2012.12.10 こども文教常任委員会

 12月10日 9:30より、こども文教常任委員会が開催され、傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

陳情24第20号 安心安全な中学校給食の自校方式による実施を求める陳情

 この陳情は、①学校給食法に基づき、教育の一環としての中学校給食を実施すること。②災害時の炊き出しの拠点ともなるので、調理場を校内でつくり、放射能汚染対策にもなる自校方式の給食を実施すること。などを求めるものです。

東木委員

 平成26年度に小学校の給食が自校方式となるが、何年かかったのか?→35年。

 中学校給食の実施方法には3方式あるが、施設コスト面の比較は?→自校方式76億円、センター方式51億円、デリバリー方式7億円。

 調理室の設置について、スペースが物理的に困難な学校は?→19校中、図面上では、羽鳥・高倉・湘洋は難しい。また、明治・村岡は、テニスコートをつぶす必要がある。

栗原委員

 小学校給食は何時から始まったのか?→昭和22年から、小学校5校で始まった。

 中学校給食は何時からなくなったのか?→昭和54年度から小学校給食の単独校化を進めてきた。中学校給食での残さや、実施校と未実施校で授業時間の差があること。未実施校の給食実施が見込めないことなどから昭和55年3月末に、ミルク給食へ移行した。

加藤(なを子)委員

 中学校給食検討委員会でアンケートを実施したと思うが、内容は?→どのような方法が良いかという内容。

 実施するにあたって1番の課題は?→日課表、部活へ与える影響と財政的な問題。

 中学校でのミルク給食について、牛乳が選択制になり、飲まない生徒が増えているとの事だが?→平成23年度の状況では、秋葉台中学は100%、一番少ないところが鵠沼中学で13%。牛乳パックのリサイクルが始まり、開いて洗う作業、グリーストラップがないため、下水に直接流れることから、各学校の判断となっている。

武藤委員

 教育委員会として、3方式のをどう捉えているか?→食育の観点からは、全ての方式で差はない。

 それはなぜか?→全ての方式で栄養士が指導するので。

 自校式にした場合、19校するにはどのくらいの時間がかかるのか?→試算していないが相当かかる。

 

 質疑の後、討論・採決。我が会派としては、中学校給食検討委員会での議論を見守るべきであり、主旨不了承としました。共産党が主旨了承としましたが、主旨不了承となりました。

 

報告(1) 賃借型保育所の再募集の結果及び藤沢型認定保育所制度の検討状況について

 この報告は、標記の内容について、報告がされたものです。内容の抜粋は次の通りです。

1.賃借型保育所の再募集の結果について

 ①(株)こどもの森

  場所は、藤沢市鵠沼花沢町1-12の6階建て建物の2・3階全フロアー。保育所面積442㎡で、定員は60人。平成25年6月1日開設予定。

 ②(株)サクセスアカデミー

 場所は、藤沢市藤沢989-4他の3階建て建物全部。保育所面積578㎡で、定員は80人。平成25年9月1日開設予定。

2.藤沢型認定保育所制度の検討状況について

 待機児童解消の図る制度として、藤沢市独自の「藤沢型認定保育所」を創設し、待機児童の解消及び、認可外保育施設の保育環境の充実を図るもの。

 ①主な認定基準

  ・定員10人以上

  ・保育室の広さ 1.98㎡/児童1人

  ・保育従事者の資格 3/4以上が有資格者

  ・保育料 58,000円/月が限度

 ②補助金額

  ・0歳児 46,000円/人

  ・1歳児 23,000円/人

  ・2歳児 23,000円/人

  ・3歳児 8,000円/人

 ③子ども子育て関連3法との関連性

  関連3法の成立により、国では平成27年度から、新制度の本格施行を目指している。この新制度における給付制度は、「施設型給付」と「地域型保育給付」に区分されるが、現状の認可外保育施設は、給付対象にならない。認可外施設が給付対象となるには、新制度による基準を満たし、「施設型給付」の対象となるには県の認可等を、また、「地域型保育給付」の対象となるには、市町村の認可等を受ける必要がある。

 なお、新制度における基準など詳細は、まだ示されていないが、今回の市独自の制度による認定保育施設となることで、将来的に新制度における給付対象施設へ移行できる可能性は高いと考える。

 待機児童の解消が本市の喫緊の課題であることから、新たな給付制度が施行されるまでの間は、この「藤沢型認定保育所制度」を実施していきたいと考えている。

 ④今後のスケジュール

 平成24年12月~平成25年1月 市内認可外保育施設に対して、制度内容の説明会を行い、対象施設の選定を行う。

 平成25年1月~ 対象施設に対して、認定要件等の調査を行い、実施施設を確定。

 平成25年4月1日 制度実施。

 

報告(2) 学校教育ふじさわビジョンの改定について

 この報告は、藤沢市の学校教育はどうあるべきか、そのめざす理念を示し、学校が重点的に取り組むべきことを提起した「学校教育ふじさわビジョン」が平成15年に策定された。その後、平成18年には教育基本法が改正、20年には学習指導要領が改定、23年度には藤沢市教育振興基本計画が策定された。これらの新しい方向性や内容との整合性を図るとともに、これまでの取り組みの成果と課題を総括し、学校教育の新たな指針を示すために、「学校教育ふじさわビジョン」を改定することとした。

1.基本理念

 ①自己の知

  自分自身を客観的に見つめ、未来に向けて自分を成長させていく知。

  自分とは何か、周りの人と、どのようにつながっているか、自分は何をしたいのか等を自己評価し、自己有用感、自己表現、自己啓発につなげていく知。

 ②状況の知

  周りの変化や求めを感じ取り、自分自身が状況をしっかり見つめ、判断し、取るべき行動様式を身につけていく知。

 ③かかわりの知

  さまざまな人々との関係や社会との結びつきをつくろうとする知。

  自然や歴史上の事柄や祖先の知恵など、目に見えないものとつながろうとする知。

※ここでいう「知」とは、「ひと」「もの」「こと」との関係の中で、子どもの中に育まれる能力であり、社会に関わろうとし、周囲の状況を見極めながら行動できる「知」を意味し、一般的な「知識」として身につける「知」とは異にするものです。子どもたちの言葉だけの知識を覚えさせるのではなく、本当に、その子どもの身についた、生きて働く知識としての「知」を育む必要があると考えます。

2.めざす子ども像

 未来を切り開いていくことのできる「生きる力」にあふれた、たくましいふじさわの子ども。

 ①いつも夢や希望を持つ

 ②自分や他人を大切にする

 ③困難な状況にあっても粘り強く対処する

 ④自分を生かし、人の役に立つ

 ⑤ともに育つ

3.めざす学校像

 子どもたちに学力の基礎・基本の定着を図り、安心してともに学び、ともに育つ学校。広く地域(市民)と協働する学校。

 ①子どもたち一人ひとりを大切にする

 ②子どもの声が響き、笑顔があふれている

 ③保護者、地域とともに歩む

 ④子どもの育ちをチームで支える

4.めざす教師像

 専門家としての責任とプライドを持ち、子どもたちの学びを支えるために「ひと」「もの」「こと」とのかかわりの中で、学びをデザインする教師。

 ①子どもに寄り添い、子どもの豊かな成長を支える

 ②子どもたち一人ひとりの可能性を引き出し、伸ばす

 ③豊かな人間性を持ち、子ども・保護者から信頼される

 ④自分自身を高めるとともに、学びあう姿勢を持つ

5.引き続き取り組むべき課題

 ①いじめ・暴力行為・不登校にかかる課題

 ②長期的な視点での子どもの育成を図るための、幼稚園・保育所・小学校・中学校・特別支援学校間の連携のあり方

 ③特別な教育的支援を必要とする児童生徒の増加への対応

 ④保護者・地域との連携のあり方

6.各種調査結果から、今後取り組むべき課題

 ①「全国学力・学習状況調査」の結果から、知識に関する問題の正答率に比べ、活用に関する問題の正答率が低い傾向がみられ、道筋をたてて考えたり、自分の考えを整理して表見したりする力をつける。

 ②「全国体力・運動能力、生活習慣等調査」の結果からは、年齢が上がるにつれて、運動をする子としない子がはっきりと分かれる傾向がみられ、健康体力、生活習慣について、食育も含めた指導のあり方を研究する。

 ③「学習意識調査」の結果からは、児童生徒にとって学校が、友達づきあいの場として、重要な意味をもっていることが分かり、そうした学校の役割りを大切にしながら、意欲を持って学習に臨めるような授業のあり方を研究する。

 

報告(3) 学校生活についてのアンケート調査の結果について

★この報告は、貴重な調査結果であり、ぜひ、児童生徒を持つ保護者の方には、読んでいただきたいと思います。

 この報告は、少子化、核家族化が進む中で、子どもたちの対人関係を構築する力や、コミュニケーション力の低下から、トラブルやいじめに発展することが懸念されていることから、子どもの実態を把握し、指導に活かすことを目的に実施した、アンケート調査の結果が報告がされたもの。

1.調査対象

  全市立小・中学校児童生徒

 ①小学生

  1年生3,628 2年生3,811 3年生3,852 4年生3,743 5年生3,749 6年生3,806 計22,589人 回収率98.4%

 ②中学生

  1年生3,405 2年生3,358 3年生3,384 計10,147人 回収率97.9%

2.調査内容「学校生活についてのアンケート」

 ①設問1~4は、「学校生活の中で嫌な思いをしている児童生徒の把握」

 ②設問5は、「自己の行動の見直し」

 ③設問6~8は、「周囲の児童生徒の意識」

3.各設問の結果と分析

設問1

①ひやかされたり、からかわれたり、嫌なことを言われたことがある。

小1 17.8%/小2 26.6%/小3 29.2%/小4 31.7%/小5 26.7%/小6 22.2%/中1 31.6%/中2 26.1%/中3 20.2%

※ほぼ20%~30%となっている。全般的には、学年が上がるにつれ、減少していく傾向。小学生は4年生がピークで6年生では減少しているが、中学1年で再び増えている。中学校に進学したことで、新しい人間関係を築く中で起きているものと考えられる。中学校3年生になると20.2%と小学1年生を除いて最も低くなっており、自己の行為の良し悪しに気づいたり、人との関わり方を身に付けたりしていることの表れであると考える。

②仲間はずれにされたり、無視されたりした。

小1 13.0%/小2 20.5%/小3 17.6%/小4 16.4%/小5 12.8%/小6 8.9%/中1 9.4%/中2 6.9%/中3 5.7%

※小学2年生の20.5%をピークに学年が上がるにつれ減少している。これも①と同様に、判断力やコミュニケーション力の向上により、減少するものと考えられる。

③持ち物を取られたり、かくされたりした。

小1 9.0%/小2 14.2%/小3 14.4%/小4 14.3%/小5 11.1%/小6 8.2%/中1 10.6%/中2 8.8%/中3 6.3%

※小学校低学年から高学年になるにつれ減少するものの、中学1年生で上昇し、学年が上がるにつれ減少している。

④なぐられたり、けられたりした。

小1 13.5%/小2 19.8%/小3 16.5%/小4 17.2%/小5 11.5%/小6 9.1%/中1 11.3%/中2 10.0%/中3 7.2%

※小学校低学年から高学年になるにつれ減少するものの、中学1年生で上昇し、学年が上がるにつれ減少している。

⑤お金を出させられたり、おごらされたりした。

小1 1.2%/小2 1.7%/小3 1.6%/小4 2.1%/小5 1.8%/小6 0.9%/中1 1.4%/中2 1.9%/中3 1.8%

※学校外で起こるケースが多い。学年によって大きな違いがみられない。

⑥パソコンや携帯電話で悪口を言われたり、書き込まれたりした。

小1 1.2%/小2 1.2%/小3 0.9%/小4 1.3%/小5 1.3%/小6 1.2%/中1 2.0%/中2 2.4%/中3 3.2%

※利用機会の多い中学生で、学年が上がるにつれ増加している。

⑦その他

【小学生】

・体重を馬鹿にされた ・目立ちすぎると言われる ・かげ口を言われた ・にらんでくる ・自分のものを勝手に使われる ・変なあだ名をつけられた

【中学生】

・わざとぶつかってくる ・陰口 ・あだ名をつける ・ブログに悪口を書かれる ・お金を返してくれない ・落書き ・「死ね」と言われた ・靴を隠された

設問2

設問1の①~⑦のようなことから、学校に来るのがつらくなることがある。

小1 11.2%/小2 16.6%/小3 14.1%/小4 13.9%/小5 9.8%/小6 8.7%/中1 7.4%/中2 8.9%/中3 6.9%

※「学校に来ることがつらい」と感じている児童生徒は、小学生で全体の約12%、中学生で約8%。言葉による冷やかしや、からかいは比較的表面化しやすく、その場で指導することができるが、その他の行為については、発見・実態把握が難しく、長期化しやすいことから、早期発見・早期対応が必要である。教師は日ごろから、子どもたちの人間関係の把握に努め、「元気がない」「食欲がない」「周りに友人がいない」などのサインを見逃さず、気になることがあったら、すぐに話を聞いたり、スクールカウンセラーに相談したりすることが大切である。また、日ごろから家庭との連絡を密にし、保護者と連携を図る必要がある。

設問3

友だちのことで悩んでいることや、心配なこと、相談したいことがある。

小1 9.5%/小2 12.4%/小3 11.1%/小4 13.2%/小5 10.9%/小6 10.8%/中1 9.4%/中2 9.6%/中3 9.0%

※どの学年も10%前後という結果。教師は、クラスの中に友人関係で悩んでいる児童生徒が4~5人程度いることを念頭におく必要がある。

設問4

設問3で、「はい」と答えた人。悩みを相談したいと思う人は誰ですか?

【小学生】

・先生 ・家族 ・友達 ・だれもいない

【中学生】

・友人 ・先生 ・養護教諭 ・家族 ・先輩 ・スクールカウンセラー ・スクールバディ ・誰もいない

※小・中学生とも「家族・先生・友人」をあげており、家族・友人とともに、教師と児童生徒との信頼関係も築かれていると考えられる。反面、ごく少数ではあるが、「相談したい人がいない」と回答している児童生徒がいる。日ごろから、教師側から積極的に声をかけ、相談しやすい雰囲気をつくるとともに、子どもの気持ちに寄り添い、「いつでも話を聞くから相談してほしい」というメッセージを様々な形で発信し、児童生徒が悩み事を相談できるような、よりよい人間関係の構築に、より一層努める必要がある。

設問5

周りの人に、次のようなことをしたことはありますか?

①ひやかしたり、からかったり、嫌がることを言った。

小1 8.2%/小2 12.0%/小3 16.9%/小4 22.3%/小5 22.8%/小6 26.1%/中1 33.4%/中2 27.3%/中3 22.5%

※設問1の「されたことがある」と比べてみると、小学1年生から5年生までは下回っているが、小学6年生以上は、「したことがある」が上回っている。低学年ほど、自身の行為を自覚できておらず、罪の意識が低いものと考えられる。

②仲間はずれにしたり、無視したりした。

小1 4.2%/小2 6.1%/小3 6.8%/小4 7.6%/小5 7.0%/小6 7.7%/中1 8.5%/中2 6.0%/中3 4.1%

※①と同様のことが言える。

③持ち物を取ったり、かくしたりした。

小1 4.5%/小2 5.0%/小3 5.5%/小4 6.8%/小5 6.3%/小6 6.2%/中1 7.5%/中2 5.5%/中3 3.4%

※すべての学年で「したことがある」が「されたことがある」を大きく下回っている。「された」方は、嫌だと思っていても、「した」方は、他人の物を勝手に使って返さなかったり、隠したりということについて、罪の意識が低下しているためと思われる。

④なぐったり、けったりした。

小1 7.4%/小2 9.0%/小3 9.7%/小4 12.9%/小5 10.0%/小6 10.6%/中1 11.4%/中2 9.1%/中3 7.5%

※小学1年生から4年生で、「したことがある」が「されたことがある」を大きく下回っている。相手にちょっかいをかけるという行為はよく見られ、している方は、ほとんど罪の意識がなく、ふざけているだけ、と考えていると思われる。中学校では、やってはいけないという意識がありながらも、やってしまうと考えられる。

⑤お金を出させたり、おごらせたりした。

小1 0.6%/小2 0.6%/小3 0.6%/小4 0.9%/小5 0.8%/小6 0.5%/中1 0.9%/中2 1.1%/中3 1.1%

 ※「した」方は、たいしたことではないと考えていると思われる。

⑥パソコンや携帯電話で悪口を言ったり、書き込んだりした。

小1 0.2%/小2 0.2%/小3 0.4%/小4 0.6%/小5 0.6%/小6 0.8%/中1 2.1%/中2 1.5%/中3 1.6%

※携帯電話の所持率と連動して上昇しているが、少ないながらも、小学生の低学年でも「したことがある」と回答している。中学生では、1年生を除いて、「されたことがある」が「したことがある」を下回っている。ネットは、匿名性が高く、直接相手と対峙することがないため、罪悪感が薄い。携帯電話やインターネットの利用率に比べてトラブルが少ないのは、情報モラルの成果と言えるが、引き続き取り組みを進めていく必要がある。

⑦その他(人が嫌がるようなこと)

【小学生】

・あだ名をつけた ・ふざけから、けんかになった ・物を持ってこさせる ・「死ね」と言った ・無視した ・たたいた ・陰口を言った ・仲間外れにした ・ボールをわざと強くぶつけた ・物を壊した、隠した

【中学生】

・悪口 ・陰口 ・あだ名をつける ・罰ゲーム ・物を壊した、隠した

設問6

同じ人が繰り返し、次のようなことをされている場面を見たり、聞いたりしたことはありますか?

①ひやかされたり、からかわれたり、嫌がることを言われていた。

小1 14.8%/小2 26.3%/小3 30.1%/小4 33.9%/小5 30.4%/小6 34.6%/中1 44.4%/中2 36.7%/中3 27.2%

②仲間はずれにされたり、無視されたりしていた。

小1 11.5%/小2 21.3%/小3 24.1%/小4 22.0%/小5 19.2%/小6 20.1%/中1 20.4%/中2 16.6%/中3 13.6%

③持ち物を取られたり、隠されたりしていた。

小1 9.3%/小2 15.4%/小3 17.6%/小4 21.0%/小5 18.2%/小6 14.0%/中1 17.8%/中2 16.6%/中3 10.9%

④なぐられたり、けられたりしていた。

小1 13.5%/小2 22.7%/小3 23.3%/小4 22.4%/小5 16.3%/小6 15.5%/中1 18.4%/中2 15.0%/中3 10.7%

⑤お金を出させられたり、おごらされたりしていた。

小1 2.1%/小2 2.3%/小3 1.8%/小4 1.8%/小5 2.6%/小6 2.7%/中1 2.2%/中2 3.4%/中3 2.4%

⑥パソコンや携帯電話で悪口を書き込まれていた。

小1 1.0%/小2 1.2%/小3 1.3%/小4 1.1%/小5 1.7%/小6 1.7%/中1 3.8%/中2 4.9%/中3 6.6%

※年齢が高くなると「見たり、聞いたりしたことがある」児童生徒の割合が増えるのは、周りで起きていることに対する意識の度合いが高まっているためと思われる。全般的には、「された」に比べて、「見たり、聞いたりしたことがある」割合が高いのは、同一の行為を複数の児童生徒が「見たり、聞いたり」しているためと考えられる。

設問7

設問6のようなことから、まわりに、学校に来るのがつらくなっている人がいると思いますか?

小1 10.9%/小2 22.5%/小3 23.6%/小4 28.4%/小5 24.3%/小6 24.4%/中1 28.3%/中2 26.7%/中3 21.4%

※設問2の「学校に来るのがつらいと思う時がある」と比較すると、「学校に来るのがつらくなっている人がいると思う」という児童生徒の割合は、学年が上がるにつれて、上昇している。これは、周りで起きていることを認識したり、相手の気持ちを考えたりできる児童生徒が増えているためと思われる。道徳や学級活動を通して、「相手の気持ちを考える」ことや公正な判断が身についた結果であると考える。

設問8

設問6の場面を見たり、聞いたりしたら、どうしますか?

【小学生】

・大人や先生に言う ・「何をやってるの?」と声をかける ・話を聞く ・助ける ・止める ・注意する ・仲間に入れてあげる ・友達なら助ける ・一緒に立ち向かう ・見て見ぬふりをする ・何もできない ・知らないふりをする

【中学生】

・助ける ・先生(大人)に言う ・相談に乗る ・仲間にいれる ・仲介する ・慰める ・スクールバディに相談する ・バディルームに行く ・絶対に許せないし、ひどいと思うから出来るなら止めたい ・度が過ぎたら止める ・止めるべきだが、止められるかわからない ・見て見ぬふりをする ・何もしない ・自分がやられると思うと怖くて助けられない ・関わりたくない

※「何かをしなければならない」児童生徒が多数いるという結果が報告されている。これは、学校や家庭での取組みの成果であると考えられる。一方で、「自分がやられると思うと助けられない」、「見て見ぬふりをする」という回答が見られた。

4.今後に向けて

 今回の調査結果から、学校生活の中で、つらい思いをしている児童生徒が相当数いることがわかった。教育委員会は、学校に対して、学校・学年・学級における指導を活かすこと、特に、無視、仲間はずれ、持ち物へのいたずら等、対応が遅れると、いじめに繋がりかねない事案や、暴力、金銭の授受等、深刻化が懸念される事案については、個人面談等を行い、早期に発見して対応するよう指導した。 

  

報告(4) 平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について

 この報告は、平成24年4月、小学6年生と中学3年生の児童生徒を対象とする、全国学力・学習状況調査が文部科学省より抽出された全国の小・中学校の約30%の学校で全国一斉に実施され、その報告がされたものです。各正答率は、次の通りです。

【小学校平均正答率】

藤沢市(公立) 国語A 82.1%     国語B 55.9%     算数A 74.3%     算数B 62.2%     理科 62.5%

県(公立)    国語A 80.3~81.8  国語B 54.7~56.8  算数A 71.4~73.4  算数B 59.0~61.3  理科 59.8~61.7%

全国(公立)   国語A 81.4~81.7  国語B 55.4~55.8  算数A 73.1~73.5  算数B 58.7~59.1  理科 60.8~61.1%

【中学校平均正答率】

藤沢市(公立) 国語A 78.0%     国語B 66.2%     数学A 65.5%     数学B 54.8%     理科 53.15%

県(公立)    国語A 74.3~75.6  国語B 62.9~64.2  数学A 60.3~62.2  数学B 48.7~50.9  理科 48.9~50.3%

全国(公立)   国語A 75.0~75.2  国語B 63.2~63.4  数学A 62.0~62.3  数学B 49.2~49.5  理科 50.9~51.1%

 

報告(5) NPO法人による図書館の運営について

 この報告は、平成23年4月1日から、辻堂市民図書館の運営業務をNPO法人に委託しましたが、順調に運営されていることから、平成24年4月から湘南大庭市民図書館もNPO法人に委託することとしました。委託から、約8か月が過ぎましたので、運営状況について報告がされたものです。

 なお、NPO法人による運営が、おおむね良好に運営されていると報告されたものです。内容は割愛します。

以上、報告とします。

 

 

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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