2017.3.8 予算等特別委員会(2日目)~総務費・環境保全費

 3月8日 9:30より、藤沢市議会予算等特別委員会(2日目)が開催され、昨日の総務費(総務管理費)の残りの質疑と総務費(徴税費以下)・環境保全費の審査が行われました。内容の抜粋は次の通りです。

 次に示すものは、平成29年度予算の予算の概況(歳出) ※金額は、左側が平成29年度予算、中側が平成28年度予算 、右側が平成27年度予算

【総務費】

★予算の概況に載っていない事業

堺委員

 車両管理費について、消防車、ごみ収集車以外の公用車にもドライブレコーダーを設置すべきだが?⇒今後、設置範囲を含めて検討していく。

柳田委員

 職員研修費について、自治大学校へ派遣すべきだが?⇒派遣期間が3か月と長いが、今後、職場へのフォローも含めて検討していく。

山内委員

 市税の滞納状況は?⇒平成27年度、19,000人、27億7,164万円で、滞納処分は、6億1,106万円。

友田委員

 市税収入確保について、多様な納付環境の方向性は?⇒電子納付の拡大を検討していく。

 クレジット納付の手数料について、市が全額負担していくのか?⇒利用者の全額負担のところも多い。情報を収集しながら検討していく。

 窓口での納付について、キャッシュレス化を進めるべきだが?⇒平成29年度から、公金の収納のあり方を検討する。  

堺委員

 災害時のボランティアセンターは、どこに設置するのか?⇒現新館前にテントを設置していきたい。

 新庁舎整備後は?⇒現新館の1階に、市社会福祉協議会が入る予定なので、1階・2階に設置していきたい。

 市、市社協、FSVとの連携強化の考えは?⇒定例的にFSVの会議の中で、市、市社協が参加して意見交換をしている。ボランティアセンター設置訓練も繰り返し実施している。3者でのタイムラインを検討している。

西委員

 選挙常時啓発費について、小学6年生対象の選挙教室の開催状況は?⇒11校で実施した。

 拡大すべきだが?⇒学校の事情もあるので、年度当初の校長会で募集していく。

友田委員
 
 主権者教育について、県教育委員会との連携、調整の状況は?⇒高校の主権者教育について、各学校にサポートを投げかけ、申し出があった学校に協力している。

 共通投票所の設置について、検討状況は?⇒参議院選挙では全国で小規模自治体の4自治体が実施した。各市で様子見の状況。デパート、スーパーでの投票は、県内3か所しかない。今後も調査・研究をしていく。

渡辺委員

 選挙教室、高校でのサポートをしているが、今後の選挙啓発の考えは?⇒市内全ての高校に伺い、協力できることないか聞いたところ、6校で出前選挙、機材の貸し出しをした。もっと早い段階での取り組みが必要。小学6年生対象の選挙教室も継続していく。主権者教育のサポートのほか、常時啓発を行い、投票参加を呼び掛けていく。

1. 都市親善費 3,202万4千円/3,032万3千円/2,216万6千円

友田委員

 平和基金について、平成29年度末、約8,000万円と予定している。

 基金の今後の計画は?⇒計画はなく、なくなったら、一般財源となる。

2. 広報ふじさわ発行費 9,187万円/9,351万7千円/9,191万7千円

3. CATV等視覚広報事業費 7,053万6千円/7,056万7千円/7,056万7千円

平川委員

 災害時の情報提供についての取り決めは?⇒市とJCOMで平成26年3月に災害時の報道の協定をむすんでいる。

 「猫のひたいほどワイド」内に市のイベント告知あるが、広告主確保の課題は?⇒TVKについては、市の広報ではなく、TVKの番組の1部を市のコーナーにしているので、広告主の確保は関係ない。

西委員

 過去の番組の公開についての検討状況は?⇒視聴機会の拡大として、Facebookページで紹介するなどPRしている。

4. FM放送事業費 4,614万4千円/4,665万6千円/4,536万円

神村委員

 特別番組は、20周年事業なのか?⇒平成28年度にレディオ湘南20周年として、防災フォーラムを5回放送した。その中で、認知度が低かったため、29年度も実施するもの。

 健康というテーマも良いが?⇒環境・健康などもテーマとしていきたい。

5. 市民電子会議室関係費 195万4千円/553万円/550万円

山内委員

 市役所エリアをなぜ廃止にするのか?⇒発言数の減少のため、事業終了に至った。

 今後も継続すべきだが?⇒市民提案に期待が持てない。

6. ホームページ運営管理費 1,606万4千円/1,605万円/1,298万9千円

西委員

 ホームページに電話番号が掲載されているが、アイフォンではタップして直接掛けられない。改善すべきだが?⇒今月中には対応していきたい。

 地震の震度情報も表示すべきだが?⇒トップページへの表示について、早めに対応していきたい。

7. コールセンター関係費 3,599万4千円/3,752万4千円/4,992万5千円

神村委員

 コール件数と自己完結率の推移は?⇒平成25年度36,508件で完結率は89.7%/26年度33,476件で86.3%/27年度32,770件で84.3%。

 減額理由は?⇒平成27.28年度は、マイナンバー関係費用があったが、29年度は通常業務に戻したため。

8. 人権施策推進事業費 665万9千円/746万8千円/688万3千円

山内委員

 平成29年度組織改正で、人権、男女、平和が一緒になる。人権の取り組みが低下しないか?⇒業務の内容に変更はない。

9. ふるさと納税関係事業費 1,500万円/—

友田委員

 委託の内容は?⇒ウェブサイトの構築、寄附金の収納管理、クレジット決済、返礼品の発送など。

 委託料1,500万円なら、これまでの説明では250万円の赤字になるが?⇒1,500万円計上しているが、1万円を2,500件あった場合、見積もりの上限を1,300万円で設定している。ふるさと納税は出来高なので、予算上、赤字が出る予算になっていない。

10. 庁舎等整備費 147億4,313万8千円/35億3,204万6千円/9億3,535万6千円

清水委員

 什器について、全て新しくするのか?⇒新庁舎はユニバーサルレイアウトにするため、新規購入し、既存の什器は、他部署で使えるものは使っていく。

友田委員

 残土処分の費用は含まれているのか?⇒含まれていない。多事業への流用を調整し、6月補正で対応していきたい。

 残土処分の今後のスケジュールは?⇒夏以降の処分を考えている。

東木委員

 新庁舎の内装に藤の花のデザインを入れるべきだが?⇒敷地内に藤棚を3か所設置、9階の天井も藤棚をイメージしている。ガラス面のシール、庁内サインに取り入れていきたい。

山内委員

 新庁舎整備について、小規模契約簡易登録制度の活用は?⇒物品購入など、出来ることに活用していきたい。

柳田委員

 新庁舎の建物に市の徽章をつけることとなった経緯は?⇒藤沢駅から、村岡側から、市役所を分かりやすくするため、設置する方向で進めている。

原田委員

 什器は誰が決めるのか?⇒執務レイアウト担当者と調整している。細かい選定を含めて決めているところ。

11. 広域行政推進関係費 34万9千円/44万4千円/46万4千円

12. 企画業務関係費 1,068万8千円/1,265万1千円/1,992万2千円

神村委員

 藤沢市総合教育会議の委員構成、運営は?⇒市長、教育委員会で構成、事務局は企画政策課で教育委員会と連携して運営していく。

 教育大綱の啓発物の内容と配布先は?⇒子供向けの啓発物を配布する。小学生向けの公共施設イラストマップの中に、大綱のキーワードを記載していく。市内小学校、市民センターなど公共施設に配布、中学生向けは、クリアファイルを作成予定。

 将来人口について、転入者、転出者にその理由をアンケートして把握すべきだが?⇒アンケートの実施・分析含めて検討していく。

13. 行政改革等推進事業費 653万3千円/397万4千円/608万7千円

神村委員

 外部団体との共同調査とあるが?⇒不祥事再発防止のため外部団体と共同調査をしていく。委員会を設置して、意見、助言をいただく。

友田委員

 指定管理者の第三者評価のについて、平成29年度の取り組みは?⇒これまでと同様に実施していく。

 専門家の事前審査が必要だが?⇒他市の状況を調査していく。

14. 公共資産活用関係費 2,230万2千円/6,939万1千円/1,869万4千円

15. (新規)公共施設再整備関係費 藤が岡二丁目地区再整備事業に伴う債務負担行為(46億4,717万9千円)

神村委員

 藤が岡二丁目地区再整備について、テナント本当に入るのか?⇒民間事業者とヒアリングし、市場調査をしている。参画意欲ある事業者ある。

土屋委員

 平成29年度の募集スケジュールは?⇒7月にプロポーザルのプレゼンテーションを行い、8月に最終選定、基本協定し、年度末に事業契約を締結する予定。

 PFIですべきでないが?⇒財政状況を踏まえて、民間資金、ノウハウを活用することは必要。

16. 基幹系システム関係費 3億9,807万5千円/4億1,758万9千円/4億2,138万円

友田委員

 派遣SE8人の人件費は?⇒年間7,086万円。

 派遣の回数は?⇒常勤。

17. 情報系システム関係費 3億3,666万8千円/3億3,987万7千円/3億4,231万3千円

西委員

 ISMSの認証範囲の選定理由は?⇒まずはIT推進課が認証し、その後、窓口センターも住民情報を扱っているので、認証したもの。

 今後も範囲を広げていくのか?⇒広げない。

山内委員

 職員情報ポータルの中身を説明してもらえないか?⇒機能の説明は可能。

18. (新規)ネットワーク整備事業費 1億950万6千円/—

 7,800万円をかけてKSCを使用する理由は?⇒サイバー攻撃が高度化複雑化している。KSCはネットと分割して接続口を1箇所にするもので、国の要請に基づいて使用するもの。

 既存のセキュリティにかかるコストをどのぐらい圧縮できるのか?⇒平成33年度には、2,000~3,000万円のコスト縮減を見込んでいる。

19. (新規)基幹系業務適正化事業費 1,042万2千円/—

20. 市史編さん事業費 920万7千円/920万7千円/920万7千円

21. 郷土づくり推進会議事業費 1,229万8千円/1,419万8千円/1,632万円

友田委員

 予算計上のプロセスは?⇒市民センター・公民館が郷土づくり推進会議と協議して精査している。

原田委員

 13地区の取組について、市との連携・協働がされていない部分がある。郷土づくり推進会議へ市からの情報提供できているのか?⇒郷土づくり推進会議と意見交換し、出された各地区の課題は、各部門に情報提供している。

22. 六会地区まちづくり事業費 153万4千円/49万8千円/66万円

23. 片瀬地区まちづくり事業費 320万4千円/320万4千円/328万4千円

清水委員

 片瀬こまについて、販売や大会の考えは?⇒作り方の継承が課題。2/26に片瀬漁港で大会を実施した。

24. 明治地区まちづくり事業費 161万7千円/125万7千円/100万1千円

25. 御所見地区地域まちづくり事業費 59万8千円/30万円/30万円

26. 遠藤地区まちづくり推進事業費 24万4千円/24万4千円/24万4千円

27. 長後地域活性化事業費 154万1千円/115万1千円/218万2千円

平川委員

 健康づくり普及事業の中に、平成28年度は委託事業があったが?⇒平成28年度までは、地域の専門機関に委託していたが、会場の受付・設営など、郷土づくり推進会議でするようになったため、講師謝礼ににしたため。

 地産地消に関する予算が半減したが?⇒黒米を中心にブランド化をめざして、黒米パン、黒米うどんなど進めてきた。小中の給食でも成果があったため、地産地消事業にシフトしたため。

 交通不便地域移動支援事業について、今後、どう進めていくのか?⇒郷土づくり推進会議で部会を立ち上げ、具体的に検討していく。

28. 辻堂地区地域まちづくり事業費 94万2千円/107万5千円/118万3千円

29. 善行地区まちづくり事業費 151万3千円/115万3千円/59万1千円

30. 湘南大庭地域まちづくり事業費 55万3千円/41万8千円/41万1千円

31. 湘南台地域まちづくり事業費 124万1千円/251万2千円/572万円

32. 鵠沼地区まちづくり事業費 143万1千円/124万2千円/76万円

33. 藤沢地区まちづくり事業費 259万1千円/359万1千円/344万2千円

34. 村岡いきいきまちづくり事業費 270万9千円/327万7千円/212万4千円

35. 市民センター整備費 3,824万4千円/—

36. 善行市民センター改築事業費 7,998万2千円/—

土屋委員

 バリアフリーのトイレが必要だが?⇒各フロアに、みんなのトイレを設置していく。

 音楽室、文化室を増やしてほしいとの要望あるが?⇒現行49㎡だが、65㎡の計画。

 体育室が2年間使えなくなるが?⇒藤沢公民館の体育館が平成31年度に供用開始となる。近隣の体育室利用を案内していく。

 駐車場不足への対応は?⇒センター敷地内に30台、センター西側に25台予定している。不足したら、乗り合わせのルール作りを検討していく。

37. 辻堂市民センター改築事業費 5億6,131万2千円/—

38. 市民会館整備費 5,064万8千円/—

神村委員

 再整備計画のスケジュールは?⇒平成30年度に再整備のあり方方針を策定していく。

39. 湘南台文化センター施設管理費 3億4,818万6千円/3億4,702万3千円/3億3,054万1千円

40. 市民まつり開催費 3,000万円/2,800万円/2,800万円

神村委員

 200万円増えているが?⇒実行委員会への負担金。デッキ改修や2020を意識した開催が必要なため、実行委員会機能を強化するための増額。

41. 男女共同参画推進事業費 398万5千円/464万2千円/859万2千円

42. 多文化共生推進事業費 100万円/114万8千円/114万3千円

MINTOMO交流会について、2020に向けた事業の改善は?⇒外国人市民会議のメンバーの関心も高い。主体的にどう関われるかを検討していく。

43. 平和都市宣言推進事業費 1,184万7千円/1,090万9千円/1,426万1千円

清水委員

 小中学校1校で1人、必ず派遣し学校で伝えるべきだが?⇒平和を押し付けるより、自主的な参加を促していく。

神村委員

 平和の灯モニュメントについて、新庁舎完成後はどうしていくのか?⇒定着しているので、現状の位置で考えている。

44. 市民活動支援施設運営管理費 5,933万1千円/5,963万4千円/5,148万9千円

45. 公益的市民活動助成事業費 200万円/200万円/200万円

脇委員

 学生や若者の枠を設置した狙いは?⇒2025年問題、少子高齢化のなか、将来の担い手である若い人の発想に期待したもの。

原田委員

 組織基盤強化が目的だからパソコンなどの物品の購入となる。事業内容の精査が必要だが?⇒団体がスタートするには一定の経費が必要。物品購入だけでなく、事業の目的を明確にし、事業力の向上に資することが必要。制度の見直しも必要と考える。

 公開での選定とまちづくりパートナーシップ事業との一元化の検討状況は?⇒公開での選定については、試行的な実施を検討している。一元化については、課題を整理し、制度設計をしていく。

46. 特定非営利活動法人事務関係費 52万4千円/52万4千円/54万円

47. 市民協働推進関係費 902万1千円/769万8千円/1,007万8千円

平川委員

 平成29年度の応募状況は?⇒テーマ型4団体、自由提案型8団体で、プレゼンを受けて審査・選定している。

 1団体への補助額は?⇒上限200万円

 報告、検証の状況は?⇒10月に中間報告、年度末に報告書を提出、評価・検証をしている。

脇委員

 ふじさわ防災ナビ魅力アップ事業の成果と29年度に向けての課題は?⇒インストール数が29年1月には11,632件と増えている。講習会への参加者の偏りが課題。

 テーマ設定型と自由提案型、それぞれの課題は?⇒テーマ型は1月に庁内募集したが、かんばしくない。自由提案型は、平成28年度に9団体応募したがマッチングできなかった。

48. 地域コミュニティ拠点施設整備支援事業費 1,621万1千円/3,130万7千円/2,148万7千円

友田委員

 市民の家の利用率の把握の仕方を精査したうえで、複合化などを検討すべきだが?⇒利用率以外の数値は示せないが、再整備については、個々の状況に応じて検討していく。

土屋委員

 市民の家の管理は、今後、市がすべきだが?⇒平成29年度までは指定管理者の管理だが、30年度からは廃止し、直営での運営を考えている。

49. 民憲章推進費 61万2千円/61万2千円/61万2千円

50. 個人番号カード事業費 7,436万8千円/9,769万円/4,432万4千円

神村委員

 全体的にカードが普及していない。今後の取り組みは?⇒本市では、全職場で利便性が高まるサービスができないか説明した。図書館カードとの一元化などできないか進めている。

平川委員

 都城市は交付日本一。高齢者に対する取組の考えは?⇒職員がタブレットを持って、地域で申請を受け付けている。本市では早期実施は困難だが、今後、検討していく。

土屋委員

 辻堂ココテラスでの特設窓口を年度の途中で終了した理由は?⇒9月末で閉鎖した。10月からは本庁の窓口センターで行っている。市民窓口センターが繁忙期でなくなったため。

 マイナンバーカードを示さなくても行政手続きは可能か?⇒所得税法の中で記載の義務付けある。個別法の中での義務付けは想定される。

 本市での独自利用の考えは?⇒各所管課が検討していくこととなる。

西委員

 7月からマイナポータルが始まる。どのようなサービスが受けられるのか?⇒自分の情報、機関内で情報提供された記録が見られる。行政からのお知らせ、子育てのワンストップサービスが受けられることとなる。

 児童手当、保育施設の申込が出来るようになるのか?⇒電子申請となる。児童手当現況届はすでに実施済み。国のサービスとの連携を検討している。

51. 航空機騒音対策推進事業費 30万4千円/30万4千円/30万4千円

山内委員

 ジェット機騒音の苦情の件数と原子力空母「ロナルド・レーガン」の寄港状況は?⇒平成28年4月から29年1月までで、苦情は370件。ロナルド・レーガンは、11/21に入港し、現在も入港中。

 本市として、米空母の母校化撤回、厚木基地撤去を打ち出していくべきだが?⇒県、基地関係市で要請している。本市でも、市民負担の軽減のため、重要案件と捉えている。

脇委員

 市内で米軍機、自衛隊機の事故発生した場合、基地への連絡は?⇒緊急措置要領に基づき連絡する。米軍、自衛隊からの情報は消防機関へ連絡が来ることとなっている。

 実際に事故を想定した訓練はしているのか?⇒平成27年度に関係機関相互の連携を目的に、北部地区での事故を想定し、米軍、自衛隊、北警察署、消防局で情報伝達などの訓練をしている。

52. 急傾斜地防災事業費(急傾斜地崩壊対策) 561万5千円/581万5千円/?

神村委員

 本市の対象か所の状況と、市が実施する可能性はあるのか?⇒対象は49か所あり、内、県が18か所を指定して実施するもので、市は費用の2割を負担している。

53. 防災施設等維持管理費 1億4,603万円/7,150万5千円/8,791万1千円

平川委員

 医師会へのMCA無線の配置状況は?⇒南北の応急救護所、11ブロックの地域救護病院に配置している。

 医師会と保健所でのMCA無線の訓練の状況は?⇒具体的訓練について検討していく。
 

54. 地域防災支援事業費 207万7千円/277万1千円/298万6千円

原田委員

 高齢者向けリーフレット配布の背景は?⇒ふじさわ防災ナビの避難行動要支援者編の冊子を配布していたが、高齢者へは民生委員が実態調査の際に配布した。高齢者からは、分かりずらいとのことだったので、リーフレットを作成したもの。

55. 防災設備等整備事業費 2億6,066万5千円/9,939万2千円/1億4,523万7千円

山内委員

 下藤が谷ポンプ場の調査内容は?⇒試掘調査して、避難施設の基礎が可能かどうか判断するもの。

 津波想定が変更となった。新たな津波ハザードマップを作り配布すべきだが?⇒見直しを検討していく。

山口委員

 本市のwifi整備の考え方は?⇒防災の観点から、平成26年度に8市民センター、本庁舎、湘南台地下広場、江の島亀ヶ岡広場にアクセスポイントを整備してきた。今後は、市民センター・公民館の残り4か所に設置していく。観光向けには、江の島の商店街に設置していく考え。

 防災カメラの設置状況は?⇒シーキャンドル、日大キャンパス、NTT鉄塔に2基、計4基を設置し、火災、災害現場を写すもの。

 県が河川を写すカメラの状況は?⇒県内河川の水位観測所に設置している。

平川委員

 食物アレルギーの保存食の備蓄状況は?⇒アルファ米11,000食、粉ミルク104缶を備蓄している。

 アレルギー対応の保存食は区別が必要だが?⇒使用の際に一目でわかることが重要。分かるように整理していく。

 賞味期限直前の食料をどうしていくか?⇒東京都の取組例を踏まえて、試食会などを検討していく。

 マンホールトイレの現状と今後の予定は?⇒下水道直結型は、耐震化できていないため下水道に課題がある。現在、11か所86基を整備している。今後は、下水道の耐震化の状況を踏まえた上で、検討していく。

 防災ラジオについて、平成29年度は1,000台とのことだが、拡大すべきだが?⇒市民頒布は12,000台を想定して進めてきた。申し込み状況を見て、今後の頒布の仕方を検討していく。

 危険ブロック塀等防災工事費補助金について、取り組み状況と成果は?⇒平成28年度は、18件、442万円補助し、171mの危険の除去ができた。

 今後、拡充していくのか?⇒平成29年度の申し込み状況をふまえて、今後の仕方を検討していく。

脇委員

 長期保存食の賞味期限切れの保存食の回収は?⇒期限が切れる年度内に入れ替えている。

 入れ替え時に自主防災組織の訓練で試食出来ないか?⇒適宜対応していく。

友田委員

 防災ラジオの難聴エリアの対応は?⇒FM波なので、窓際、アンテナの活用を説明している。FMフィーダーアンテナ、ケーブルテレビの活用などを案内している。

 防災ラジオの単価は?⇒6,500円

 価格交渉で安くできないか?⇒台数が少なくなっても、価格が上がらないように交渉している。

原田委員

 簡易トイレの考えは?⇒既存トイレに被せて使う処理袋を備蓄する計画で進めている。避難施設である学校のトイレで処理袋で使用できる。

56. 危機管理対策事業費 455万6千円/—

【環境保全費】

★予算の概況に載っていない事業

土屋委員

 武田薬品研究所でのレンタルラボは止めるべきだが?⇒武田の研究者との共同研究で行っているもの。

 武田薬品の規模縮小の報道があった。市に報告あったのか?⇒詳細は把握していない。

57. 地球温暖化対策関係事業費 3,912万7千円/990万1千円/4,997万7千円

友田委員

 燃料電池自動車の補助対象の車種と実績は?⇒トヨタのMIRAI、ホンダのクラリティフューエルセルが対象で、市では1台の実績がある。

 1台700万円を超える高額なものに補助するのはどうかと思うが?⇒地球温暖化対策実行計画の発展的取り組みとして、普及促進を図っているところ。

清水委員

 電気自動車の普及について、補助台数の上振れの可能性は?⇒これまでの推移を踏まえているので、予算枠には余裕を持たせている。

東木委員

 公共施設のLED化について、あらゆる公共施設で進めるべきだが?⇒省エネ機器の導入は必要。今後、費用対効果などを踏まえて、関係各課と連携して取り組んでいく。

神村委員

 湘南エコウェーブプロジェクトの取り組み成果と今後の展開は?⇒みんなで森を知ろう、環境バスツアーなど、みどり環境保全の意識の向上が図られた。一方で、事業の固定化、新たな共通課題への取り組みが必要。広域での効果が発揮できる事業に取り組んでいく。

山内委員

 エネファーム補助について、騒音、振動の苦情の状況は?⇒一般家庭の苦情は1件あった。相談があれば、話し合いの場を設けていく。

山内委員

 波力発電を検討すべきだが?⇒国内で研究段階なので、今後、注視していく。

58. 環境啓発推進事業費 530万7千円/483万7千円/?

友田委員

 環境ポータルサイトの運営費が減額となった理由は?⇒ふじさわエコ日和が6年目をむかえ、ノウハウの蓄積ができたため。

 今後、ふじさわエコ日和とリサイクルプラザのサイトとの関係をどうしていくのか?⇒平成29年度、リサイクルプラザの運営をプロポーザルで選定する中で、統合していく。

神村委員

 環境フェアについて、平成29年度は新規拡充あるのか?⇒出展団体は減少している。平成29年度は、引き続き広報、ホームページで募集していく。また、太陽光発電の住宅メーカーなどにも案内していく。

 ふじさわエコ日和の環境クリック募金の状況は?⇒平成25年度は6社、598,190円/26年度は7社、70万円/27年度は6社、60万円。月1万円、年10万円を上限としている。

 今後の考えは?⇒企業の環境に対する貢献の仕方は様々。引き続き、周知啓発していく。

西委員

 ふじさわエコ日和について、サイトを統合した後、環境クリック募金はどうなるのか?⇒継続していく。

59. 緑地保全事業費 1億1,577万2千円/1億1,588万1千円/1億2,189万6千円

山口委員

 保存樹林等の状況は?⇒保存樹林113ha/樹木2,286本/生垣245か所で、奨励金は4,200万円。

 今後の考え方は?⇒所有者の負担軽減できる制度を検討していく。

清水委員

 保存樹木のマッチング制度の考えは?⇒移植には事前準備、運搬に時間もコストもかかる。長久保公園内でグリーンパンク制度があり、庭木が不要になった場合、掲示板に登録して募集する。13件中、12件が成立している。

神村委員

 良好な緑の環境を保っていくことが重要。量から質への転換の考えは?⇒北部2-3地区の区画整理、新産業の森、慶応周辺のまちづくり、民間開発もあり、一定の量の確保は難しい。グリーンインフラによる緑の価値を高めていくことが必要。量から質への転換の視点で取り組んでいく。

山内委員

 みどり基金の平成28年度末の残高は?⇒約7億9,000万円。

 三大谷戸の他、みどり保全の考え方は?⇒みどりの基本計画を策定している。その中で、大きな緑地の保全に三大谷戸を位置付けている。その他のまとまった緑地は13か所あり、計画的保全を進めている。

60. みどりいっぱい推進事業費 1,522万4千円/1,461万4千円/1,337万7千円

61. 建物緑化事業費 250万3千円/253万円/257万5千円

東木委員

 建物緑化賞の応募状況は?⇒毎年10件程度の応募がある。

 優れた作品についてPRすべきだが?⇒市のホームページ、広報紙などで周知していきたい。

62. 緑地保全協働事業費 510万円/460万円/460万円

友田委員

 緑地保全について、市民協働との役割分担の状況は?⇒市内50か所の内、20か所を、平成29年度からは22か所に拡大して、NPOグリーンスタッフの会が実施している。危険な個所は市が行っている。

 今後の方向性は?⇒緑地の選定は安全性が優先、市民協働の拡大は慎重に検討する必要がある。

63. 自然環境共生推進事業費 935万1千円/725万7千円/324万4千円

西委員

 ビオトープネットワーク関連事業と、生物多様性地域戦略との関連は?⇒ビオトープネットワーク関連事業を包含するもので移行する。

 生物多様性地域戦略策定の進捗状況は?⇒平成29年度末の策定に向けて取り組んでいる。

平川委員

 ビオトープ整備について、六会、村岡中学校以外の学校の状況は?⇒2校以外はない。

 今後、学校へのアプローチはどうしていくか?⇒生物多様性地域戦略の委員の中に学校OBが入っているので、意見を聞きながら検討していく。

64. 石川丸山緑地保全事業費 1,243万4千円/1,333万6千円/143万8千円 

65. 緑地改修事業費 2億3,862万9千円/1億9,847万4千円/1億1,916万8千円

66. 不法投棄防止等対策費 1,008万2千円/964万5千円/967万3千円

西委員

 地下道などでは、不法投棄、落書きが繰り返される。対応状況は?⇒防止カメラの設置など。

67. 生活環境美化推進費 2,241万3千円/2,002万8千円/1,797万3千円

友田委員

 スマートチェックの現状は?⇒昨年の10月から、みんなのレポートを慶応大学と共同研究している。スマートチェックにより1,000件がレポートされている。

 今後の展開は?⇒環境部のごみと落書きで試行しているが、今後、土木部などへ広げながら、市民への公開も検討していく。

 辻堂駅北口の喫煙所にパーテーションがJTの補助金で設置された。移動など制約あるのか?⇒JTが設置し、市に引き渡したもの。覚書の中で、移動などの場合は、協議で可能となっている。

 巡回指導員の予算が変わっていないが?⇒藤沢・辻堂・湘南台駅を拠点として、フォーメーションで巡回指導している。新たな駅は早朝パトロールしている。

68. 交通安全団体等活動推進費 866万円/866万円/866万円

山口委員

 高齢者の事故の状況は?⇒市内交通事故1,293件の内、高齢者が関わった事故は397件。

 運転免許の返納状況は?⇒平成24年度から、運転経歴証明書として、身分証明書となっている。

 運転経歴証明書の申請状況は?⇒警察署での手続きでは、1,207件返納、内97%が証明書の発行を受けている。

 ブレーキアシスト付自動車購入に補助すべきだが?⇒国の方で動きがあり、8月をめどに技術開発している。調査研究していく。

69. 交通安全教育指導費 1,168万6千円/1,172万6千円/1,163万9千円

70. 防犯対策強化事業費 1,736万6千円/2,658万8千円/2,180万9千円

原田委員

 自治会・町内会の防犯カメラの設置について、地域間で設置の差がある。市としての考えは?⇒自治会の規模によっても差がある。また、制度が自治会に浸透していなかったり、資金面の課題もある。市としての計画はない
 

71. 安全・安心まちづくり対策会議事業費 122万8千円/123万7千円/147万7千円

平川委員

 オレオレ詐欺の近年の動向は?⇒平成28年度、県内で1,286件、市内27件、9,679万円の被害あり、内オレオレ詐欺は19件、7,245万円。還付金請求などもある。オレオレ詐欺は手渡しが多くなっている。ATMの還付金詐欺もなくならない。

 葉山町で自動録音電話に助成するが、本市の考えは?⇒他市町村とも情報共有して検討したい。

72. 水質汚濁防止費 2,181万6千円/2,379万7千円/2,773万6千円

73. 大気汚染防止費 4,862万8千/4,256万3千円/3,962万9千円

西委員

 PM2.5の成分分析結果の活用は?⇒全国統一で国がとりまとめてるもので、データを蓄積している状況。

山内委員

 PM2.5より小さいナノ粒子の出前講座を要請したらしてくれるのか?⇒国でも研究段階。一般的な大気汚染がテーマなら対応可能。

74. 微小粒子状物質(PM2.5)機器整備費 302万4千円/768万1千円/?

西委員

 今後も測定機器を増やしていくのか?⇒平成29年度で全局整備となる。

75. 合併処理浄化槽設置助成事業費 883万3千円/883万4千円/1,288万6千円

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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