2020.7.29 災害対策等特別委員会

 7月29日 9:30より、災害対策等特別委員会が開催されました。通常なら会議を傍聴するのですが、密を避ける委員会運営がされていましたので、自宅にてインターネット中継を傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

1. 新型コロナウイルス感染症に関する保健所の取組等について

(1)市内感染者の発生状況 ※委員会資料に最新情報を追加・修正しています。

1例目/3月11日発表/40代女性/会社員/市内在住
2例目/3月11日発表/20代女性/学生/市内在住

3例目/3月22日発表/20代男性/会社員/市内在住/スペイン渡航歴
4例目/3月22日発表/40代男性/自営業/市内在住
5例目/3月22日発表/30代女性/自営業/市内在住

6例目/3月25日発表/20代男性/自営業/市内在住

7例目/3月30日発表/40代男性/大学職員/市内在住/イギリス渡航歴
8例目/3月30日発表/40代男性/自営業/市内在住

9例目/4月3日発表/40代男性/会社員/市内在住/陽性患者の接触者

10例目/4月5日発表/20代男性/アルバイト/市内在住

11例目/4月7日発表/30代男性/契約社員/市内在住
12例目/4月7日発表/50代女性/警察職員(非常勤)/市内在住

13例目/4月8日発表/40代男性/自営業/市内在住
14例目/4月8日発表/20代男性/会社員/市内在住
15例目/4月8日発表/20代男性/会社員/市内在住/スペイン渡航歴
16例目/4月8日発表/20代女性/飲食店店員/市内在住
17例目/4月8日発表/50代男性/介護職/市内在住/陽性患者の接触者
18例目/4月8日発表/20代男性/学生/市内在住/陽性患者の接触者
19例目/4月8日発表/20代男性/会社員/市内在住/陽性患者の接触者

20例目/4月9日発表/80代男性/無職/市内在住
21例目/4月9日発表/30代女性/飲食店店員/市内在住
22例目/4月9日発表/50代男性/国家公務員/市内在住
23例目/4月9日発表/50代男性/警察官/市内在住

24例目/4月10日発表/70代女性/無職/市内在住/陽性患者の接触者
25例目/4月10日発表/20代男性/飲食店店員/市内在住
26例目/4月10日発表/40代女性/会社員/市内在住/神奈川県発表と重複

27例目/4月11日発表/50代男性/会社員/市内在住
28例目/4月11日発表/30代男性/会社員/市内在住

29例目/4月12日発表/20代男性/学生/市内在住

30例目/4月14日発表/40代男性/自営業/市内在住
31例目/4月14日発表/40代男性/会社員/市内在住
32例目/4月14日発表/20代女性/藤沢市保健所/市内在住

33例目/4月15日発表/40代男性/自営業/市内在住
34例目/4月15日発表/40代男性/会社員/市内在住
35例目/4月15日発表/70代男性/無職/市内在住
36例目/4月15日発表/20代女性/看護師/市内在住

37例目/4月16日発表/30代男性/パート職員/市内在住/陽性患者の接触者
38例目/4月16日発表/30代男性/警察官/市内在住
39例目/4月16日発表/30代男性/会社員/市内在住

40例目/4月17日発表/50代男性/会社員/市内在住
41例目/4月17日発表/60代女性/パート職員/市内在住

42例目/4月18日発表/40代女性/無職/市内在住/陽性患者の接触者
43例目/4月18日発表/80代男性/無職/市内在住
44例目/4月18日発表/80代女性/無職/市内在住/43例目と同居家族

45例目/4月19日発表/70代男性/無職/市内在住/陽性患者の接触者

46例目/4月20日発表/70代男性/無職/市内在住
47例目/4月20日発表/60代男性/警察職員/市内在住
48例目/4月20日発表/60代男性/団体役員/市内在住/陽性患者の接触者/神奈川県発表と重複

50例目/4月24日発表/50代男性/会社員/市内在住
51例目/4月24日発表/50代女性/無職/市内在住
52例目/4月24日発表/10代女性/学生/市内在住
53例目/4月24日発表/10代女性/学生/市内在住/50例目~53例目は同居家族

54例目/4月26日発表/60代女性/自営業/市内在住

55例目/5月4日発表/50代男性/自営業/市内在住
56例目/5月4日発表/10歳未満男子/市内在住

57例目/6月5日発表/70代男性/無職/市内在住
58例目/6月5日発表/70代女性/無職/市内在住/57例目と同居家族

59例目/6月9日発表/50代男性/会社員/市内在住

60例目/6月12日発表/60代男性/会社員/市内在住

61例目/6月17日発表/40代男性/会社員/市内在住/陽性患者の接触者
62例目/6月17日発表/60代男性/会社員/市内在住

63例目/6月25日発表/20代男性/会社員/市内在住

64例目/6月27日発表/20代男性/学生/市内在住

65例目/7月5日発表/20代男性/無職/市内在住

66例目/7月6日発表/10代男子/小学校児童/市内在住

67例目/7月8日発表/40代男性/会社員/市内在住

68例目/7月9日発表/40代女性/会社員/市内在住/陽性患者の接触者
69例目/7月9日発表/20代女性/無職/市内在住
70例目/7月9日発表/20代女性/学生/市内在住

71例目/7月10日発表/20代女性/学生/市内在住

72例目/7月11日発表/20代女性/会社員/市内在住/陽性患者(市外)の接触者

73例目/7月15日発表/20代女性/会社員/市内在住

74例目/7月16日発表/20代女性/無職/市内在住
75例目/7月16日発表/40代男性/無職/市内在住

76例目/7月17日発表/20代男性/学生/市内在住
77例目/7月17日発表/40代女性/無職/市内在住/陽性患者の接触者
78例目/7月17日発表/50代男性/会社員/市内在住

79例目/7月19日発表/20代男性/無職/市内在住
80例目/7月19日発表/30代女性/会社員/市内在住
81例目/7月19日発表/50代男性/自営業/市内在住

82例目/7月20日発表/50代女性/無職/市内在住

※委員会資料では、7月20日現在の状況が報告されています。7月20日現在での入退院等の状況は次の通りです。

重症入院1人/中等症入院0人/軽症・無症状 入院6人・自宅療養3人・宿泊施設療養4人/退院67人/死亡1人=82人

年代は、10歳未満1%/10代4%/20代28%/30代10%/40代21%/50代17%/60代7%/70代8%/80代4%で、性別は男性66%/女性34%となっています。

※その後の発生状況は次の通りです。

83例目/7月21日発表/60代男性/会社員/市内在住/陽性患者の接触者
84例目/7月21日発表/20代男性/会社員/市内在住/陽性患者の接触者

85例目/7月22日発表/50代女性/自営業/市内在住/陽性患者の接触者
86例目/7月22日発表/60代女性/パート職員/市内在住
87例目/7月22日発表/50代女性/パート職員/市内在住/陽性患者の接触者
88例目/7月22日発表/30代男性/会社員/市内在住
89例目/7月22日発表/20代男性/無職/市内在住
90例目/7月22日発表/10代女性/学生/市内在住
91例目/7月22日発表/30代男性/会社員/市内在住
92例目/7月22日発表/60代女性/無職/市内在住/陽性患者の接触者

93例目/7月23日発表/20代男性/介護職/市内在住
94例目/7月23日発表/20代女性/会社員/市内在住
95例目/7月23日発表/60代男性/アルバイト/市内在住/陽性患者の接触者

96例目/7月24日発表/70代男性/自営業/市内在住/陽性患者の接触者

97例目/7月25日発表/20代女性/看護師/市内在住
98例目/7月25日発表/40代女性/パート職員/市内在住/陽性患者の接触者

99例目/7月26日発表/20代男性/会社員/市内在住

100例目/7月27日発表/30代男性/会社員/市内在住
101例目/7月27日発表/20代男性/会社員/市外在住
102例目/7月27日発表/20代女性/学生/市内在住/陽性患者の接触者

103例目/7月28日発表/70代女性/自営業/市内在住/陽性患者の接触者

104例目/7月29日発表/30代女性/会社員/市内在住/陽性患者の接触者
105例目/7月29日発表/50代女性/無職/市内在住

(2)帰国者・接触者相談センター等における相談状況

 ➀帰国者・接触者相談センター

 2月7日の開設から7月26日までの合計相談件数は8,628件となっています。

 ➁一般電話相談

 1月14日から7月26日までの合計相談件数は5,120件となっています。

 ➂ふじさわコロナこころの相談

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、不安感やストレスを抱える方の相談に対応するため、「ふじさわコロナこころの相談」を6月1日に開設し、7月27日までの合計相談件数は45件となっています。

(3)PCR検査等の状況

 ・これまで、帰国者・接触者外来から保健所衛生検査センターまたは民間検査機関への検査依頼の2通りの方法で実施。

 ・5月11日以降は、帰国者・接触者外来以外の市内医療機関でも検査を開始。

 ・7月1日より、検査を実施する市内医療機関を拡大。

 ➀帰国者・接触者外来等の状況

 2月7日の開設から7月22日までの合計検査件数は2,582件となっています。

 ➁PCR検査センターの状況

 4月27日日の開設から7月22日までの合計検査件数は205件となっています。

 ➂市内医療機関の状況

 5月11日の検査開始日から7月22日までの合計検査件数は104件となっています。

 ➃検査件数及び陽性率の状況

 7月22日までの合計検査件数は2,891件で、陽性件数は99件、陽性率は3.42%となっています。

(4)医療供給体制の整備

 神奈川県における「神奈川モデル」に準拠し、感染拡大のフェーズに応じた市内医療機関の役割・機能を明確にした中で、適切な医療提供体制の整備をしてきましたが、引き続き、入院病床を確保している市内医療機関及び他の医療機関等と連携を図りながら、今後も適切な医療提供体制の整備に努めていきます。

(5)情報公開・情報提供

 1月以降の相談件数、検査件数及び陽性患者数の推移のほか、神奈川県のホームページとのリンクによる病床の稼働状況など、ホームページへの掲載について改善を図りました。

(6)LINEコロナお知らせシステム・新型コロナウイルス接触確認アプリ

 濃厚接触者に対して保健所等への連絡を促すためのシステムである「LINEコロナお知らせシステム」及び「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」について、現在、システムの運用に向けた準備作業を行っているところであり、積極的な利用を市民に呼び掛けていきます。

(7)今後の取組について

 感染症対策は保健所がその中心的な役割を担うものであり、今後の感染拡大の局面を見据えて、相談から検査を受けられるまでの日数の短縮、積極的疫学調査等を行う人材の育成、患者情報や感染状況の的確な把握等ができる即応的な体制の整備についても検討していきます。

栗原委員

 こころの相談について、罹患された方へのアフターフォローも含まれるのか?⇒患者に対して保健師が健康観察中は見守るが、その後は、家族からの相談に対応している。

 子どもがいじめられ、マンションから出ざるを得ないケースあったが、フォローしているのか?⇒相談があれば、住まいや学校に対応する部署につなげていく。

 市内医療機関での検査数が増えている理由は?⇒濃厚接触者の定義も変わったことも考えられる。

 神奈川モデルについて、県との情報共有の頻度は?⇒毎日。

 LINEコロナお知らせシステムについて、浸透していないと思うが?⇒県が導入したもので、各飲食店へ説明している。市としてもホームページで周知している。

谷津委員

 市中感染が増えている。身近に検査できる体制づくりの考えは?⇒医師会と身近な医療機関での検査に向けて協議している。

 見通しは?⇒PCR検査できる医療機関は非公表となっているが、お知らせできるよう医師会と協議している。

神村委員

 感染の地域の特性など分析状況は?⇒個人が特定されないように配慮してきた。今後、項目を整理したうえで分析していく。

西委員

 感染者の接触歴の確認状況は?⇒感染者の所属企業に聞き取りをして把握に努めている。

 PCR検査の陽性率は発表しないのか?⇒今後、出すように検討していく。

 県とか東京都のようにできないか?⇒見やすくなるよう検討していく。

 小学校児童が感染したが、学校名を公表すべきだったが?⇒本人との聞き取りの中で、意向を確認した上で判断したもの。

 COCOAについて、国は6/19にリリースした。準備作業とは?⇒保健所から陽性者にメッセージを送ることとなるので、8月からの運用となっている。

 アプリのインストールを増やす必要ある。市民へ周知すべきだが?⇒昨日、ホームページにアップしたところ。

 今後に向けて保健所の体制に問題はないのか?⇒感染者が再び増えているので、6月末で解除した保健師の応援体制を検討している。

 市全体として、コロナ禍で業務が減っている職場から応援できないのか?⇒疫学調査をするための体制を検討していく。

山内委員

 医療機関、介護施設、学校、保育園などで感染者が出た場合、積極的にPCR検査をすべきだが?⇒疫学調査で濃厚接触者を特定して検査している。

 検査の今後の目標は?⇒1日50件可能だが、目標を立てることなく、必要な検査をしていく。

 PCR検査センターでの検査は8月末以降も続けるべきだが?⇒今のところ、8月末までの契約。患者の発生状況を踏まえて、9月以降も継続する方向で医師会と協議している。

 人工呼吸器をつけた感染者の現在の入院患者数は?⇒7/257現在、県の発表で146人。今後、150人を目安に病床を増やしていくとしている。

 電話相談はどこまで業務委託しているのか?⇒医療従事者を派遣できるところに業務委託している。看護師の資格を持つものが対応しているが、判断が難しい場合は保健所職員が対応している。

 情報発信について、ツイッターで発信すべきだが?⇒SNSでの情報発信については、他市を参考に検討していく。

原田委員

 PCR検査を希望する人へ対応する基準は?⇒医師の総合的な判断。

 微熱でも診断の結果、検査できるということか?⇒その通り。

 PCR検査センターで検査となった場合、検査までの日数は?⇒2-3日以内と認識している。

 陽性率がホームページで公表されていないのは、議論の結果か?⇒まずは要望の多かったものを公表したもの。陽性率については、内容を精査しているところ。

 市内の民間検査も含めて公表してもらえるのか?⇒その通り。

 検査の制度は?⇒どの検査も制度は高いが、検査時期や個人の状況により、陰性となるケースがある。

 感染者が増える中、何にリスクがあるか市民に示すべきだが?⇒7/22に市長メッセージを発信した。今後もフェーズの変化に応じて発信していく。

 介護施設周辺でのPCR検査を速やかにしていくべきだが?⇒患者が発生した場合は、施設調査をして特定した方を検査している。属性を考慮して検査している。

柳田委員

 診察時から検査まで2-3日とのことだったが、帰国者・接触者相談センターから検査まで最大3日ということか?⇒その通り。

 相談センターからの検査と濃厚接触者の検査がある。割合は?⇒市内患者の濃厚接触と市外患者の濃厚接触があるため、濃厚接触の検査が多い。

 心配だから検査してほしい人が検査できなくて不満となるが、その対応は保健所の役割ではないと思うが?⇒感染の可能性が高い人を特定することが役割。不安のある人への対応は医師の判断となる。濃厚接触者は感染リスクが高いので確実に検査につなげている。

 感染経路の特徴を市民に周知すべきだが?⇒行動範囲が広いため、確実な感染源は特定できない。

武藤委員

 感染者を出さないために今後、何を重点に取組んでいくのか?⇒一人ひとりが、マスク、ソーシャルディスタンスなど、基本的なことに心がけてもらうこと。また、COCOAや県のシステムの活用など、様々な取組が必要と考えている。

 そのうえで、どこが感染リスクが高いのか、市民に示すべきだが?⇒早急に検討する。

 市として、保健所だけでなく広い範囲で考えるべきだが?⇒現在、感染防止と経済活動の両立が必要と考える。経済活動の注意点など、個人が判断できる基準を統計的に示せるよう検討していく。

 PCR検査センターについて、9月以降継続するには、予算や医師会との協議はどうするのか?⇒9月以降の継続に向けて医師会と協議している。予算は9月補正などを考えている。

 検査している医療機関での課題は?⇒通常診療をしながらの検査となるため、昼や診療後に感染防止対策を取る必要があるので、難しいとの声ある。医師のスタンスの違いなどの課題もある。

有賀委員

 市民がどのように行動すべきかを示すべき。分析の考え方は?⇒具体的な分析はしていないが、今後、専門者会議の必要性なども含めて検討していく。

2. 藤沢市民病院の新型コロナウイルス感染症への対応と今後の取組について

(1)これまでの対応

 当院は、2月以降、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の患者をはじめ、数多くの新型コロナウイルス感染症患者を積極的に受け入れ、治療にあたってきました。治療した患者は、7月20日時点で、49人になります。

 ➀ダイヤモンド・プリンセス号の患者 17人

 ➁その他の患者 32人

(2)現在の取組

 現在は、新型コロナウイルス感染症の拡大を見据えた医療体制「神奈川モデル」の高度医療機関及び重点医療機関協力病院として、重症・中等症の患者を中心に治療しています。これまでの間、現場のスタッフは感染症予防策を徹底して行ってきた結果、今日まで一人も院内感染を生じることなく、危機的な状況を乗り越えてきました。

 ➀感染予防策

 ・陽性患者と一般患者の動線が交わらないエリア分け

 ・医療スタッフの適切な防護服の使用、手洗いの励行、消毒の徹底等

 ➁感染第2波に向けた受入れ態勢

 ・救命救急センター 救急ICU(6床)、感染症病床(6床)

 ・病棟 西館8階病棟(13床)、西館4階(小児科)病棟(14床)

 ➂新型コロナウイルス感染症の診断検査への対応

 保健所と民間検査機関で実施していた検査を7月13日から院内でも開始したことに伴い、迅速な結果による患者への早期診断とスタッフの負担軽減が図られています。

(3)経営状況

 2月以降、増加が想定された新型コロナウイルス感染症重症患者への適切な診療体制を構築するため、2月28日から5月11までの間、地域の医療機関に対して、救急患者を含む紹介患者の受入れを制限しました。
 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大(オーバーシュート)に備え、一時的に西館8階病棟の個室33床をコロナ専用として、空床確保対策を実施しました。
 これらの対応もあり、一般の入院・外来患者の抑制が主な原因となり、2月以降の経常収支において、大幅なマイナスの状況が続いています。 

【2月】△1億6,759万4千円
【3月】△2億1,254万1千円
【4月】△1億7,201万円
【5月】△2億5,349万5千円
【6月】△2億4,157万7千円 合計△10億4,721万7千円

(4)新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(医療分)等の活用

 新型コロナウイルス感染症への対応として、緊急に必要となる感染拡大防止や医療提供体制の整備等について、国の「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業交付金(医療分)」等を活用しています。

 ➀令和元年度【交付決定分】

 ・空床確保に要した費用 670万9千円

 ・個人防護具の整備に要した費用 6,720組 127万6千円

 ➁令和2年度

【国の一次補正:交付決定(内示)があった事業】

 『新型コロナウイルス感染症患者等入院医療機関設備整備事業』

 ・体外式膜型人工肺(ECMO)2台 2,794万円

 ・人工呼吸器一式 2台 543万4千円

 ・簡易陰圧装置 2台 220万7千円

 『帰国者・接触者外来等設備整備事業』
 
 ・HEPAフィルター付きパーテーション 4台 61万6千円

 ・個人防護具の整備に要する費用 21,960組 417万2千円

【国の一次補正:交付決定が予定されている事業】

 『感染症検査機関等設備整備事業』

 ・リアルタイムPCR装置一式 1台 776万7千円

【国の二次補正:交付申請手続きを進めている主な事業】

 『感染症検査機関等設備整備事業』

 ・リアルタイムPCR装置一式 2台 638万円

 『緊急・周産期・小児医療体制確保事業』

 ・診断用X線装置一式 1台 2,640万円

 ・個人用透析装置、周辺機器一式 1台 1,078万円

 『帰国者・接触者外来等設備整備事業』

 ・個人防護具の整備 21,840組 731万6千円

 『新型コロナウイルス感染症重点医療機関体制整備事業』

 ・空床確保に要する費用の支援 2億2,400万円程度の見込み(※交付対象の期間等が示されていない)

 『新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業

 ・患者と接する医療従事者や職員への慰労金の給付 1人20万円(給付予定)

(5)マスク等の寄贈

 物流の停滞により医療防護具が不足する中、厚生労働省、神奈川県、市民の皆様、市内の企業や各種団体の皆様、海外の友好都市や企業から多くの支援をいただきました。

 ➀マスク 約33万5,000枚

 ➁防護具等 約11万7,000枚

 ➂その他消毒用アルコール等 多数

(6)今後の取組

 感染第2波への備え・取組として、交付金にて整備するPCR装置等により、1回で最大72検体の検査ができる体制を構築し、院内で迅速に判定できるようウイルス検査の充実を図ります。

 また、高度医療機関としての重篤患者の受入れ態勢の強化に向けて、体外式膜型人工肺(ECMO)及び人工呼吸器等を追加整備し、今後の患者急増にも対応できるよう集中治療の充実を図ります。

 更に、感染拡大により、持病のある患者が受診を控えることで病状が悪化することのないよう、タブレット端末等を介して医師が診療を行うオンライン診療の導入に向けた研究も進めます。

栗原委員

 病院職員から感染の不安の相談はあるか?⇒保健師による相談を2人受けている。

 匿名での相談か?⇒今回は、いつ来るか病院総務課で確認した。

 その2人は、現在、普通に仕事しているのか?⇒している。

 経営状況について、オーバーシュートに備え、33床を空床確保対策をしたとのことだが、市民病院におけるオーバーシュートの基準は?⇒神奈川モデルの高度医療機関及び重点医療機関協力病院となっているので、県からの依頼で変化する。

 県からの要請で西館8階を空けたのか?⇒県から具体的な要請はなく、病床の確保の要請があったため、西館8階病棟全てとしたもの。

 リアルタイムPCR装置の価格が一次補正と二次補正では違うが?⇒機種が違うため。

 PCR検査について、1回72検体検査できるとのことだが、結果までの時間は?⇒ジーンエキスパートで45分、コバスで1時間半。

 患者が病院内で結果を待つのか?⇒外来は疑いがある患者は、一度帰宅していただいて連絡することとなる。

 病院内が検査患者で密にならないか?⇒隔離の部屋で一人ずつ検査する。

 ECMOはいつ頃納入されるのか?⇒メーカーと調整している。二次補正の分は今後の調整。

 これまで院内感染が起きていないが、どのような対策をしているのか?⇒マスク着用、来院者の手指消毒とマスク着用をお願いしている。

山内委員

 国からの交付金は約3億3,000万円で、収支マイナス約10億4,000万円からして約7億円足りないが?⇒国の補助メニューの活用で埋められない部分は、関係部局と協議していく。

甘粕委員

 5ヶ月で約10億5,000万円の収支マイナスとなっているが、他の医療機関と比べてマイナスが抑えられていると感じるが?⇒主に患者の受診延期、紹介患者の受入れ制限によるものだが、急性期医療機関として高度医療を受入れているため。

谷津委員

 医療従事者に善意で弁当の提供があったと聞いたが?⇒一回だけいただいた。

 今後は?⇒コロナ対応は当院だけではないので、今後は受けていかない。

原田委員

 病院関係者が周囲から差別を受けていないか?⇒ない。

 学校休校等により、子どものいる職員への影響はあったか?⇒休校、休園により休暇を取る職員はいたが、診療には影響はなかったと聞いている。

武藤委員

 非接触型体温計で検温をしている医療機関あるが?⇒感染予防対策としては、入口での手指消毒とマスク着用をお願いしている。体調がよくない患者については、外来で個別対応をしている。

 受診控えある。患者が安心して来院できるように検温などすべきだが?⇒マスク着用で、着用していない患者へは職員がフェイスシールドで対応している。ホームページで安全であることを周知していく。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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