2017.8.31 第162回 藤沢市都市計画審議会

 8月31日 14:00より、第162回藤沢市都市計画審議会が開催され、委員として出席しました。概要の抜粋は次の通りです。

【報告事項】

1. 藤沢市都市計画生産緑地地区の変更について

 平成29年度都市計画変更予定案件として、生産緑地の拡大(1件)/廃止(8件)/縮小(1件)/区域の変更(5件)の合計15件の報告を受けました。生産緑地の拡大は、土地所有者からの指定の申請によるもの。廃止は、農業の主たる従事者の死亡や故障に伴うもので、公共用地への転換や他の農業従事者へのあっせんが出来なかったもの。縮小は、農業の主たる従事者の故障により、その規模を縮小するもの。区域の変更は、北部第二(三地区)土地区画整理事業内の生産緑地で、仮換地指定に伴う変更です。今回の変更により、個所数が518カ所から510カ所、面積は、12,680㎡減少し、約95.8haから約94.6haとなります。

「今後のスケジュール」

(1)平成29年9月上旬 神奈川県との法定協議

(2)平成29年10月中旬~ 法定縦覧

(3)平成29年11月下旬 都市計画審議会

(4)平成29年12月中旬 都市計画変更

2. 藤沢都市計画地区計画の決定について(本町四丁目地区地区計画)

 旧藤沢高校跡地の地区計画の内容が報告されました。地区計画は、都市計画法第12条の5において、建築物の建築形態、公共施設その他の施設の配置等からみて、一体としてそれぞれの区域の特性にふさわしい態様を備えた良好な環境の街区を整備し、開発し、及び保全するための計画としており、地区独自のまちづくりをきめ細かく定めることができる制度です。
 具体的には、地区計画面積約2.6haを3つの地区に区分し、それぞれの地区特性にふさわしい土地利用を誘導するものです。

(1)低層住宅地区(約2.0ha)

 良好な居住環境の確保を図るため、低層住宅の立地を図ることとし、現行の建ぺい率を60%から50%、容積率を200%から100%、建築物の敷地面積の最低限度を120㎡(旗竿敷地は130㎡)、建築物の高さの限度を10mかつ2階建て以内とします。なお、開発計画では、戸建て114区画となっています。

(2)生活支援地区A(約0.4ha)

 居住者及び近隣居住者の地域交流、生活サービスを提供する必要最小限の商業、福祉等の施設の誘導を図ることとし、現行の建ぺい率を80%から60%、容積率を200%、建築物の敷地面積の最低限度を150㎡、建築物の高さの限度を標高29mかつ10m以内とします。なお、開発計画では、公園、交流センター、自治会館、子育て施設となっています。

(3)生活支援地区B(約0.2ha)

 居住者及び近隣居住者の生活サービスを提供する必要最小限の商業、福祉等の施設の誘導を図ることとし、建築物の敷地面積の最低限度を500㎡、建築物の高さの限度を標高39m以内とします。なお、開発計画では、共同住宅(賃貸44戸)、店舗となっています。

「今後のスケジュール」

(1)平成29年9月上旬~10月上旬 「藤沢市地区計画等の案の作成手続きに関する条例」に基づく縦覧、都市計画説明会の開催

(2)平成29年11月下旬~12月上旬 法定縦覧期間 意見書の受付

(3)平成30年2月中旬 藤沢市都市計画審議会に付議

(4)平成30年3月ごろ 都市計画決定予定

3. 辻堂駅北口地区の都市計画変更について

 辻堂駅北口の湘南C-X地区については、「辻堂駅周辺地区まちづくり方針」において、土地利用の計画誘導や段階的都市基盤施設整備を踏まえ都市再生事業が完了し、土地利用が明確になった段階など、都市計画を変更する必要が生じた段階で、その土地利用にふさわしい用途地域の見直しや地区計画の内容の充実を図るとしていました。今回は、開発前の工業専用地域(容積率200%/建ぺい率60%)となっているこの地区について、現状を踏まえた用途地域(商業地域・第二種住居地域・工業地域・準工業地域)、防火地域・準防火地域への変更をするというものが主な内容です。

 また、現在の地区計画では、A-1街区(テラスモール)は、建築物の敷地面積の最低限度が、59,000㎡となっいますが、将来的なテラスモールの改修や土地利用を考慮すると、59,000㎡では利用しにくいことも考えられることから、A-1街区については、湘南C-Xまちづくりガイドラインにある、3方向の区画道路や広場を踏まえて、3分割できることも想定し、市長が認めた場合に限り、15,000㎡以上とすることとしました。

「今後のスケジュール」

(1)地区計画の原案の縦覧

(2)都市計画説明会

(3)法定協議

(4)法定縦覧

(5)平成30年2月予定 藤沢市都市計画審議会に付議

(6)平成30年3月予定 都市計画変更の告示

4. 藤沢市都市マスタープランの改定について

 前回の当審議会に素案が示された以降、藤沢市議会建設経済常任委員会での意見、パブリックコメントを踏まて、案として報告がされたものです。素案からの主な変更点は次の通りです。

(1)地区別将来構想図の追加

 ① 都市計画道路や都市計画公園等の時点修正

 ② 立地適正化計画に合わせた地区拠点の修正

(2)災害復興にに向けた事前取組の推進に関する文言の追加

 素案⇒災害後の復興にむけたまちづくりについて、事前にできる取組をすすめます。

 案⇒防災・減災対策を行っていたとしても、被災を0(ゼロ)にすることは大変困難なため、災害後の復興にむけたまちづくりについて、事前にできることをすすめることは重要です。特に復興業務に向けた人材育成及び体制づくりや、復興時の住民や事業者等との合意形成、まちづくりのイメージ共有等が課題となっており、平常時から復興まちづくりに関する訓練や想定を行い、復興時の負担軽減を図ることを目的に災害復興にむけた事前取組を推進します。

(3)災害時の業務継続に有効である電源等の多重化の考え方の追加

 素案⇒公共施設等における耐震化の推進

 案⇒公共施設等における耐震化の推進及び電源等の多重化の検討

「今後のスケジュール」

(1)平成29年11月 藤沢市都市計画審議会で答申

(2)平成30年2月 藤沢市議会へ報告

(3)平成30年3月 改定

5. 都市計画公園・緑地見直し方針(素案)について

 藤沢市には、都市計画決定から20年以上事業に着手していない「長期未着手都市計画公園・緑地」が多数存在しています。本市では、平成27年度末に、「藤沢市都市計画公園・緑地見直しの基本的な考え方」を策定し、28年度からは、「長期未着手都市計画公園・緑地」の具体的な見直し作業を進め、29年度末に「藤沢市都市計画公園・緑地見直し方針」を策定する予定です。今回は、その素案が報告されたものです。

 藤沢市の都市計画公園・緑地は、4月1日現在で、197カ所ありますが、このうち142カ所が整備済となっており、残る55カ所が見直しの対象となります。見直した結果は、次の通りです。なお、変更候補は、周辺に代替候補地(市有地・緑の広場・生産緑地など)、整備済みの区域で機能が充足している場合などです。

1. 変更候補⇒州花/下藤ヶ谷/一木/高根/下沢/大東/花沢/北浜見山/勘久/北町/蛙池/東横須賀/中横須賀/吉野町/入町/太平台/柏山/御所ヶ谷/翠ヶ丘/長久保/片瀬山/伊勢山/境川 の23公園・緑地

2. 存続候補⇒西行/西原/鎌倉道/宮畑/原川名/市場/前河内/通町/賀来/柳原/本鵠沼/中井/柳小路/中岡/堺田/熊ノ森/堂面/出口/後山/桜新道/西宮越/本藤/南仲町/遊行寺/大門/西方/桜花/落合/外原/宮前/桜小路/引地川 の32公園・緑地

「今後のスケジュール」

(1)平成29年9月 市議会へ素案の報告

(2)平成29年9月~10月 パブリックコメント・市民説明会

(3)平成29年11月 藤沢市都市計画審議会に答申

(4)平成30年2月 市議会へ最終案の報告

(5)平成30年3月 見直し方針の策定

 以上、報告とします。

 


おおや徹

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