などから、新校舎の建設ではなく、リース施設での対応とします。大鋸小学校2教室分/高谷小学校4教室分。

 平成26年度 大鋸小学校仮設校舎リース・高谷小学校仮設校舎規模等検討/平成27年度 大鋸・高谷小学校仮設校舎リース/平成28年度 大鋸・高谷小学校仮設校舎リース/平成27年3月大鋸・平成28年3月高谷 供用開始予定。 事業費見込み 1億6,094万4千円(7年間のリース総額)

⑬給食調理場整備(滝の沢・駒寄・大清水小学校) 

 滝の沢・駒寄小学校は新設、大清水小学校は現調理場の老朽化に伴い、新たに建設する。その跡地については、学校施設としての有効活用を検討する。

 平成26年度 西部合同調理場解体工事、跡地利用の検討、滝の沢・駒寄小学校の調理場新設工事、大清水小学校の地質調査・実施設計/平成27年度 大清水小学校の調理場新設工事・西部合同調理場解体工事/平成28年度 大清水小学校の調理場新設工事/平成29年4月供用開始予定。 総事業費見込み 10億8,833万6千円。

⑭稚児が淵レストハウス建て替え

 老朽化に伴い、平成23年12月より閉鎖しているレストハウスについて、再整備をするもの。

 平成26年度 既存施設の解体、建設工事/平成27年4月供用開始。 総事業費見込み 1億3,949万3千円。

(仮称)藤沢駅北口第2自転車等駐車場設備

 この整備については、6月議会の報告で、内容を報告していますので割愛します。

 平成26年度 施設整備/平成27年4月 供用開始。 総事業費見込み 4億1,507万7千円。

⑯防災備蓄倉庫整備(大鋸、村岡東、片瀬目白山等)

 平成25年7月に改訂した、「藤沢市地域防災計画」において、地震災害による避難者数が69,000人から187,980人に見直されてことにより、防災場築倉庫の増設・更新を進めるもの。

 平成26年度 備蓄計画の見直し、防災備蓄倉庫の設置/平成27年度 防災備蓄倉庫設置個所の検討・設置/平成28年度 防災備蓄倉庫設置個所の検討・設置。 総事業費見込み 1億1,555万円。

⑰津波対策整備(湘洋中学校・鵠沼市民センター・市営鵠沼住宅)

 湘洋中学校については、既存校舎に津波避難階段を設置するとともに、新たな津波避難施設として、校舎棟を増築する。鵠沼市民センターは、耐震補強工事を実施し、緊急一時避難場所として屋上にのぼる避難階段、屋上フェンスを設置する。また、今後の建て替えについても長期プランに位置付ける。市営鵠沼住宅については、屋上に避難するための階段、屋上フェンスを4棟に設置する。

 平成26年度 湘洋中学校避難階段設計・設置工事・校舎棟増築設計、鵠沼センター耐震補強工事・避難階段設置工事/平成27年度 湘洋中学校校舎棟増築工事、鵠沼住宅階段設計/平成28年度 湘洋中学校校舎棟増築工事、鵠沼住宅階段設置工事。 総事業費見込み 9億8,865万9千円。

(仮称)天神スポーツ広場整備 附帯施設整備((仮称)天神スポーツ広場、葛原第二最終処分場上部、引地川親水公園)

 (仮称)天神スポーツ広場(野球場・多目的広場)の整備(更衣室、トイレ等を含)を行う。また、葛原第二最終処分場の上部にグランドゴルフ場やランニングコースなどを整備する。引地川親水公園には不足しているトイレを1基設置する。

 平成26年度 天神スポーツ広場現況測量・基本設計、葛原第二最終処分場上部グランドゴルフ場・ランニングコース等の工事、引地川親水公園トイレ設置工事/平成27年度 天神スポーツ広場実施設計・野球場工事、葛原第二最終処分場上部あずまや・トイレ等整備/平成28年度 (仮称)天神スポーツ広場野球場供用開始。 総事業費見込み 3億9,911万8千円。

⑮引地川親水公園簡易型便所新設  ⑱へ統合

 公園内には、現在トイレは1か所ありますが、敷地が16haと広大であり、利用者からの要望もあることから、簡易型トイレを、公園南側に設置するもの。

 平成26年度 設置工事、供用開始。 総事業費見込み 955万8千円。

⑲市民病院再整備

 市民病院の再整備については、この間、適宜報告をしてきましたので内容は割愛します。

 平成26年度 新東館建設工事。西館改修工事/平成27年度 東館建設工事、西館改修工事/平成28年度 新東館建設工事/平成29年12月供用開始予定。 総事業費見込み 105億4,146万8千円。

⑳下水道施設整備(辻堂浄化センター管理棟建て替え、各ポンプ場耐震化等)

 下水道総合地震対策計画に基づき、下水道機能を確保するため、施設の耐震化等を段階的に進める。また、耐震性が不足している辻堂浄化センター管理棟については、早期に建て替えを行う。

 平成26年度 辻堂浄化センター管理棟実施設計・仮設事務所リース契約、大清水浄化センター脱水機棟耐震設計・管理棟耐震補強、各ポンプ場耐震診断・耐震補強設計/平成27年度 辻堂浄化センター管理棟建設場所の整地、大清水浄化センター自家発電機棟耐震補強設計、各ポンプ場耐震補強設計・耐震補強工事/平成28年度 辻堂浄化センター管理棟建設工事等/平成30年4月供用開始予定(辻堂浄化センター管理棟)。 総事業費見込み 19億2,020万円(平成26~28年度)。

(2)実施事業(計画策定)

①地域コミュニティ拠点施設のあり方方針の策定

 地域コミュニティを形成するための施設(地域市民の家、自治会町内会館など)が、近隣で重複していることなどにより、稼働率が低い施設もあることから、施設の稼働状況に応じた、今後の施設のあり方方針を策定する。

 平成26年度 あり方方針の検討、策定/平成27年度 あり方方針に沿った施設整備の検討、関係団体等との調整/平成28年度 あり方方針に沿った施設整備の検討、関係団体等との調整。

②学校施設再整備計画の策定

 本市の将来人口推計や児童生徒数の将来推計、学校における教育環境や施設のあり方等を整理し、「学校施設再整備計画」を策定する。また、平成27年度以降順次、施設の耐力度調査を実施し、その結果を基に長寿命化、建て替えの判断をしていく。

 平成26年度 計画検討/平成27年度 計画策定、校舎耐力度調査(5校)/校舎耐力度調査(5校)。 かかる事業費見込み 1億円。

(3)検討事業

①善行市民センター再整備(善行保育園・善行乳児保育園等)

 老朽化している善行市民センターの建替えについて、隣接している平和台住宅が廃止され、その敷地の活用も含めた再整備を検討する。また、善行市民センター周辺には、道路により分断されている市有地が点在しているため、再整備に合わせて整理する。

 平成26年度 周辺市有地の活用検討、機能集約・複合化の検討/平成27年度 基本構想/平成28年度 基本設計、地質調査。 かかる事業費見込み 1億5,000万円。 

②辻堂市民センター再整備(南消防署辻堂出張所等)

 辻堂市民センターについて、現在の敷地は狭いため、県有地(元神奈川県職員住宅辻堂西アパート)を取得し、再整備を検討する。また、県有地南側に接する学校敷地・道路用地も含めた一体的な整備を検討する。

 平成26年度 県有地取得(土地開発公社による先行取得)、周辺市有地の活用検討、機能集約・複合化の検討/平成27年度 基本構想、取得建物解体設計/平成28年度 基本設計、地質調査、取得建物解体工事。 かかる事業費見込み 2億5,000万円。

③文化ゾーンの再整備(市民会館、南図書館等)

 文化ゾーンに位置し、老朽化が進んでいる市民会館、南市民図書館の再整備を基本に、当該敷地を活用した周辺公共施設の機能集約を検討する。

 平成26年度 基本構想策定に向けた基礎調査等の実施/平成27年度 基本構想策定に向けた庁内検討/平成28年度 基本構想。 かかる事業費見込み 2,493万円。

④村岡公民館再整備

 老朽化している村岡公民館について、村岡地区のまちづくり整備の進捗状況等を踏まえ、周辺公共施設との機能集約や複合化の検討を行う。

 平成26年度 庁内検討/平成27年度 検討/平成28年度 検討。

⑤文化財収蔵庫整備

 本市が収集した文化財を収蔵している施設(元善行学校給食合同調理場・元北部学校給食合同調理場・旧御所見市民センター)について、施設の老朽化、収蔵スペースが飽和状態化していることなどから、文化財収蔵庫の集約化に向けて、文化財等の整理を行うとともに、適切な管理方法について検討を進める。

 平成26年度 文化財等の整理と保管方法の検討/平成27年度 文化財等の整理と保管方法の検討/平成28年度 文化財等の整理と保管方法の検討

⑥老人福祉センターやすらぎ荘再整備

 老人福祉センターについては、現在の3館を基本に再整備の方針を検討する必要があるが、やすらぎ荘は旧耐震基準で建設され老朽化が進んでいることから、施設整備について検討する。また、食堂については、新たな運営者を選定し、利用者への昼食・軽食の提供が継続できるよう利便性の確保を図る。

 平成26年度 整備方針の検討、次年度以降の食堂運営事業者の選定/平成27年度 整備方針の検討、食堂のリニューアル、指定管理者の第3者評価の実施/平成28年度 整備方針の確定。

⑦太陽の家再整備

 太陽の家は、老朽化が進んでいるため、中長期的な運営の方針と施設整備について、検討を開始する。

 平成26年度 運営方針の検討/平成27年度 運営方針の決定/平成28年度 運営方針に沿った再整備の実施。

⑧ふれあいセンター再整備

 老朽化が進んでいるふれあいセンターについて、耐震診断を実施し、安全性を確認するとともに、今後の施設のあり方についての検討を始める。

 平成26年度 耐震診断、施設のあり方を検討/平成27年度 施設のあり方の決定/平成28年度 施設のあり方に沿った再整備の実施。 かかる事業費見込み764万7千円。

⑨湘南台地区ボランティアセンター新設

 現在未設置の湘南台地区に地区ボランティアセンターを新設する。新設にあたっては、現在検討されている、藤沢市地域の縁側(交流スペース)事業を加えた、高齢者から子どもまでが、いつでも気軽に立ち寄れる、多機能型拠点施設をめざす。

 平成26年度 開設準備委員会による検討、運営スタッフ・支援ボランティアの確保、施設の開設準備/平成27年度 施設運営/平成28年度 施設運営。 かかる経費は、開設場所が未定のため提示せず。 

⑩環境事業センター再整備(南北収集事務所統合整備)

 老朽化が進む環境事業センターの再整備に合わせ、収集業務の更なる効率化を図るため、南部収集事務所との統合に向けた検討をする。

 平成26年度 施設建設や再整備手法の検討/平成27年度 施設建設や再整備手法の検討/平成28年度 施設建設や再整備手法の決定。

⑪(仮称)バイオガス化施設新設(北部環境事業所し尿施設)

 バイオガス化施設については、この間、適宜報告をしてきましたので内容は割愛します。

 平成26年度 施設の整備方針の検討、決定/平成27年度 施設の整備方針に沿った事業推進/平成28年度 施設の整備方針に沿った事業推進。

⑪焼却施設再整備(石名坂環境事業所、北部環境事業所)

 利用施設の稼働状況と用地利用等を考慮し、環境への影響、経済性及び高効率発電による焼却エネルギーの活用等を総合的に判断し、施設再整備計画を策定する。また、し尿処理施設の再整備については、広域連携を視野に入れた処理方法のあり方を検討する。

 平成26年度 焼却施設の整備方針の検討・決定、処理方法のあり方の検討/平成27年度 基本構想(焼却炉整備)、処理方法のあり方の決定/平成28年度 基本設計(焼却炉整備)。 かかる事業費見込み 9,023万8千円。

⑫南消防署本町出張所(第9分団)再整備

 消防出張所の中で1番古い施設となっており、老朽が進んでいることから建替えに向けた検討を進める。なお、本敷地は藤沢宿内にあることから、歴史のまちなみに考慮した外観等を検討する。

 平成26年度 庁内検討/平成27年度 庁内検討/平成28年度 基本設計、実施設計、測量・地質調査等。 かかる事業費見込み 1,000万円。

⑬南消防署苅田出張所(第5分団)再整備(自家用給油所等)

 老朽化が進む苅田出張所について、建て替えに向けた検討を進める。また、自家用給油所については、現在、消防防災訓練センター(石川)に設置されていますが、南部の拠点として、設置の検討をする。

 平成26年度 自家用給油所の設置個所の検討/平成27年度 自家用給油所の設置個所の決定/平成28年度 整備手法の検討。

⑭藤が岡二丁目地区の再整備(藤が岡保育園等)

 複数の公共施設が同一街区内にあり、一体の敷地としての土地利用計画や周辺施設の機能集約など、施設整備の検討を行う。また、藤が岡保育園の運営中は、騒音や安全性の面から解体工事ができないため、まずは、仮設園舎の設置場所を確保し、倒壊の恐れのある元藤が岡職員住宅を早期に取り壊す。

 平成26年度 藤が岡保育園の仮設園舎の設置場所の検討、基本構想に向けた機能整理・庁内検討/平成27年度 事業手法の検討、基本構想/平成28年度 基本設計、解体設計。 かかる事業費見込み 1億7,000万円。

⑩葛原スポーツ広場整備

 少年野球場などの不足解消とスポーツ推進の観点から、葛原スポーツ広場の野球場の2面化に向けた検討を行い整備を進めていく。

 平成26年度 神奈川県との協議(農業振興地域の除外)、野球場2面化整備に伴う基本設計/平成27年度 事業推進/平成28年度 事業推進。かかる事業費見込み 614万5千円。

東木委員

 稚児が淵レストハウスについて、入札が不調だったが、今後のスケジュールに影響するのか?→9/11の入札、10/9の入札ともに不調となったが、来週、随意契約を結び、3/31工期としていく。

 市民会館の検討状況は?→今年度調査をしている。基本構想策定に向けて、専門業者へ委託していく。

 基本構想を前倒しで策定すべきだが?→今年度基礎調査の後、庁内での検討期間が必要。利用者等の意見を聞く時間などを考慮すれば難しい。

 市営住宅について、全体1,740戸というのは適正な戸数なのか?→空き室の募集状況から適正と考える。

 4階、5階の高齢者が低層階への移動について、どう対応しているのか?→相談を受け、空き室があれば対応している。今年度は3件の相談があり、2件は住み替え、1件は、空きがなく待ちの状態。

 エレベーター設置の考えは?→階段室型なので、それぞれにエレベーターを付ける必要があり、コストがかかることから難しい。建設の機会を捉えて、検討していく。

 地区ボランティアセンターには、事務室機能があればよい。市民センターへの配置に限らず考えるべきだが?→ボランティアの活動拠点であり、居場所・サロン事業を展開している地区もある。市民センターに限って設置するのではなく、各地区の実情に応じて設置する。

諏訪間委員

 公共施設再整備プラン(素案)の市民説明会をなぜ、北部地区で開催しなかったのか?→北部・中部・南部を念頭に考え、北部側で、再整備の多い地区として、湘南大庭市民センターでの開催とした。

 地区ボランティアセンターについて、湘南台地区で整備の要望あるが?→公共施設の中に整備するか民間施設に整備するか協議し、早い時期に開設できるようにしていく。

 公共施設再整備に当たっては、市内業者だけで整備するべき。業者選定の基本的考え方は?→公共事業発注基本方針では市内業者を優先としている。規模や条件により、対応していく。

 市内業者だけでJVを組めると思うが?→公共施設再整備プランの中で、市内業者を位置付けることは難しい。機能、規模によっては市外も考えられるが、市内業者が前提となる。

 市民病院の工事では、3割程度、市内業者発注することだったが、チェックできているか?→条件を付して発注している。工事を進めていく中で、努力をしていると思うが、無理な場合もあると考える。

有賀委員

 湘南C-Xの、C-1街区を5年間駐車場として貸しているが、公共施設再整備プランの中での位置づけは?→公共施設再整備プランは、施設があるものを中心にしているので、位置付けていない。

 公共施設再整備プランの進捗管理について、議会への報告は?→1つの部内の取り組みについては、常任委員会に報告。複数の部に関係するものは、都心部再生・公共施設再整備特別委員会に報告する。

松長委員

 アートスペース湘南について、市内大学生への声掛けはどうしていくのか?→若手芸術家のリストアップしているが、出身大学、出身美術予備校などとのネットワーク化など、学生とのつながりをつくっていきたい。

 神台公園へのオブジェの展示など広げていくべきだが?→視野に入れている。企画展も含めて、各部と調整し、将来に向けて検討していきたい。

 再整備の優先度をチェックした施設以外の公共施設数は?→優先度をチェックしたのは、旧耐震基準施設であり、全体では325施設、1,218棟。

 1,218棟は、最終的にどの程度になっていくのか?→これからの検討。

脇委員

 (仮称)ふじさわ宿交流館について、障がい者用の駐車場ぐらいは確保すべきだが?→施設の北側に使用できるよう、配慮していく。

 文化財収蔵庫について、今後、どう展示していくのか?→図書館、学校、市民ギャラリーなどで。

 保管だけでなく、展示の検討も公共施設再整備プランに入れるべきだが?→公開型の収蔵施設が望ましい。ふじさわ宿交流館、浮世絵館を有効に使用しながら、公開型を視野に入れて検討していく。

柳沢委員

 太陽の家について、複合化の検討とあるが対象施設は?→今後、運営方法・方針も含めて検討していく。

 太陽の家は、労働会館と同じ時期に建てられており、耐震性にも問題がある。事業の優先度をもっと、はっきりさせるべきだが?→透明性・客観性については、複合化、運営形態の検討、市民の意見・要望などを踏まえての、事業選択となる。

 選択するうえで、利用者や利用団体からの意見を聞いていくのか?→安全性が1番。意見の聞き方は、施設整備の基本構想の段階で意見をいただき、進めていく。

 焼却施設の再整備について、焼却は極力減らしていく考えだったと思うが?→ごみ減量の基本姿勢は変わっていない。資源化の方向性も変わっていない。より効率的な廃棄物処理施設をつくっていく。

 焼却しないで済む方向性を打ち出すべきだが?→現在は、人口増に伴い、ごみ量も増加傾向にある。今後の方向性を検討していく。

 財政見通しについて、今後、実質公債費率はどうなっていくのか?→特定財源の確保、基金の活用をしたうえで、起債を活用していく。今後は、短期プランの事業を含めて、事業の見通しがたった段階で、シミュレーションし、健全財政を確認しながら進めていく。

大野委員

 郷土づくり推進会議に、公共施設再整備プラン素案の説明をしたが、どのような資料で説明したのか?→地区ごとの概要版を作成し説明した。

 市民説明会での資料は?→同じもの。

 市民説明会への参加139人をどう捉えているか?→予想通り多くの市民に参加いただいた。

 今後の説明会の予定は?→個々の施設ごとの説明となる。

 

2.藤沢公民館・労働会館等再整備基本構想(中間報告)について

 現時点での、基本構想の内容が報告されたものです。主なポイントは次の通りです。

(1)基本構想の基本的な考え方

 ①安全性の確保

 ②施設の長寿命化

 ③機能集約・複合化による施設数の縮減

 ④防災機能の強化

 ⑤複合化による利便性の向上(各機能の有効活用及び相乗効果)

 ⑥複合化による多世代間交流の場の創出

(2)施設の概要(新施設へ整備される施設)

 ①藤沢公民館

 ②労働会館

 ③藤沢市民図書室

 ④藤沢地域包括支援センター

 ⑤地域生活支援センターおあしす

 ⑥藤沢子供の家

 ⑦藤沢西部地区ボランティアセンター

 ⑧放課後児童クラブ(新設)

 ※以上の施設の複合化施設として、基本構想プロポーザル提案では、建物は6階建、4階の部分で、隣接する都市計画公園と行き来できるようになっています。

(3)今後のスケジュール

 ①今年度中の基本構想策定に向けて、市民・利用者等への説明や意見聴取を随時行い、基本構想に反映できるようにする。

 ②平成27年3月の基本構想(案)策定を目途とする。

松長委員

 敷地の面積と価値は?→藤沢公民館が約387坪、労働会館が約1,000坪、価値は詳しく検証していない。

 藤沢高校跡地を利用した方がよかったのでは?→県から無償を前提としていた用地が、20~25億円かかることとなったため、市有地で再整備できないか検討した結果、今回の結論となった。

 労働会館機能は必要なのか?→昭和51年に労働者・事業者の福利厚生を目的として開設された。現在、30人未満の中小企業は市内企業の93%を占めており、従業員数でも全体の半数を占めている。勤労者のための施設は必要と考える。今回は、周辺公共施設を含めて複合化を進めるもの。

 中小企業の方は利用しているのか?→中小企業の事業者が研修の場として利用している。

 労働会館の施設規模は必要なのか?→勤労者のための機能は必要。その他、複合化による多機能が共有化できるため、全体としての効率化を図っていく。

東木委員

 セキュリティの考えは?→管理運営を検討する中で考えていく。子どもの施設もあるので、現状のセキュリティを踏まえて検討していく。

柳沢委員

 藤沢市民の家と伊勢山市民の家が複合化されない理由は?→利用率が高く、機能発揮されている。利用者の意見も踏まえての結果。

 複合化した場合としない場合の財政比較しているのか?→財政的には約2億8,600万円の縮減となるが、そのほかに新たな児童クラブ、駐車場の確保などもできる。また、維持管理費は含まれていない。

 近隣への日照の影響は?→現状よりやや高くなるため、日照を十分検討していく。住民へは今後、十分な説明をしていく。

 会議室について、建替え中の代替えを検討してほしいとの声があるが?→建替え中の会議室の確保は難しいが、障がい者就労などの機能は実施していく。勤労者サークルには藤沢公民館を利用してもらうよう案内している。

 複合化により、会議室は減るのか?→これからの検討だが、現状の利用率、共用化による効果も踏まえて検討していく。

 利用料はどうなるのか?→精査して検討していく。

 公共料金のあり方にはルールがあるが?→具体的な料金については、公共料金検討委員会の中で、整理をしていく。

 管理運営については、湘南台文化センターのようなイメージか?→今後の検討だが、そのように考えている。

 

 以上、報告とします。

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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