2020.9.25　議員全員協議会

　9月25日　13:10より、藤沢市議会議員全員協議会が開催され、「市政運営の総合指針2020」の改定について、その取組状況が報告されました。内容の抜粋は次の通りです。なお、今回は、改定素案の「第1章　基本方針」までが示されたものであり、第2章の「重点方針」は次の議員全員協議会（12月議会中を予定）で示される予定です。

1.　名称

　（仮称）藤沢市市政運営の総合指針2024～2040年に向けた持続可能なまちづくりへの転換～

2.　計画期間

　令和3年度～6年度

3.　重点方針

※次の議員全員協議会で示す予定

【長期的な視点の体系】

1.　めざす都市像

　郷土愛あふれる藤沢～松風に人の和うるわし　湘南の元気都市～

2.　3つのまちづくりコンセプト（めざすべきまちの姿の明確化）

（1）サスティナブル藤沢

　藤沢らしさを未来につなぐ持続可能な元気なまち

（2）スマート藤沢

　最先端テクノロジーを活用した安全安心で暮らしやすいまち

（3）インクルーシブ藤沢

　共生社会の実現をめざす誰一人取り残さないまち

3.　8つの基本目標

（1）安全な暮らしを守る

（2）文化・スポーツを盛んにする

（3）豊かな環境をつくる

（4）子どもたちを守り育む

（5）健康で安心な暮らしを支える

（6）地域経済を循環させる

（7）都市基盤を充実する

（8）市民自治・地域づくりを進める

4.　長期的な視点に反映させた各部の課題

　長期的な視点に反映させるために、各部から20年後を見据えた長期課題に関する理事者ヒアリングを実施しました。各部から出された長期課題は次の通りです。

【総務部】

1.　デジタル市役所とスマート藤沢の実現
2.　社会構造の変化に対応した行政組織の構築及び人材の育成
3.　行財政改革の推進

【企画政策部】

1.　ＳＤＧ’ｓ（持続可能な開発目標）及び2040年問題にへの対応
2.　公共施設の更新コスト等の縮減
3.　外国人市民の増加への対応

【防災安全部】

1.　人口減少社会及び超高齢社会の到来への対応
2.　気候変動に伴う極端な気象や自然災害の増加への対応
3.　高齢者を含む市民を守るための防犯対策
4.　高齢者の交通安全対策

【市民自治部】

1.　市民協働による地域づくり
2.　公共施設の再整備
3.　各種手続きのオンライン化

【生涯学習部】

1.　歴史的建造物等の保存・活用
2.　文化芸術の継承・発展
3.　スポーツ環境の充実
4.　今後の図書館のあり方

【福祉健康部】

1.　介護の担い手不足への対応
2.　障がい者人口増加への対応
3.　火葬件数（死亡者数）の増加対応に伴う藤沢聖苑（火葬場）の再整備
4.　大庭台墓園立体墓地等の再整備
5.　地域活動の醸成（多世代に渡る人材発掘）
6.　包括的な支援体制の推進
7.　施設老朽化への対応
8.　認知症高齢者の増加への対応

【保健所】

1.　健康寿命延伸に向けた取組の推進
2.　医療・介護にかかる扶助費等増加への対応
3.　地域課題に沿った保健事業の総合的な推進

【子ども青少年部】

1.　少子化の進展と子どもの居場所
2.　少子化の進展と孤独
3.　将来にわたる安定した保育提供体制の確保

【環境部】

1.　プラスチックごみの削減
2.　食品ロスの削減
3.　超高齢社会への対応
4.　廃棄物処理施設の長期整備計画策定
5.　長期的視点を踏まえた地球温暖化対策

【経済部】

1.　消費者の商店街離れへの対応
2.　人手不足への対応
3.　Society（ソサエティー）5.0への対応
4.　中小企業の操業環境の維持、向上
5.　ニートや引きこもりの長期化、高齢化への対応
6.　漁業経営の安定化
7.　農業従事者の減少と、それに伴う耕作放棄地の増加への対応
8.　水田保全への対応
9.　畜産経営の安定化
10.　ハード・ソフト両面での観光施策の推進

【計画建築部】

1.　コンパクトシティ＋ネットワークのまちづくりへの対応
2.　誰もが移動しやすい交通体系の構築
3.　大規模な自然災害等への対応
4.　都市活力の充実と良好な景観や自然環境等の保全への対応
5.　耐震性が不十分な住宅や耐震診断義務付け対象建築物の解消へ向けた対応
6.　公共施設の老朽化を今後の財政に見合った施設整備の計画、改修とすること
7.　直接建設型市営住宅の建替え
8.　少子超高齢社会、人口減少社会への対応
9.　歴史・文化を活かしたまちづくりの取組

【都市整備部】

1.　村岡新駅設置及び拠点形成の投資的効果を最大化するための取組
2.　長後地区の慢性的な交通渋滞
3.　市民農園に関する運営について
4.　新たな緑の広場設置事業の運営、活用
5.　公園愛護会の高齢化による活動団体の減少への対応
6.　公園施設の長寿命化計画の推進
7.　都市公園の機能・配置の再編、再整備
8.　緑地（緑道）整備の推進
9.　市内の生態系の悪化・希少生物の減少の進行への対応
10.　藤沢駅周辺の社会資本ストックの高質な維持、更新、活用
11.　健康と文化の森地区における将来の新駅整備を見据えたまちづくりの推進
12.　里地里山の保全・利活用及び担い手の創出・拡充
13.　北部第二（三地区）土地区画整理事業5箇年整備計画に基づく事業の進捗管理

【道路河川部】

1.　道路ストックマネジメントの推進
2.　道路舗装修繕計画の推進
3.　橋りょうの耐震化及び長寿命化の推進
4.　橋りょうの架替事業の推進
5.　街路樹管理・整備の方向性の整理
6.　長期計画となる河川改修への対応
7.　河川施設の対応
8.　都市計画道路の整備推進
9.　自転車の快適な利用環境づくりへの対応
10.　駐輪場整備の推進
11.　バリアフリー化事業の推進
12.　無電柱化事業の推進

【下水道部】

1.　下水道事業における経営基盤の強化
2.　汚水処理施設の整備・促進
3.　雨に強いまちづくりの促進
4.　下水道の強靭化
5.　下水道事業における地球環境保全の取組

【消防局】

1.　変化・多様化する災害及び社会全体の変化への対応
2.　救急体制の充実・強化
3.　感染症への対応

【教育部】

1.　一人ひとりの可能性が最大限高められ、誰もが活躍できるための教育の実現
2.　感染症に対応した子どもたちの学習保障の充実
3.　学校と地域との連携・協働による子どもたちへの支援
4.　教職員がやりがいをもっていきいきと働くことができる環境の整備
5.　子どもたちにとってよりよい教育環境を整備する視点から、学校の適正規模、適正配置
6.　効率的・効果的な学校施設の老朽化対策
7.　中学校給食の喫食率向上と安定的な運営

※以上、報告とします。