2018.9.27 本会議(8日目)~決算認定・出資団体経営報告質疑・人事案件など

 9月27日 10:00より、藤沢市議会9月定例会(8日目)が開催され、平成29年度決算認定、健全化判断比率等の報告、出資団体の決算報告について、質疑などが行われました。内容の抜粋は次の通りです。

認定第1号 平成29年度藤沢市一般会計歳入歳出決算の認定について

原田議員

 この後、議員全員協議会で説明があるが、リスク発生時の報道発表対象について、事務処理の誤り、職員の非行、運転の交通事故などとあるが、曖昧な表現となっている。明確な基準が必要だが?⇒内規として取扱い基準を定めている。その内容に応じて総合的に判断している。

 報道発表に至らない事案について、どう全庁で共有し注意喚起しているのか?⇒総務主管者会議、職員ポータルで共有し注意喚起している。

 報道発表の判断は、誰がしているのか?⇒原則として報道発表をするが、総合的に判断している。

 リスク管理のあり方を今後どうしていくのか?⇒市として分析し、期日までに事務が行われていない場合は、月ごとのチェックリストを用いて組織的に管理をしていく。

 リスクに関する統括する部署が必要だと思うが?⇒庁内組織の検討をしている。

酒井議員

 酒井議員から、次の事項について質疑がされました。

 辻堂市民センター改築について/平和の輪をひろげる実行委員会による長崎派遣事業について/広報等配布交付金について/秋葉台公園、八部公園の駐車場料金について/平成29年度学校における体罰の実態調査について/防球ネット事故防止の対応について/違法駐輪の街頭指導員について/市民会館の再整備について/措置入院の状況について/学校給食用の青果物の仕入れについて。

認定第2号 平成29年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第3号 平成29年度藤沢市墓園事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第4号 平成29年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第5号 平成29年度藤沢市柄沢特定土地区画整理事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第6号 平成29年度藤沢市湘南台駐車場事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第7号 平成29年度藤沢市介護保険事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

認定第8号 平成29年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計歳入歳出決算の認定について

議案第45号 平成29年度藤沢市下水道事業費特別会計剰余金の処分及び決算の認定について

認定第9号 平成29年度藤沢市民病院事業会計決算の認定について

※以上の認定について、決算等特別委員会に付託されました。なお、決算特別委員会の委員について、次の通り、議長より指名がされました。

【平成29年度決算特別委員会 委員】

 民主クラブ(柳田委員・脇委員・友田委員)/市民クラブ(井上委員・西委員)/公明党(塚本委員・平川委員)/湘風会(渡辺委員・神村委員)/共産党(土屋委員) 以上の10人の構成となりました。

報告第19号 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について 

原田議員

 将来負担比率が上がっている。負担の先送りについて市の見解は?⇒基本的に起債には、長期にわたる財政の平準化、世代間の負担の調整の役割がある。将来に過度な負担とならないように起債を活用している。

 将来課題への対応は精査したうえで、事業の廃止や縮小も検討すべきだが?⇒事業の重要性、必要性を踏まえて、事業選択をしていく。

 今後も市債に頼って再整備をしていくのか?⇒国庫補助の確保、公共施設整備基金への積立を行い、中長期的な財政状況に留意して取組んでいく。

 実質公債費比率も上がっている。指標の維持、改善が必要だが?⇒今後、上昇していくと認識している。毎年度の数値の推移を見ながら取組んでいく。

 中期財政フレームについて、今年度見直し予定となっているが、いつ頃示されるのか?また、545億円の不足はいくらになるのか?⇒11月の行革特別委員会で見直し後の数値を示していく。全体的には引き続き厳しい財政状況となると捉えている。

報告第20号 藤沢市民会館サービス・センター株式会社の経営状況について

報告第21号 一般財団法人藤沢市開発経営公社の経営状況について

柳沢議員

 平成29年度の土地売却の内容は?⇒西部地区内3,038㎡で3億9,721万円、北部2-3地区内10年分割で、1,030㎡で5,667万円、新産業の森地区内1,727㎡で457万円。

 西部地区内の土地は、平成29年度末で売却用土地の面積と簿価は?⇒111,161㎡で、69億5,044万円。内、貸付は、63,168㎡。

 ビル賃貸事業のココテラスの収支状況は?⇒マイナス863万円。

 ココテラスは赤字となっている。平成29年度末の修繕積立3,600万円となっているが、少ないのでは?⇒平成27年度から3年で3,600万円積み立てている。将来のための積立で、16年目に外壁修繕、22-24年目に空調の更新を予定している。

 ビル賃貸事業のサンパール藤沢ビルの収支状況は?⇒プラス75万円。

報告第22号 藤沢市土地開発公社の経営状況について

 村岡地区について、今年度も貸し付けているが内容は?⇒平成29年度は、ミズノへフットサル・テニスコート19,611㎡、2,607万円など。

 土地開発公社の解散について議論があった。現段階での見解は?⇒村岡の土地買戻しの目途が立った段階で検討するとしている。今後の事業用地の先行取得の状況を見ながら慎重に検討していく。

報告第23号 株式会社藤沢市興業公社の経営状況について

報告第24号 公益財団法人藤沢市まちづくり協会の経営状況について

報告第25号 公益財団法人藤沢市みらい創造財団の経営状況について

土屋議員

 平成29年度の児童クラブ指導員の状況は?⇒常勤67人で、募集23人に対して応募21人で10人を採用。非常勤は、平均196人で、常時募集し81人採用。

 処遇の状況は?⇒平成29年度、常勤は平均年収約489万円、平均年齢41歳、平均在職年数は5年。非常勤は、資格の有無、経験年数により差はあるが、時給1,000円~1,080円、平均年齢は43歳、平均在職年数は4年。

 離職の状況は?⇒平成29年度、常勤は5人で7.5%、理由は体調不良や結婚など。非常勤は、64人で32.7%、理由は就職、家庭の事情、体調不良など。

 常勤指導員の複数配置、処遇改善をすべきだが?⇒平成30年度予算でみらい財団に対して処遇改善分として3,685万円計上し、常勤指導員は月1万円弱のベースアップ、非常勤は、10円-70円の時給アップをしている。複数配置は、全ての児童クラブへの配置は困難。

酒井議員

 平成29年度において、児童クラブ指導員の会社都合退職はあったか?⇒ない。

 児童クラブ指導員の平均残業時間は?⇒常勤は、1人当たり平均年間160時間、非常勤は、6.5時間。

 4月から無期転換申込みが出来るようになった。申し込み状況は?⇒現段階で73人が該当、21人が申し込みしている。

 無期転換のメリット、デメリットは?⇒長期的に働けることがメリットで、デメリットは特にない。

 みらい財団のホームページに問い合わせフォームがない理由は?⇒ホームページに問い合わせフォームがないので、電話やFAXで対応している。

報告第26号 公益財団法人藤沢市保健医療財団の経営状況について

土屋議員

 訪問看護、リハビリ事業の実績が減っている理由と事業収益が減っている理由は?⇒24時間対応を平成29年度末に一時休止していたため。

 訪問回数が減ったり、24時間休止したりしている。人材確保の状況は?⇒ハローワーク、ホームページで募集し、正規職員の適正配置、多様な任用で対応を図っている。

 検診、検査外来が増えている理由は?⇒検診は、利用ニーズに対応するため午後の枠を増やした。検査外来は、MRI、心臓超音波検査の人数が増えている。睡眠時無呼吸検査を新たに実施したことによる。

報告第27号 公益財団法人湘南産業振興財団の経営状況について

山内議員

 産業支援について、若者起業家当事者による発表会には、誰でも参加できるのか?⇒誰もが無料で参加できる。

 ホームページを見ると、インターネット接続・維持管理、ホームページ作成、サーバー管理業務ある。担う技術者の状況は?⇒正規職員2人、臨時職員1人体制で、平成29年度は、この業務には、正規職員0.6人分、臨時職員は専任で対応している。

議案第46号 教育委員の任命について

 この議案は、藤沢市教育委員会委員の1人が、2018年9月30日で任期満了となることから、委員の任命にあたり、法の規定により、議会の同意が求められたものです。

 この議案は、全会一致で市長依頼の通り同意されました。

議会議案第5号 議会基本条例の一部改正

 この議案は、議会基本条例第9条において、議会報告会を開催するとありますが、実際に開催している議会報告会がワークショップ(ワールドカフェ)方式による、意見を出し合う場となっており、議会報告会と言えないのでは?という意見もあることから、議会報告会等と変更するものです。

 この議案は、全会一致で可決されました。

 
※以上、報告とします。


おおや徹

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