2021.3.9 予算等特別委員会(4日目)~環境保全費・民生費(社会福祉費)

 3月9日 9:30より、藤沢市議会予算等特別委員会(4日目)が開催され、引き続き令和3年度予算の審査がされました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、委員及び市側職員の人数制限をする中での運営となっていますので、私も自宅にてインターネット中継を傍聴しています。内容の抜粋は次の通りです。

★なお、本日は午前中に市役所で打合せがありましたので、質疑の抜粋は午後からの分の掲載となります。

【一般会計歳出】

 次に示すものは、令和3年度予算の概況(歳出) ※金額は、左側が令和3年度、中側が令和2年度予算 、右側が令和元年度予算

【環境保全費】

52. 環境基本計画関係費 2,314万3千円(拡充事業)/98万7千円/95万7千円

53. 地球温暖化対策関係事業費 3,567万3千円(拡充事業)/3,305万2千円/3,675万4千円

54. 環境啓発推進事業費 1,064万5千円(拡充事業)/892万5千円/1,126万2千円

55. 緑地保全事業費 1億6,087万8千円/1億4,949万6千円/1億3,226万4千円

55. 自然環境共生推進事業費 700万9千円/880万9千円/608万8千円

56. 緑地改修事業費 4,207万5千円/4,592万5千円/1億6,508万5千円

57. 海岸美化関係費 5,859万7千円/5,470万6千円/4,132万円

58. 不法投棄防止等対策費 1,681万5千円/816万3千円/821万3千円

59. 交通安全啓発費 1,122万4千円/1,122万5千円/719万8千円

60. 防犯対策強化事業費 864万6千円/714万8千円/867万9千円

61. 安全・安心まちづくり対策会議事業費 103万4千円/103万4千円/98万3千円

62. 街頭防犯カメラ設置推進事業費 1,247万5千円/952万8千円/938万円

63. 浄化槽設置助成事業費 407万2千円/409万8千円/404万4千円

【予算の概況に掲載されていない事業に対する質疑】

【民生費】

64. 民生委員活動費 6,713万1千円/6,652万4千円/6,778万3千円

65. 社会福祉協議会関係費 1億390万2千円/1億6万3千円/1億2,680万7千円

66. 生きがい福祉センター業務委託費 3,805万8千円/3,765万円/3,678万2千円

佐賀委員

 高齢者、障がい者、女性等に就業の機会を提供するとのことだが、女性の状況は?⇒主に短期的な就業を求めるもので広報の集配など。

 このような就業機会の提供は、高齢者、障がい者、女性だけでよいのか?⇒庁内で検討していく課題と捉えている。

67. シルバー人材センター事業会計助成金 4,820万5千円/4,811万7千円/4,970万6千円

68. 地域福祉プラザ運営事業費 9,456万5千円/9,129万5千円/—

69. 愛の輪福祉基金積立金 1,516万3千円/1,526万4千円/1,050万円

70. 愛の輪福祉基金事業費 1,013万7千円/1,225万8千円/1,013万7千円

71. 介護人材育成支援事業費 852万9千円(拡充事業)/1,431万7千円/1,502万3千円(拡充事業)

72. 成年後見制度等推進事業費 3,891万7千円/3,815万円/3,743万3千円(拡充事業)

73. 生活困窮者自立支援事業費 6,444万円/4,490万1千円/4,956万1千円(拡充事業)

安藤委員

 住居確保給付金が増額されているが、他の事業の拡大の考えは?⇒令和3年度予算の中で、学習支援事業所を1か所増やしていく。

 コロナ下で、生活に困窮した生活相談は、まず、どこにすればよいのか?⇒相談窓口の明確化は重要と考える。まずは、福祉総合相談窓口へ。そこから必要な相談につなげていく。

 まずはここに、という周知が必要だが?⇒人それぞれ相談内容が違う。一旦は来た窓口で相談を受けて、受けたところで適切な部署につなげていく。

 分庁舎と本庁舎に分かれている。今後の相談体制づくりの考えは?⇒分庁舎には、バックアップふじさわ社協が、本庁舎には、バックアップふじさわがある。それぞれ同じ支援ができるが得意分野があるので、互いの連携で進めていくので、どちらに相談されても対応できる。

甘粕委員

 子どもの学習支援について、来年度の取組は?⇒新たに御所見地区に設置していく。

佐賀委員

 学習支援について、教員などのマンパワー確保の状況は?⇒ボランティアの中で、元教員、市内大学生での学習支援できればと考える。

74. 包括的支援体制推進事業費 9,675万5千円/9,486万6千円(拡充事業)/8,414万円

75. 藤沢型地域包括ケアシステム推進事業費 100万2千円/211万5千円/220万5千円

甘粕委員

 認知症VR体験を拡充すべきだが?⇒令和元年度の市民まつりでブースを設けた際、VRの事業者から子ども向けの認知症VR作製の話があり、幅広い年代向けのVR体験を考えている。

 ごみ屋敷の実態調査の結果は?⇒令和元年9月に調査した結果の109件を訪問して目視では把握したところ、近隣へ影響あるものとして、ごみ2件、樹木5件、ペットの多頭飼育1件だった。

 他市の条例制定の状況は?⇒横浜市、横須賀市、鎌倉市で制定されている。

 ごみ屋敷対策について、今後の方針は?⇒ごみ屋敷への対策は、1つは、当事者への対応で、福祉的アプローチが必要。もう1つは、近隣への影響に対する対応で、強い対策が必要。まずは当事者への対応を考えていく。条例が良いのかガイドラインにすべきか、検討して議会に報告していく。

76. 地域の縁側等地域づくり活動支援事業費 2,555万5千円/2,759万5千円/3,053万円

平川委員

 事業費減額の理由は?⇒コロナの影響で、新規募集を見送ったため。

77. 窓口業務等協働事業推進費 2億9,588万8千円/2億4,715万9千円/9,757万2千円

味村委員

 国保業務に加えて、後期高齢者医療業務、国民年金業務を窓口委託するが、現在従事している会計年度任用職員はどうなるのか?⇒1年度ごとの更新であり、委託事業者への転籍も案内していく。

78. 障がい者福祉手当 4億1,409万1千円/4億539万7千円/3億9,943万2千円

79. 心身障がい者介護手当 2,095万1千円/2,104万9千円/2,139万9千円

80. 学園等運営委託費 1億8,050万円/1億7,900万円/1億7,750万円

81. 障がい者等医療助成費 18億754万3千円/19億4,104万2千円/18億1,155万7千円

平川委員

 一般財源減額の理由は?⇒扶助費が主なもので、令和元年度決算、令和2年度実施状況などを踏まえて積算している。コロナの影響も考慮したもの。

 受診控えをしないようにしていくべきだが?⇒受診控えは本人の判断になるが、県外医療機関受診の際の手続きの利便性を高めていく。

甘粕委員

 65歳以降の寝たきりについて、回復の実績は、4年間で11人。寝たきりからの回復に向けた取組は?⇒一度寝たきりになると回復は難しいので、寝たきりにならないような福祉の取組が必要と考える。

82. 障がい者等歯科診療事業運営費 1億4,858万9千円/1億4,848万9千円/1億5,041万8千円

83. 障がい者等福祉タクシー助成事業費 1億3,051万5千円/1億3,645万円/1億4,099万4千円

味村委員

 予算が600万円ほど減額になっているが?⇒対象者、交付金額に変更はないが、コロナの影響による外出控えを考慮したもの。

 タクシー券について、月2,400円では足りないとの声ある。拡充していくべきだが?⇒通院日数の多い人工透析の方へは1.5倍の交付としている。アンケートをしているので、月2,400円のまま、利用しやすい制度としていく。

84. 障がい者就労支援事業費 1,746万2千円/1,746万2千円/1,746万2千円

平川委員

 障がい者就労支援について、コロナ禍での状況は?⇒湘南地域就労援助センターで、障がい者就労の企業開拓、就業支援、就業定着の支援をしている。

 直近の実績は?⇒令和3年1月末で、就労援助センター利用登録者の内、就労は累計で580人、昨年度末より45人増えている。

 障がい者の就労率向上に向けた市の考えは?⇒就労定着支援事業所は市内13か所ある。一般就労目標は90人だが、令和元年度111人を一般就労につなげているので、次期計画で目標を180人に引き上げていく予定。

85. 心のバリアフリー推進事業費 107万3千円/326万2千円/256万5千円(拡充事業)

86. 介護給付費等事業費 68億3,603万8千円/65億9,193万9千円/64億168万8千円

87. 障がい児通所給付費等事業費 22億2,229万6千円/20億6,677万2千円/17億7,942万9千円

88. 地域生活支援事業費 4億2,495万1千円/5億6,541万3千円(拡充事業)/6億539万3千円(拡充事業)

89.【新規】障がい者相談支援事業費 1億1,237万9千円/—/—

90. 老人措置事業費 2億9,109万5千円/2億6,340万8千円/2億7,881万7千円

91. 老人クラブ助成費 881万9千円/904万7千円/885万1千円

92. 敬老事業費 1,527万5千円/1,442万3千円/1,704万4千円 

93. いきいきシニアセンター施設整備費 774万3千円/5,566万6千円/1億5,287万4千円

94. 湘南すまいるバス運行事業費 4,097万1千円/4,062万8千円/3,917万7千円

95. 要援護高齢者福祉タクシー助成事業費 107万5千円/124万8千円/152万1千円

96. 寝具乾燥消毒事業費 192万4千円/181万円/215万5千円

97. 紙おむつ支給事業費 3,370万6千円/3,274万4千円/3,044万5千円

98. 緊急通報システム事業費 2,255万9千円/7,666万1千円/6,298万2千円

佐賀委員

 ながら見守りも必要だが?⇒地域で見守る活動は重要になっていくと考えている。

99. 高齢者いきいき交流事業費 2億392万3千円/2億2,320万5千円/2億529万5千円

味村委員

 予算2,000万円減額の理由は?⇒今年度の利用状況、過去2年の実績、人口などに加えて、コロナの影響も考慮している。

 行革の中で、茅ヶ崎方式の優待事業としていくとのことだが、今後も現行のサービス水準としていくべきだが?⇒必要な人に必要なサービスが提供できるように検討していく。

100. いきいきシニアライフ応援事業費 151万9千円/178万1千円/182万5千円

101. 敬老祝金事業費 1,127万3千円/1,203万8千円/1,107万3千円

102. 地域包括支援センター整備事業費 820万1千円/795万3千円【新規】(9月補正)/—

【予算の概況に掲載されていない事業に対する質疑】

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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