9月26日 10:00より、藤沢市議会9月定例会(9日目)が開催され、令和6年度決算認定、健全化判断比率等の報告、出資団体の決算報告についての質疑、決算特別委員会付託などが行われました。内容の抜粋は次の通りです。
※本会議質疑は、質問者と市側で答弁調整をしているため、質問・答弁のメモをとるのが難しいことから、ここでは、質問の抜粋(要約)を掲載します。関心のある質問・答弁については、インターネット中継録画、議事録等をご覧ください。
認定第1号 令和6年度藤沢市一般会計歳入歳出決算の認定について
原田議員
・災害時の対応について、DMATとの調整について、代表質問以降の取組状況は?
・災害時の福祉避難所について、代表質問以降の取組状況は?
・災害時の介護事業所のBCPの取組状況は?
・生活保護費の給付削減訴訟に対する賠償の考えは?
・学校教育での暑さ指数31度のときに持久走をしていたと聞いた。教育委員会の把握と対応は?
・いじめ重大事態案件について、第三者委員会の調査終了までの期間は?
・子どもをいじめから守る条例を活用して、いじめ被害者への支援状況は?
・いじめ重大事態について、これまで教員の処分はあったのか?
・児童相談所での一時保護の状況と死亡事故後の対応は?
・フリースクール等に関する陳情が趣旨了承となった。不登校の実態調査が必要だが?
・地域の縁側が開始から10年を迎える。今後の方向性は?
・子ども青少年部で行っている発達支援講座を教員が受けられるようにしてほしいが?
・職員の地域活動休暇の検討状況は?
・村岡地区の地域モビリティの取組状況は?
・企業版ふるさと納税の可能性は?
認定第2号 令和6年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 令和6年度藤沢市墓園事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 令和6年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 令和6年度藤沢市介護保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 令和6年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計歳入歳出決算の認定について
議案第38号 令和6年度藤沢市下水道事業費特別会計剰余金の処分及び決算の認定について
認定第7号 令和6年度藤沢市民病院事業会計決算の認定について
※以上の認定議案は、決算特別委員会に付託されました。
※決算特別委員会委員は、西委員・栗原委員・石川委員・谷津委員・安田委員・佐野委員・吉松委員・松尾委員・味村委員となりました。
報告第20号 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について
この報告は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律により、議会に報告、公表するもので、財務部長より報告がされました。
1. 健全化判断比率
(1)実質赤字比率 一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で、「早期健全化基準は11.25%」
藤沢市は、令和6年度の実質赤字比率を参考までに算定するとマイナス(黒字)7.58%となっており、令和5年度の同比率、マイナス(黒字)6.85%と比較すると0.73ポイント改善している。早期健全化基準の11.25%を18.83ポイント下回っており、良好な状態にある。
(2)連結実質赤字比率 全会計を対象とした実質赤字額または資金不足額の標準財政規模に対する比率で、「早期健全化基準は16.25%」
藤沢市は、令和6年度の連結実質赤字比率を参考までに算定するとマイナス(黒字)19.68%となっており、令和5年度の同比率、マイナス(黒字)19.51%と比較すると、0.17ポイント改善している。早期健全化基準の16.25%を35.93ポイント下回っており、良好な状態にある。
(3)実質公債費比率 一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率で、「早期健全化基準は25.0%」
藤沢市は、令和6年度の実質公債費比率は5.3%となっており、令和5年度の5.2%と比較すると、0.1ポイント悪化しているが、早期健全化基準の25.0%を19.7ポイント下回っており、良好な状態にある。
(4)将来負担比率 一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、「早期健全化基準は350.0%」
藤沢市は、令和6年度の将来負担比率は46.4%となっており、令和5年度の45.2%と比較すると1.2ポイント悪化しているが、早期健全化基準の350.0%を303.6ポイント下回っており、良好な状態にある。
2. 資金不足比率
(1)下水道事業費特別会計資金不足比率
令和6年度の資金不足比率資金不足比率を参考までに算定するとマイナス(資金不足が発生していない)27.3%となっており、令和5年度の同比率、マイナス(資金不足が発生していない)26.3%と比較すると1.0ポイント改善している。経営健全化基準20.0%を47.3ポイント下回っており、良好な状態にある。
(2)市民病院事業会計資金不足比率
令和6年度の資金不足比率を参考までに算定するとマイナス(資金不足が発生していない)34.2%となっており、令和5年度の同比率、マイナス(資金不足が発生していない)43.4%と比較すると、9.2ポイント悪化しているが、経営健全化基準20.0%を54.2ポイント下回っており、良好な状態にある。
※報告終了となりました。
報告第21号 藤沢市民会館サービス・センター株式会社の経営状況について
石井議員
・市民会館閉館に伴い、市民会館サービスセンター(株)について、会社自体は解散するのか?
・保有する財産はどうなるのか?
・市民会館閉館に伴う利用団体への支援の考えは?
報告第22号 一般財団法人藤沢市開発経営公社の経営状況について
柳沢議員
・湘南ライフタウンと新産業の森での土地売却の内訳は?
・湘南ライフタウンに保有する土地で賃貸状況と売却可能の土地の状況は?
・新産業の森の西部地区で保有している面積は?
・有価証券の含み損について、経営への影響は?
・辻堂ココテラスの1部を市が使用している。貸付金額は?
・藤沢市に毎年寄付することになっているが、残りの寄付期間と金額は?
・今後の経営の見通しは?
報告第23号 藤沢市土地開発公社の経営状況について
柳沢議員
・鵠沼奥田線の用地先行取得の状況と取得理由は?
・鵠沼奥田線の用地取得の進捗状況は?
・鵠沼奥田線について、10年以内に着手できる見通しは?
・村岡地区の土地貸付は終了となるのか?
・今後、この土地は藤沢市が買い戻すのか?
・当期損失の理由は?
報告第24号 株式会社藤沢市興業公社の経営状況について
報告第25号 公益財団法人藤沢市まちづくり協会の経営状況について
報告第26号 公益財団法人藤沢市みらい創造財団の経営状況について
塚本議員
・みらい創造財団が運営する児童クラブの公共施設の不適切利用について、どのような実態だったのか?
・今後の対応は?
・報告資料の中にある財務書類への不記載について、代表監査の見解は?
・今回の不適切利用について、監査事務局の見解は?
・今回の不適切利用の財務書類への記載について、修正して議会に報告すべきだったが?
・今回の不適切利用に対して、財団と市の責任は?
報告第27号 公益財団法人藤沢市保健医療財団の経営状況について
報告第28号 公益財団法人湘南産業振興財団の経営状況について
※上記8報告は、報告終了となりました。
議案第40号 教育委員会委員の任命について
この議案は、藤沢市教育委員会委員の任命について、議会に同意が求められたものです。
※この議案は、全会一致で同意されました。
議案第41号 公平委員会委員の選任について
この議案は、藤沢市公平委員会委員の選任について、議会に同意が求められたものです。
※この議案は、全会一致で同意されました。
議案第42号 固定資産評価審査委員会委員の選任について
この議案は、藤沢市固定資産評価審査委員会委員の選任について、議会に同意が求められたものです。
※この議案は、全会一致で同意されました。
議案第43号 オンブズマンの委嘱
この議案は、藤沢市オンブズマンの委嘱について、議会に同意が求められたものです。
※この議案は、全会一致で同意されました。
人権擁護委員候補者の推薦
この件については、市長が法務大臣に対して推薦するに当たり、議会に意見が求められたものです。
※この件については、全会一致で市長依頼の通り決定しました。
※以上、報告とします。