2020.6.17 補正予算常任委員会

 6月17日 9:30より、藤沢市議会補正予算常任委員会が開催されました。密を避けるため、委員会室での傍聴が出来ませんので、自宅にてインターネット中継を傍聴しました。内容の抜粋は次の通りです。

議案第24号 令和2年度藤沢市一般会計補正予算(第2号)

 今回の補正は、新型コロナウイルス感染症への対応、補助対象事業で新規補助採択された事業、総事業費や補助額に変更があった事業、当初予算成立後に生じた特別な理由により補正を必要とする事業などで、補正額と内容は次の通りです。

【一般会計】 補正額 32億7,239万3千円 ⇒ 補正後総額 1,972億8,291万9千円

【特別会計】 補正額 3,777万8千円 ⇒ 補正後総額 1,205億4,649万1千円

 補正後の一般会計・特別会計の総額は、3,178億2,941万円となります。

【総務費】(補正額 2,204万円)

1. 市民会館施設管理費 1,400万円

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、市民会館を閉館したことにより、使用予定者へ過年度に支払った使用料を還付するため、増額補正をするものです。

松長委員

 新型コロナウイルスの影響で閉館したことに伴うキャンセル料だが、再開後もキャンセルあると思う。還付対象の取り決めは?⇒4/4-6/5休館とした。この間の使用料を含め、6/16-3/31まで全額還付する。

味村委員

 横須賀市ではアーティストに上限30万円の支援をしているが、本市の考えは?⇒みらい創造財団から、事業のキャンセルへの補償については、誠意をもって対応していると聞いている。直接的な支援についての相談はないが、国の二次補正の状況を見ていく。

2. コミュニティ助成事業補助金 210万円

 一般財団法人自治総合センターが実施するコミュニティ助成事業を活用し、採択された自治会・町内会に対して助成するものです。対象は、サンクタス湘南藤沢アネーロの丘自治会(明治地区)で、自治会活動に必要なテーブル・椅子等の購入費用として、210万円を補助するものです。

3. 防災設備等整備事業費 594万円

 藤沢市民病院に設置している災害対策用浄水器が経年劣化しているため、機器を更新するものです。

松長委員

 浄水器の耐用年数と点検状況は?⇒約10年で点検は年2回。

 点検で使えないとのことだが、有事の際に使えなくなってしまうが?⇒災害時のための備蓄となるので、なるべく早く購入するが、奥田公園などにもあるので、必要に応じて搬送する。

【環境保全費】(補正額 435万5千円)

4. 地球温暖化対策関係事業費 250万円

 住宅用太陽光発電システム、エネファーム、定置用リチウムイオン蓄電池の同時設置者に対して、補助額50,000円を増額するものです。

井上委員

 4月当初予算でないと、空白の期間ができてしまうが?⇒4月以降、5月末で申請が11件ある。すでに申請いただいているが、議決後、変更申請をしてもらう案内をしていく。

 蓄電池は高額で、補助件数が増えていないと思うが?⇒以前より価格が下がってきている。補助額については、他市と比べて低くないが、国・県・他市の補助額を参考に検討するとともに周知していく。

 今の台数で、再生可能エネルギーの取組みと言えるのか。他市との比較ではなく、環境政策として考えるべきだが?⇒防災部局と検討していく。

5. 防犯対策強化事業費 184万5千円

 特殊詐欺被害を防止するため、迷惑電話防止機能付電話機等の購入に対して、購入額の2/3、上限6,000円を補助するものです。

松長委員

 迷惑電話防止電話機を132台貸し出しているとのことだが、アンケートでの意見は?⇒効果を実感した、購入したいとの声あった。

 購入に対する補助だが、電話機の販売店にもPRしてもらう必要あると思うが?⇒商店会連合会を通じてお願いしていく。

 昨年、102件の被害があり、70代が多いとのこと。補助の対象が70歳以上となっているが、幅広くしていくべきだが?⇒県の補助対象が70歳以上なので同様とした。今後、アンケートを予定しているので、踏まえて検討していく。

東木委員

 補助の手続は?⇒市民が購入した領収書を添付した申請を受けて振り込む。

 高齢者への周知はどうしていくのか?⇒広報、ホームページの他、地域包括ケアシステム推進室や介護保険課を通じて関係機関にも周知していく。また、市民センターやいきいきシニアセンターにもチラシを配架していく。

神尾委員

 迷惑電話防止電話機の貸し出し制度の利用者に優先的に補助するのか?⇒しない。

 貸出しの状況は?⇒48台で、令和2年3月から8月まで。

 補助の目標は300台だが、申し込みあると見込んでいるか?⇒広く周知していく。

 だれかに相談することが大事。警察や行政窓口との連携など、対策が必要だが?⇒これまでも連携してきたが、今後も対策に取り組んでいく。

【民生費】(補正額 7億4,252万2千円)

6. 生活困窮者自立支援事業費 2,592万円

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、生活困窮者自立支援法に基づく住居確保給付金の対象者が拡大されたことににより、申請件数が当初見込みを上回ることから、増額補正をするものです。

松長委員

 問い合わせの際に、他の必要な支援に案内が出来ているのか?⇒状況に合わせて、丁寧に対応している。

神尾委員

 住居確保給付金について、申請が191件あるが傾向は?⇒コロナ禍に伴う休業で収入減った方が多く申請している。離職が3割、休業が7割。

 最大9か月で1人1回だが、必要なのは家賃だけではないが?⇒毎月状況を聞くことで、生活保護が必要かどうか状況に合わせて対応している。

 今後も増加が見込まれる。居住支援協議会へ一層の市の支援が必要だが?⇒藤沢市の中でも立ち上げを検討している。居住支援協議会がどのような役割を担うか含めて検討している。

東木委員

 住居確保給付金について、毎月の確認をどうしていくのか?⇒週に1度、面談していたが、今回は、月に1度で書面でもよいと国から通知が来ている。

清水委員

 住居確保給付金の申請状況は?⇒6/15時点で、6月から41件で計232件。

 補正予算で十分足りるのか?⇒先が不透明なので財政部と調整し、場合によっては、再度の補正もあり得る。

 貸す側も条件を緩和すべき。貸す側に働きかけるべきだが?⇒賃貸借契約があるので、行政が関わるべきではない。契約違反にならないようにこの事業をしている。

永井委員

 市営住宅の支援策は?⇒住宅政策課から一時使用の制度があると聞いている。

 市のホームページの新型コロナ対策の中に住宅支援はなかった。市営住宅の支援も載せるべきだが?⇒住居確保給付金の申請の中で、住居を失った方いない。今後、住宅政策課と調整していく。

 
7. (新規)ひとり親家庭等生活支援事業費 1億4,698万5千円

 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて、児童扶養手当受給世帯等に対し、本市独自の支援として、臨時給付金及び商品券、入場券等の給付をするものです。

東木委員

 商品券、入場券は具体的には?⇒商品券は1世帯5,000円で市内店舗利用を想定、入場券は、子どもが入場できる市内施設を想定している。

味村委員

 生活保護を対象外とした理由は?⇒毎月の収入の増減にあわせて支給しているため。

 取り残すことのないようにすべきだが?⇒支援が必要なところに支援していくのが基本的な考え。

清水委員

 対象者は申請する必要はあるのか?⇒拒否しなければ自動的に給付される。

 児童扶養手当を受けてないが、新型コロナで減収した方は対象となるのか?⇒ならない。

8. 法人立保育所等施設整備助成事業費 5億4,520万2千円

 待機児童に対応するため、令和3年4月開所に向けて選定された事業者に対して施設整備等の補助を行うものです。更に、小規模保育事業所等を卒園した児童の売れ皿不足の対応として実施する、幼稚園送迎ステーション事業の開設費用及び運営費に係る助成をするものです。

(1)認可保育所整備 3億7,800万円

 ➀東南地区

 ・ドリームワールド(株)/弥勒寺3丁目/予定定員78人

 ・(株)KAKA/朝日町/予定定員64人

 ・(有)HARMONIE/藤沢/予定定員70人

 ・(株)ストーブカンパニー/鵠沼石上2丁目/予定定員61人

 ・(株)クローバーホールディングス/鵠沼石上1丁目/予定定員90人

 ➁西南地区

 ・(株)こどもの森/辻堂1丁目/予定定員60人

 ➂北部地区

 ・(株)モード・プランニング・ジャパン/湘南台7丁目/予定定員60人

 ・(株)セリオ/湘南台4丁目/予定定員60人

(2)小規模保育事業所整備 1億3,125万円

 ➀東南地区

 ・(株)SacraFelice/鵠沼桜が岡1丁目/予定定員19人

 ➁西南地区

 ・(株)スクルドアンドカンパニー/辻堂元町5丁目/予定定員19人

 ・(株)ソーシエ/辻堂元町1丁目/予定定員19人

 ・(株)ソリッドワン/辻堂新町1丁目/予定定員19人

 ・(株)ソリッドワン/辻堂新町1丁目/予定定員19人

(3)既存認可保育所の再整備 1,725万円

 (株)藤沢ベビーセンター/藤沢145番地/定員56人(15人増)/令和3年4月開所予定

(4)(新規)幼稚園送迎ステーション事業 1,870万2千円

 (株)オフィスエム/湘南台2丁目/令和2年10月開所予定/定員21人/連携施設:湘南台幼稚園

9. 放課後児童クラブ整備事業費 2,357万9千円

 大越小学校区において設置運営する事業者に対して、整備費用の一部を負担するものです。定員60人、令和3年4月開所予定。

10. 生活保護適用措置関係事務費 83万6千円

 生活保護法の改正に伴う日常生活支援住居施設の支給事務に対応するため、生活保護システムを改修するものです。

【衛生費】(補正額 3億9,965万円)

11. 給与費 50万6千円 

 新型コロナウイルス感染症患者に対応した保健所職員に対して、特例の感染症業務手当を支給するものです。

12. 病院群輪番制運営費補助金 300万円

 藤沢市医師会が市内の病院において輪番で実施している二次救急医療体制について、新たに土曜日および休日の昼間も実施するため、補助金を交付するものです。

松長委員

 既に土曜・休日に診療している医療機関はあるが?⇒救急は1.2.3次と分けている。輪番は入院・手術が必要な患者に対応する2次救急なので、軽症を扱うクリニックなどとは違う。

 内科の輪番への補助だが、他の診療科の検討は?⇒今回の内科は医師会の体制から内科としたが、必要な輪番について医師会と話をしていく。

13.(新規)帰国者・接触者外来等医療従事者支援金 873万6千円

 「帰国者・接触者外来」を設置する市内民間医療機関において、新型コロナウイルス感染症対応の現場に従事する医療従事者に対し、支援金を支給するものです。

東木委員

 内容は?⇒支援金は、帰国者・接触者外来を設置している医療機関から実績数を基準にして職員に支給するもの。

 これまでに加えてということか?⇒市民病院の手当てを基本として、市内帰国者・接触者外来を設置した医療機関に見合う額を支給するもの。

清水委員

 帰国者・接触者外来を設置している4か所について、非公開だが公開すべきだが?⇒国の方針で不安な方が殺到して混乱するのを防ぐもの。相談体制を維持していくことが重要。

14. 各種予防接種費 6,147万3千円

 予防接種に関係する法令等が一部改正されたことに伴い、ロタウイルス感染症の予防接種が10月から定期接種化されることとなったため、この予防接種に係る経費を増額補正するものです。

15. 公衆便所整備費 3,798万円

 1984年に整備した、六会日大前駅東口公衆便所の改修工事をするものです。

東木委員

 改修工事の内容は?⇒バリアフリー化、洋式化、ベビーベッドなど。

 外観は?⇒主に屋根の防水で、外壁は目地のシーリング。

 外観でまちのイメージアップをすべきだが?⇒限られた予算の中で、より使いやすく、長寿命化できるように検討していく。

 ネーミングライツの考えは?⇒公衆便所は県が管理しているものもある。有効な手段を検討していく。

16. 感染症対策事業費 450万2千円

 藤沢市医師会が開設しているPCR検査センターについて、開設期間を6月末から8月末まで継続するため増額補正をするものです。

松長委員

 PCR検査のデータの収集と公表が重要となるが?⇒PCR検査は5/31現在、1,234件。年齢、重症度別の公表に向けて検討していく。

 PCR検査センターへ8月までの運営として補正しているが、それ以降の考えは?⇒簡易に検査できるものが追加されてきている。8月以降は、状況に応じて検討していく。

東木委員

 第2.3派に向けて、他の医療機関に検査を依頼することあるか?⇒簡易な検査方法が出来ているので、他の医療機関でもできるように調整していくことを考えている。

味村委員

 PCR検査センターでの検査実績は?⇒6/11まで、16日間で151件。

 国や県に支援を求めながら、検査体制を拡大すべきだが?⇒医師会や医療機関と調整する中で、拡大を検討していく。

17. 一般清掃総務費 1億40万9千円

 ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法において、高濃度PCB廃棄物のうち、安定器等については令和5年3月31日までに処分することが義務付けられている。こうした中で、本特別措置法に基づく処理事業者から、本市の安定器等の処分について打診があったため、業務委託により処分をするものです。

18. 環境事業センター整備費 4,621万1千円

 環境事業センターの整備事業に伴う、周辺の家屋・電波障害の事前調査をするとともに、旧秋葉台リサイクル展示場廃止ににより生じた空地を公園駐車場として整備するものです。

19. 一般廃棄物中間処理施設整備事業費 3,884万1千円

 令和9年度の稼働を目標としている石名坂環境事業所新1号炉について、基本構想の策定を行うものです。

20. し尿処理施設整備費 6,820万円

 し尿処理施設の乾式脱臭装置について、老朽化が著しいため、更新工事を行うものです。

21. 運営費等負担金 2,979万2千円 

 新型コロナウイルス感染症患者に対応した市民病院職員に対して、特例の感染症業務手当を支給するもので、市民病院事業会計に繰出すものです。

【農林水産業費】(補正額 2,037万3千円)

22. 農業総務関係費 1,801万8千円

 湘南藤沢地方卸売市場の今後の土地利用について、湘南青果(株)と協議した結果、市場用途として使用しない土地を現在の都市計画施設の区域から除外し、見直しを図るため、現況測量をするものです。

23. 担い手育成支援事業費 235万5千円

 市内の農業後継者が経営を継承していくために必要な、ミニバックホーの導入・ビニールハウスの改修に対して補助金を交付するものです。

【商工費】(補正額 1億5,960万円)

24.(新規)店舗・事業所等リニューアル補助金 3,016万3千円

 新型コロナウイルス感染症により低迷した市内経済を活性化させるため、市内事業者を利用して、店舗・事業所のリニューアル工事を実施した市内商店会会員等、住宅リフォーム工事を実施した市民に対して、その費用の一部を助成するものです。なお、10万円以上の工事額に対して5万円を補助します。

味村委員

 募集件数や制度の開始時期は?⇒店舗・事業所は100件で個人は500件。7/25号の広報で周知していく。

 市内商工関係、土建関係への周知は?⇒広報、ホームページ、商工会議所、商店会連合会にも周知していく。

 新型コロナに伴う事業とせずに実施していくべきだが?⇒市内経済対策の一面もある。

清水委員

 事業の目的は?⇒新型コロナで低迷した経済の活性化と感染防止。

 対象が商店会などとなっているが、区別すべきでないが?⇒商工会議所や商店会連合会に協力を得ているので、組織の維持が必要であることに加え団体加入のメリット。

 今後、零細、個人商店などへの景気刺激策の考えは?⇒今後、より多くの事業者への刺激策を検討していく。

25. 中小企業融資制度利子補助金 2,284万9千円

 藤沢市中小企業融資制度「令和2年度新型コロナウイルス感染症に係る災害復旧資金」または、日本政策金融公庫の「小規模事業者経営改善資金(新型コロナウイルス感染症関連)」の利用者に対し、資金の借入に伴い支払った利子を助成するものです。

26. 信用保証料補助金 1億312万5千円

 藤沢市中小企業融資制度「令和2年度新型コロナウイルス感染症に係る災害復旧資金」の利用者に対し、資金を借り入れる際に支払った信用保証料を助成するものです。

27. 金融対策関係事務費 346万3千円

 藤沢市中小企業融資制度「令和2年度新型コロナウイルス感染症に係る災害復旧資金」等の融資、利子補給、信用保証料補助に関する相談・受付窓口を強化するために増額補正をするものです。

【土木費】(補正額 1億7,812万1千円)

28. 建築物等防災対策事業費 1,428万9千円

 災害対策を充実させるため、令和2年度までを計画期間としている「藤沢市耐震改修促進計画」を改定するものです。

清水委員

 不特定多数が利用する商業施設で、耐震不足の施設が多くある。市が補助金出して対応すべきだが?⇒国の直接補助制度を活用しているところある。本市の耐震改修補助は公平性の観点から慎重に検討する必要ある。

29. 市道新設改良費 1,114万円

 辻堂429号線の車線数増に向けた道路詳細設計を行うものです。

杉原委員

 渋滞緩和の見込みは?⇒辻堂駅から地下道までの渋滞緩和を見込んでいる。整備後、交通量調査で効果測定をしていく。

 工事の時期は?⇒早期の工事を目指す。

30. 橋りょう架替事業費 443万3千円

 蓼中橋架替工事(左岸護岸工)において、大雨時の河川増水により土砂の一部が流出したため、その復旧に要した工事請負費の増額と継続費の変更を行うものです。

31. 自転車駐車場整備費 236万円

 江ノ電江ノ島駅付近における民間駐輪場の新設費用に対して補助をするものです。

32. 河川水路修繕費 1,065万千円

 老朽化が顕著となった河川管理施設について、長寿命化計画を策定するものです。

味村委員

 長寿命化計画での整備計画は?⇒順次計画的な維持管理をしていく。

33. 総合交通体系推進事業費 1,773万2千円

 長後地区における地域公共交通導入の検討、辻堂地区の渋滞改善策の検討、公共交通利用転換事業における二酸化炭素削減の効果測定などの業務委託、また、いずみ野線延伸地域における交通広場の施設規模の検討、A駅周辺まちづくり連絡会の資料作成などの業務委託をするものです。

清水委員

 マイカーに頼らない交通施策が必要だが?⇒交通マスタープランに位置付けている。今後もモビリティマネジメントの取組を進めていく。

 いずみ野線延伸について、事業の再考が必要だが?⇒湘南台駅中心と健康と文化の森を連携強化するもの。本市にとって、必要かつ重要な事業と考えている。

味村委員

 長後・辻堂地区での検討状況は?⇒長後地区は、昨年度、郷土づくり推進会議から提言書が出されている。辻堂地区は、渋滞があるので、駅周辺の交通渋滞の意見交換や交通量調査をした。

 今年度の取組は?⇒長後地区は7月の郷土づくり推進会議で今後の取組について意見交換する。踏まえて、善行地区や六会地区の乗合タクシー導入の可能性についてシミュレーション委託をして検討していく。辻堂地区は、バス路線が集中しているが、渋滞で遅延している。地域の方と意見交換していく。

東木委員

 移動手段の選択肢が増えている。踏まえて検討すべきだが?⇒自動車学校による実証実験にも取り組んでいる。地域の実情に応じた形を考えていきたい。

34. 江の島地区周辺整備事業費 350万円

 片瀬江ノ島駅前通り線の交通空間整備工事に伴う用地境界確定測量を行うものです。

35. 善行長後線街路新設事業費 1,830万円

 都市計画道路善行長後線六会工区の未整備区間(140m)について、街路築造に必要となる擁壁の詳細設計等を行うものです。

東木委員

 地権者との調整状況は?⇒地権者3件のうち、ゴルフ練習場は、令和元年度末に土地開発公社と契約が済んだ。残り2件は交渉中。

 今後のスケジュールは?⇒練習場の施設除去は来年2月予定、令和3年度からの工事着手を目指している。

36. 公園改修費 2,356万2千円

 老朽化する公園施設について、建物(管理棟・トイレ等)を対象に専門業者による点検を実施し、長寿命化計画の更新をするものです。また、土砂災害警戒区域内にある公園の法面について、専門業者による一次調査を行い、総合評価結果に基づく対策の実施に向けた年次計画を策定するものです。

味村委員

 長寿命化計画の対象21公園の選定基準は?⇒管理棟、トイレ棟を専門業者が調査した結果。

 トイレの設置基準は?⇒近隣公園以上としている。

 街区公園にもトイレを設置すべきだが?⇒利用者が公園周辺に限定されるため、設置は考えていない。

東木委員

 公園のトイレの管理のあり方の検討も必要だが?⇒委託で清掃している。今後、どうしていくか検討していく。

37. 住宅環境整備事業費 6,524万9千円

 市営長後住宅の給水施設の改修、市営古里住宅の浴室ユニット化を行うものです。

清水委員

 緊急一時利用の住宅のユニット化はできているのか?⇒全て完了している。

 相談・申し込み状況は?⇒現在はない。

 周知徹底をすべきだが?⇒今後、市全体での支援状況のホームページにも掲載していく。

38. 空き家対策関係費 690万4千円

 空き家の適正管理の促進、特定空き家の認定と措置及び、空き家の利活用の推進などの空き家対策に向けて、空家等対策計画策定支援業務委託を行うものです。

佐野委員

 空き家対策協議会の役割は?⇒空き家対策の施策の検討、対策計画の策定、実施に関する協議するもの。

 他市の設置状況、対策計画の策定状況は?⇒令和元年10月時点で、10市5町が設置済み、今後5市5町が設置予定。対策計画は、14市6町が策定済み、今後、1市2町が策定予定。

 計画策定の委託内容は?⇒計画策定への支援業務で、請負業者は入札で決定する。

 今後のスケジュールは?⇒7月に協議会委員の委嘱、12月に計画のパブリックコメント、12月議会に素案の報告、3月に計画策定予定。

井上委員

 当初予算に入れるべきだったのでは?⇒当初に庁内で検討する事項があったため、4月から調整したうえで、6月補正としたもの。

清水委員

 空き家の維持管理で困っていることは?⇒所有者が困っていることは、近隣への迷惑、建物への侵入、管理費用など。む
 
 所有者の空き家としての認識不足に対して、呼びかけが必要だが?⇒市外、県外に住んでいる方、続で所有者となった人多い。ダイレクトメールの拡充なとしていきたい。

【消防費】(補正額 2,724万4千円)

39. 給与費 184万8千円

 新型コロナウイルス感染症患者に対応した消防局職員に対して、特例の感染症業務手当を支給するものです。

40. 消防自動車等整備費 2,539万6千円

 老朽化した消防車両(指令車2台)、消防機器(小型動力ポンプ4台)を更新するものです。

【教育費】(補正額 16億1,849万8千円)

41. 給与費 603万3千円

 教育委員会にスクールロイヤー(学校弁護士)1人を配置し、相談対応をするものです。

神尾委員

 教育現場における保護者からの理不尽な要求などが、スクールロイヤー配置の背景だったと思うが?⇒その通り。トラブルについて保護者が弁護士をたてるケース多い。スクールロイヤーが調整役となることに期待している。

42. 教育情報機器関係費 12億251万1千円

 市立小学校35校に学習用端末を前倒しで1人1台整備するとともに、オンライン学習の支援として、インターネット環境がない家庭に貸し出すためのWiFiルーターを整備するものです。なお、学習用端末は22,982台、WiFiルーターは1,100台です。

松長委員

 WiFiルーターについて、1第ヵ月6,600円となるが、高いのでは?⇒ポケットWi-Fi20ギガを6か月使用で考えており、一般的な金額と考えている。

 10月~3月の6か月と思うが、タブレットの配布予定は?⇒中学校の端末は8月~12月、小学校は11月~3月に導入予定。

 WiFiルーターを使って家庭で学習するということか?⇒新型コロナの第2.3波もあるので、臨時休校も想定している。

 1,100台の根拠は?⇒家庭でのインターネット環境のアンケートで計算したもの。

 アンケートでは、インターネット環境を聞いたもので、環境はあるが端末を持っていないケースもあるので、1,100台については精査が必要だが?⇒今後、更に状況を聞き取り対応していく。

杉原委員

 デジタル教科書などソフト面の考えは?⇒端末を通じて教科書を画面で見られる他、Webを通じた活用もされている。

 コロナ禍の中で、ICTに詳しい保護者とそうでない保護者で、子どもの学習格差があると聞いているが?⇒端末の使い方による格差については手厚い支援をしている。支援員の学校訪問回数の増を検討していく。

 先生のICT指導力への対応は?⇒5月から小中教員にICT研修をしている。

神尾委員

 WiFiルーターのセッティング、通信料は?⇒通信料は市で負担。使用の仕方は、難しい場合は学校で対応する。

 家庭の状況について、ヤングケアラーもあるが?⇒ICT支援員の協力を得ながら進めていく。

味村委員

 この事業の教育的効果は?⇒第2.3波による自宅学習などを想定している。視覚的なもの、個に対応した学習ができる。

 端末は貸与だが、紛失・破損した場合は?⇒予備機で対応するが、破損の状況により修繕で対応する。

清水委員

 ICT教育について、放課後での個人指導が必要となるが?⇒放課後を含めて、児童・生徒の個別指導は重要。国の方で予算がついて、補習の学習指導員が配置される。活用しながら支援していく。

43. 教育情報化推進事業費 4,045万7千円

 市立中学校に整備する1人1台の学習用端末を早期に使用するため、サーバーの増強整備など、必要な事業費について増額補正をするものです。

44. 教育課程推進事業費 46万1千円

 県の委託事業「かながわ学びづくり推進地域研究委託事業」を受託し、教育課程に係る研究を行うものです。

45. 鵠南小学校改築事業費 5億8,920万2千円

 屋内運動場棟及び保育園棟建設工事について、令和2年度から3ヵ年の継続事業で実施するものです。

46. 六会中学校屋内運動場改築事業費 5,351万5千円

 旧屋内運動場跡地に多目的広場を整備するものです。

東木委員

 多目的広場の整備スケジュールは?⇒解体工事後、10月中旬から2月末頃の工事予定。

 解体工事の地域への周知は?⇒建設にあたり地域住民に説明してきた。解体はこれからなので回覧などで周知していく。

47. 村岡公民館改築事業費 3,375万4千円

 村岡公民館の複合化移転再整備に向けて、基本・実施設計を行うものです。

48. 総合市民図書館整備事業費 2,627万9千円

 老朽化した業務用エレベーターの改修をするものです。

49. 市民ギャラリー運営管理費 108万円

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、市民ギャラリーを閉館したことから、市民ギャラリーの使用予定者へ過年度に支払った使用料を還付するため増額補正をするものです。

50. オリンピック開催準備関係費 △3億3,479万4千円

 東京2020大会が1年間延期されたことに伴い、予算化していた各種事業費について、減額補正をするものです。

井上委員

 今後、本市への影響は?⇒組織委員会の方は会の簡素化と新型コロナ対策をしていくとのこと。今後示されるものに伴い見直していく。

【予備費】(補正額 1億円)

51. 予備費 1億円

 これまでの新型コロナウイルス感染症関連事業に要した経費に充当したことに加え、今後、緊急的に必要となる感染症対策等の不測の事態に備えるため、予備費を増額補正するものです。

※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

議案第25号 令和2年度藤沢市墓園事業費特別会計補正予算(第1号)

1. 墓園事業費 798万6千円

 今後の墓地需要等に合わせた再整備に向けて、基本構想策定の業務委託を行うものです。

※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

議案第26号 令和2年度藤沢市下水道事業費特別会計補正予算(第1号)

1. 下水道事業費 【債務負担行為の設定(3億8,000万円)】

 横浜湘南道路建設工事に伴う下水道管路移設工事の委託料について、債務負担行為の設定をするものです。

(1)工事期間 令和3年度から令和5年度まで

(2)施行延長 約460m

※この議案は、味村委員が反対をしましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

 

議案第27号 令和2年度藤沢市民病院事業会計補正予算(第2号)

1. 市民病院事業 2,979万2千円

 新型コロナウイルス感染症患者に対応した市民病院職員に対する特例感染症業務手当の支給などです。

※この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

※以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

アーカイブ