2017.2.27 補正予算常任委員会

 2月27日 9:30より、藤沢市議会補正予算常任委員会が開催され、委員として出席しました。内容の抜粋は次の通りです。

議案第75号 平成28年度藤沢市一般会計補正予算(第6号)

 補助、起債等の確定に伴う事業及び財源更正、入札残、執行残の整理、土地開発公社からの用地買い取り、継続費の補正、翌年度への繰り越し、その他特別な事情により補正を必要とする事業などで、補正額と内容は次の通りです。

【一般会計】 補正額 7億9,274万5千円 補正後総額 1,450億4,553万9千円
【特別会計】 補正額 △26億8,874万1千円 補正後総額 1,255億3,698万8千円

【議会費】 (補正額 △337万4千円)

1. 給与費 △337万4千円

【総務費】 (補正額 17億8,003万4千円)

2. 給与費 1億1,466万5千円

3. 財政調整基金積立金 16億円

 平成27年度歳入歳出決算で生じた余剰金の一部を積立てるもの。

柳沢委員

 残高が約100億円となる。必要なのか?⇒市税収入が一定でないための、年度間の財源調整機能、災害への備え、基準はないが、市民1人1万円として、43億円が必要と考える。

 福祉、子育てに使うべきだが?⇒必要な福祉サービスのためにも、平成29年度、25億円取り崩す。

原田委員

 ハード面に使うことはないのか?⇒年度間の調整をしているが、緊急的な建設があれば、使うことは可能。

4. 公共施設整備基金積立金 2億円

 公共施設の整備に係る事業費について、一般財源の圧縮を図るため、公共施設整備基金の積立を行うもの。

原田委員

 残高見込みが70億円だが、使途は?⇒新庁舎建設、労働会館・藤沢公民館再整備、辻堂・善行市民センター再整備に活用していく。平成29年度予算で、40億9,000万円を取り崩す。

5. 庁舎等整備費 △1,088万円

 委託料の入札残の減額補正及び財源更正を行う。

原田委員

 新庁舎の整備は、計画通りに進んでいるのか?⇒2月末の進捗率は42.05%。躯体の立ち上がりが遅れたが、12月末までの工事に問題はない。

 総事業費は?⇒約178億円。その他、解体などを含めると189億円。

6. 公共資産活用関係費 △1,796万3千円

 入札残による委託料の減額補正を行う。

7. 善行市民センター改築事業費 △977万9千円

 設計業務及び敷地測量業務の委託料について、入札残の減額補正を行う。

8. 辻堂市民センター改築事業費 △1,667万8千円

 設計業務、地質調査業務、敷地測量業務の委託料について、入札残の減額補正を行う。

9. 社会保障・税番号制度導入事業費(戸籍住民基本台帳) △4,793万1千円

 マイナンバーカードの交付が、想定を下回ることに伴い、減額補正を行う。

柳沢委員

 当初の交付予定枚数は?⇒56,000枚。1月末で、35,491枚の交付。

 下回った原因と今後の見通しは?⇒システムトラブルあったが、今年度は順調に稼働している。マイナンバーへの不安、インセンティブが感じられないなど。マイナポータルで実感が高まると想定する。

10. 自主防災育成事業費 △300万円

 自主防災組織の資機材購入等に対する補助金の執行残を減額補正する。

阿部委員

 補助金が自治会等で使われなかったということか?⇒そういう部分もある。

 内容の見直しが必要では?⇒自治会にアンケートしたところ、この制度を知らない自治会があった。改めて、事業の説明をしていく。

11. 防災設備等整備事業費 △1,640万円

 防災備蓄資機材の入札残及び、防災ラジオ市民頒布事業の執行残について減額補正を行う。

原田委員

 執行残になった理由は?⇒平成27年度に8,200台頒布した。28年度は3,000台としたが、希望者が少なかったため。

 受注生産だが、生産は追いついているのか?⇒追いついている。

 公共施設、個人以外の頒布状況は?⇒1,000台を予定し、小中学校、保育施設、福祉施設、自主防災組織、警察、ライフライン事業者など。

12. 防災行政無線(固定系)デジタル化事業費 △1,200万円

 防災行政無線デジタル化更新工事の入札残を減額補正する。

※人件費について

柳沢委員

 人件費全体で、2億2,809万円の減額だが、主な理由は?⇒当初予算後に退職者8人、休職者88人出たこと、及び、新採用職員と退職者の給与の差による。

 給与の総合的見直しについて、現給保障の状況は?⇒平成28年度から30年度が経過措置期間。平成31年度からは現給保障はなくなる。

 
【環境保全費】 (補正額 △1,708万6千円)

13. 給与費 △1,443万6千円

14. 防犯対策強化事業費 (財源更正)
 
 新設された県補助金が交付されたことに伴う財源更正。

柳沢委員

 県補助金は今後も続くのか?⇒オリンピックまでの4年間の重点事業として位置付けられている。

 プライバシーの問題ある。市として、どのくらいまで設置していくのか?⇒自治会・町内会で検討してもらっている状況で、今後も継続していく。

15. LED型防犯灯設置推進事業費 (財源更正) 

 社会資本整備総合交付金の追加交付に伴う財源更正。

柳沢委員

 全ての防犯灯がLEDになるのはいつで、総事業費は?⇒3ヶ年の計画で、今年度で完了する。総事業費は、約6億1,000万円。

16. 合併処理浄化槽設置助成事業費 △265万円

 申請数が当初見込みを下回ったため、減額補正を行う。

【民生費】 (補正額 △1億8,356万6千円) 

17. 給与費 △1億1,992万6千円

18. 保健基盤安定繰出金(国保) 3億1,673万円 

19. 運営費繰出金(国保) △3,288万円 

20. 介護保険事業費特別会計繰出金 △4,758万7千円

21. 定率負担金(後期) △6,661万9千円

22. 保健基盤安定繰出金(後期) △1,111万5千円

23. 運営費繰出金(後期) △1,023万9千円

24. 自立支援医療事業費(更生医療) 265万2千円

 対象者が当初予算の見込みを上回るため、増額補正を行う。

阿部委員

 対象者は?⇒人工透析者など。

 対象者数の状況は?⇒平成28年度当初、人工透析は、延べ822人見込んだが、延べ862人だった。

 862人の保険の割合は?⇒レセプトでの割合になるが、平成27年度で、国保9%/社保19%/生活保護72%。

 生活保護では医療費が無料だが、国・県の補助割合は?⇒国1/2、県1/4、市1/4。

25. いきいきシニアセンター施設整備費 △1,604万9千円

 湘南なぎさ荘の空調設備改修工事に係る工事請負費の入札残を減額補正する。

26. 高齢者いきいき交流事業費 150万8千円

 当初見込みより利用枚数が増加したため、増額補正を行うとともに財源更正を行う。

27. 小児医療助成費 △4,000万円

 小学校6年生までの入通院、中学生の入院の件数が当初見込みを下回るため、減額補正を行う。

西委員

 減額補正の理由は?⇒受診件数が下回ったため。

 この事業の目的と効果は?⇒子どもの健康増進と医療費の負担軽減。

 助成することで健康増進につながっているのか?⇒経済面などでの受診抑止にならないため、受診することで健康増進につながっている。

28. 母子生活支援施設解体事業費 △2,413万8千円

 藤沢市平和台住宅解体工事において、工事請負費の入札残を減額補正する。

29. 市立保育所整備費 △2,525万3千円

 藤が岡保育園の再整備に向けた敷地測量委託の入札残、善行・善行乳児保育園の再整備に向けた地質調査委託の特殊地下壕の一次調査で、空洞が見つからなかったことで、二次調査を見送ったこと等で執行残が生じたもの。及び、高砂保育園の解体工事に伴う工事費の入札残について減額補正を行う。

30. 藤沢型認定保育施設補助事業費 806万7千円

 藤沢型認定保育施設A型・B型・C型において、A型の施設数が当初見込みより増えたこと、また、補助単価が高い0歳児・1歳児の入所が見込みより増えたことにより、増額補正を行う。

31. 届出保育施設認可化促進事業費 △1,441万5千円

 新規事業として、既に実施している運営費補助のほか、利用者負担を軽減するための経費を補助するための増額補正を行う。また、平成29年4月開所予定だった小規模保育事業所の開所が見送られたことに伴う減額補正を行う。

平川委員

 開所を見送った理由は?⇒賃借物件が、建築確認の検査済証を受けておらず、確認したところ、適法でなかったため。

 公募の時、いくつの事業者が応募していたのか?⇒5事業者。

 もっと早く分かれば、他の事業者でできたのでは?⇒建物の調査報告が10月だったことから、繰り上げ選考としなかった。

原田委員

 国の特定財源がなくなった場合、加算事業はどうなるのか?⇒来年度は示されていない。国が実施すれば継続するが、基本的に補助がなくなれば、できない。

32. 児童保育委託費 2億6,665万2千円

 法人立保育所への委託料単価(公定価格)が年度途中で変更になったことに伴い、増額補正を行う。

柳沢委員

 公定価格の変更内容と保育士の給与は上がるのか?⇒例えば、定員81名~91名の保育所に入所する標準の場合、1名月額167,860円の基本分が、172,310円となる。公定価格の変更には、保育士の処遇改善も含まれる。

 保育士の給与はどのくらい上がるのか?⇒公定価格の改定で、平均月額約13,000円~15,000円改善される。国では、月当たり2%の給与改善の他、キャリアアップとして4万円の処遇改善を公表している。

33. 給付型幼稚園事業費 2,704万6千円

 施設型給付の幼稚園、認定こども園に対して、教育・保育を提供するために必要な経費(公定価格)の一部を支払っているが、その単価が年度途中で変更になったため、増額補正を行う。また、認定こども園へ移行を予定している広田幼稚園に対して、施設整備に対する助成を行う。

西委員

 門扉への電子錠設置等とあるが、等とは?⇒スロープ整備。

 夕方以降の施設への出入りのための電子錠だが、他の施設には設置されているのか?⇒既存保育園にはない。

 電子錠がなくても安全なのか?⇒各保育園ごとに、二重、三重に鍵をつけている。暗証番号の鍵を使うなど、各保育園ごとに安全確保をしている。

34. 生活保護扶助費 △4億円

 生活保護世帯数が当初の見込みを下回ったため、減額補正を行う。

柳沢委員

 受給者の状況は?⇒1月現在、4,147世帯、5,634人。平成21年度をピークに減少傾向にある。高齢者世帯は増加しているが、その他の就労世帯は減少している。

原田委員

 高齢者の1人世帯が増えていると想定できる。どのような支援をしているのか?⇒ケースワークの中で、家庭訪問している。高齢者へは健康面で、注意深く把握している。健康増進課で実施している健康診断の受診率を25%から30%にしていきたい。重篤化する人を未然に防いでいきたい。

35. 災害見舞金関係費 200万円

 火災件数が多かったため、増額補正を行う。

【衛生費】 (補正額 △8,944万円)

36. 給与費 226万4千円

37. 保健医療センター整備事業費 △3,606万4千円

 空調工事等の入札残等を減額補正する。

38. 高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種事業費 △4,257万8千円

 接種希望者の減少が見込まれることから減額補正を行う。

平川委員

 希望者が少ない理由は?⇒平成26年10月から定期接種となり対象年齢の引き下げられた。27年度は受診者が増えたため、12月補正をしたため、28年度も見込んだが、件数が下回ったもの。

原田委員

 接種率は?⇒累積で、平成28年12月末で26%。

 目標値は?⇒目標は設定していない。積極的勧奨でないため、医療機関での周知をしている。

 市としての広報の考えは?⇒年齢変更などのポスター作成、医師会と連携して進めていく。

39. 石名坂環境事業所整備費 △305万9千円

 事業費確定に伴い減額補正を行う。

40. 一般廃棄物中間処理施設整備事業費 △1,000万3千円

 北部環境事業所新2号炉の建設に伴う委託料について、入札残を減額補正する。

【労働費】 (補正額 △3億1,119万4千円) 

41. 給与費 327万4千円

42. 労働会館整備費 △3億1,446万8千円

 建設工事の入札残等を減額補正する。

【農林水産業費】 (補正額 △3,228万2千円)

43. 給与費 △1,821万3千円

44. 有機質資源再生センター運営事業費 △1,231万3千円

 有機質資源再生センター跡地を賃借し、適切な維持管理をおこなう事業費であるが、委託料の入札残及び、施設の解体により、当該土地の地目が変更になり、賃借料の算定基準としている固定資産税が減額したため、減額補正する。

柳沢委員

 今後の跡地利用について、検討は進んでいるのか?⇒農業振興地域であること、臭気の問題で迷惑をかけたことなどから、今後、関係者と話し合っていきたい。

45. 漁港機能保全対策事業費 △175万6千円

 「片瀬漁港西防波堤越波対策事業検討委託」の入札残を減額補正するとともに、財源更正を行う。

【商工費】 (補正額 △373万3千円) 

46. 給与費 △373万3千円

【土木費】 (補正額 △7億1,361万円) 

47. 給与費 △8,539万2千円

48. 片瀬山地区防災対策事業費 △2,110万1千円

 避難経路となりうる路線の斜面地崩壊による閉塞を防止する対策工事の入札残を減額補正する。また、地権者との合意形成が整った2か所について斜面地の対策工事(第4工区)を行う。(債務負担行為の設定)

49. 狭あい道路整備事業費 △4,171万2千円

 舗装修繕費、公有財産購入費、工作物等の移転補償費の執行残を減額補正するとともに、財源更正を行う。

50. 地籍調査事業費 △284万円

 事業費の執行残を減額補正するとともに、財源更正を行う。

51. 震災対策地籍調査事業費 △546万6千円

 国庫補助金の減額交付に伴い減額補正するとともに、財源更正を行う。

52. 道路改修舗装費 △134万3千円

 委託料の入札残を減額補正するとともに、財源更正を行う。また、藤沢87号線道路改良工事について、繰越明許費の設定を行う。

53. 道路施設改修事業費 △2,725万円

 工事請負費と委託料について、入札残を減額補正するとともに、財源更正を行う。

54. 市道新設改良費 △1億6,014万2千円

 工事請負費と委託料の入札残を減額補正するとともに、財源更正を行う。また、藤沢652号線法面工事、湘南ライフタウンバスターミナル整備工事、藤沢87号線道路改良工事の工事請負費、藤沢駅辻堂駅線移転補償について、年度内での完了が困難となったため、繰越明許費の設定を行う。

55. 道路安全対策費 (債務負担行為の設定)

★私の質問

 道路のラインについて、自宅前の道路のラインが新しく引き直されたが、横断歩道は消えかかったまま。確認だが、外側線、中心線などは市、横断歩道、止まれ、停止線などの規制ラインは警察が所管ということでいいか?⇒その通り。

 道路新設や道路舗装打ち換えの場合、市の工事の中で、横断歩道も引き直す。警察(県)からの負担金で、市が一緒にラインを引いた方が効率的だが?⇒これまでも警察と協議してきたが、実施に至っていない。

 警察の計画、市の計画をすり合わせて、同時期に施工ができるように調整すべきだが?⇒警察と連携して進めていく。

56. 橋りょう改修費 △640万円

 委託料の入札残を減額補正するとともに、財源更正を行う。

57. 橋りょう架替事業費 △2,803万4千円

 大山橋架替工事において、橋台築造を右岸のみに変更する申し出が神奈川県よりあったことから、負担金の減額補正するとともに、年度内完了が困難となったため、負担金について繰越明許費の設定を行う。

58. 自転車駐車場整備費 △1,553万6千円

 委託料、工事請負費の執行残について減額補正する。

西委員

 減額の内容は?⇒委託料の執行残、工事費については、設計段階で減額となったことに加えて、入札残もあった。

 予定の駐輪場はできているのか?⇒できている。

59. 河川水路修繕費 △306万9千円

 委託料の入札残を減額補正する。

60. 新産業の森整備事業費 △1,250万円 

 委託料の入札残及び、新産業の森地区土地区画整理組合との廃棄物の処理費用の負担に関する協定締結により、工事負担金に執行残が生じたため、減額補正する。

61. 遠藤葛原線新設事業費 △2,150万円

 事業スケジュールの見直しによる役務費及び委託料の入札残、補償額確定に伴う減額補正を行う。

柳沢委員

 スケジュール見直しの理由は?⇒第1工区の700mの用地取得は82%済んでいるが、残りの18%が取得できていないため、委託を止めるもの。

 取得できない理由は?⇒地権者12名のうち1名の用地取得ができていない。近くに水路があり、氾濫することから、道路整備とあわせて、整備してほしいとの要望がされている。

62. 藤沢駅周辺地区再整備事業費 △4,200万円

 委託料の入札残及び工事請負費の事業費の確定したことから、減額補正を行うとともに、財源更正を行う。

63. 北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計繰出金 △2,016万2千円

64. 柄沢特定土地区画整理事業費特別会計繰出金 △2,378万2千円

65. 村岡地区都市拠点総合整備事業費 (財源更正)

 江ノ電との負担協定だが、経緯は?⇒平成23年6月に江ノ電バス湘南営業所が営業を開始している。23年2月より、バスの通行増加に伴う整備費の負担をお願いしてきた。28年5/27に協定締結に至ったもの。

 負担割合は?⇒工事費が約1億4,000万円なので、割合は5%となる。

66. 石川下土棚線街路新設事業費 △5,098万9千円

 工事請負費、委託料等の入札残等を減額補正するとともに、財源更正を行う。

67. 鵠沼奥田線街路新設事業費 2,583万8千円

 藤沢市土地開発公社が事業用地として先行取得した土地の買戻しを行う。

柳沢委員

 現段階で買い戻す用地はあるのか?⇒平成25・27年度に先行取得した用地が2件ある。

 買い戻す期限はあるのか?⇒取得から5年後の3/31までに買い戻す契約となっている。

 用地取得の状況は?⇒16,500㎡のうち、取得済みは5,860㎡で、取得率は約35%。

 必要に応じて取得していくのか?⇒平成27年3月に策定した、藤沢市道路整備プログラムで、優先着手路線として位置付けている。引き続き先行取得し、事業認可後は、市が取得していく。

68. 藤沢石川線街路新設事業費 6,034万5千円

 藤沢市土地開発公社が事業用地として先行取得した土地の買戻しを行う。

69. 公園改修費 △2,810万円

 事業費確定に伴う減額補正を行うとともに、財源更正を行う。

70. 近隣・街区公園新設事業費 4,338万2千円

 藤沢市土地開発公社が事業用地として先行取得した、折戸公園事業用地の一部の土地の買戻しを行う。

清水委員

 買い戻す土地は他にあるのか?⇒全体2,102㎡で、1,600㎡を公社が持っている。

 今後の取得計画は?⇒平成28年度に実施計画をしている。29年度に発注し、30年度に公園整備をしていきたい。

 総事業費の見込みは?⇒残る用地取得に2億円、工事費は約1億円見込んでいる。

71. 街路樹管理業務費 △2,980万円

 委託料の入札残を減額補正する。

72. 雨水処理等負担金 △1億7,661万6千円

73. 住宅環境整備事業費 △3,944万1千円

 市営住宅の大規模改修工事及び設計委託について、入札残を減額補正する。

【消防費】 (補正額 △1億9,600万2千円)

74. 給与費 △1億3,494万2千円

75. 運営事務費 266万6千円

 消防団員退職者に支払う退職報償金について、当初の見込みを上回る対象者数となることから増額補正を行う。

76. 消防自動車等整備費 △939万9千円

 車両等購入費の入札残を減額補正するとともに、財源更正を行う。

77. 庁舎等整備費 △635万円

 南消防署空調修繕工事の入札残を減額補正する。

78. 遠藤出張所新設事業費 △4,797万7千円

 工事請負費、車両購入費の入札残を減額補正する。

【教育費】 (補正額 5億7,218万5千円)

79. 給与費 △2,914万9千円

80. 特別支援教育整備事業費 1,104万9千円

 国庫補助が前倒し採択されたことから、秋葉台小学校特別支援学級開設準備を行うとともに、繰越明許費の設定を行う。

阿部委員

 特別支援学級がない学校数は?⇒市内小学校35校中16校に設置、19校が未設置。中学校19校中12校に設置、7校が未設置。

 今後の見通しは?⇒基本的には、支援を必要とする子どもが居住する学区に通えることが重要で、全校設置を進めていく。

81. 学校施設環境整備事業費(小学校) 3億7,093万2千円

 工事請負費の入札残を減額補正するとともに、国庫補助の前倒し採択に伴い、浜見・大庭・湘南台・駒寄小学校の空調設備設置工事費の増額補正を行うとともに繰越明許費の設定、財源更正を行う。

清水委員

 空調整備の状況は?⇒中学校の普通教室は完了済み。小学校は29校中、平成28年度までに10校整備、今回4校整備して、残りは15校となる。

柳沢委員

 空調、トイレの整備について、今後、どう進めていくのか?⇒計画上、平成31年度までに完了するように進めていく。

 工事に伴うPCB処分とは?⇒空調整備に合わせ、変電設備の改修も進めている。トランスなどにPCB含まれている可能性がある。出た場合を想定して委託料を計上している。

82. 諸整備事業費(小学校) △440万7千円

 工事請負費の入札残を減額補正するとともに、財源更正を行う。

83. 学校施設環境整備事業費(中学校) 2億8,636万2千円

 工事請負費の入札残を減額補正する。国庫補助が前倒し採択されたことから、湘南台・高倉・善行中学校のトイレ改修工事を増額補正するとともに、繰越明許費の設定、財源更正を行う。

清水委員

 トイレの改修状況は?⇒小学校28校全て1系統目は完了している。中学校12校中、3校が完了、今回3校整備し、残る6校は順次改修していく。

84. 学校給食運営管理費 △1,205万5千円

 学校給食調理場の光熱水費ガス代等について、料金単価が減額となったため、減額補正する。

85. 給食室改修工事費 (財源更正)

86. 中学校給食運営管理費 △1,643万2千円

 中学校給食調理業務委託料等の入札残を減額補正する。

87. 文化振興基金積立金 1,000万円

 市の文化芸術のために寄せられた寄附を基金に積み立てるもの。

88. スポーツ施設整備費 △2,993万8千円

 石名坂温水プールエレベータ撤去・改修工事ほか2工事について、工事請負費の入札残を減額補正を行う。

89. スポーツ施設維持管理事業費 △1,417万7千円

 (仮称)天神スポーツ広場野球場建築工事の工期変更に伴う、スポーツ広場管理運営、整備委託の仕様変更による執行残等を減額補正する。

【公債費】 (補正額 918万7千円)

90. 市債利子 △918万7千円  

 この議案は、柳沢委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。 

 

議案第76号 平成28年度藤沢市北部第二(三地区)土地区画整理事業費特別会計補正予算(第1号)

 上記特別会について、9,872万2千円を減額補正するとともに財源更正、繰越明許費の設定をするものです。

1. 業務委託費 △1,990万゜9千円

2. 工事費 △6,000万円

3. 都市計画事業債利子 △809万1千円

4. 給与費 △1,072万2千円

柳沢委員

 補償費1億2,330万円を繰り越す理由は?⇒建築物、工作物2件を繰り越す。国庫補助の追加交付が昨年末だったことと、権利者との交渉に時間を要したため。

 事業を進めるうえでの問題点は?⇒補償交渉に時間がかかれば、工事や全体の進捗に影響する。事業計画変更の内容を5月に説明し、理解を得ていく。

 この議案は、柳沢委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第77号 平成28年度藤沢市墓園事業費特別会計補正予算(第1号)

 上記特別会について、3,186万2千円を減額補正するものでする

1. 給与費 △67万6千円

2. 工事費 △5,000万円

 大庭台墓園普通墓地排水機能改良及び、土留柵改修工事について、入札残等により、執行残が生じたため、減額補正する。

3. 墓園基金積立金 1,881万4千円

 平面墓地の再募集計画数を増やしたこと、立体墓地の貸付が見込みより増えたことから、大庭台墓園基金の積立額を増額補正する。

柳沢委員

 平面墓地の再募集について、それだけ返還があったということか?⇒平成27年度は76区画返還あったので、70区画を再募集した。

 基金状況と今後の使途は?⇒平成28年度末で、10億5,992万円を見込む。今後は、平面墓地の排水機能、芝の張り替えなどに活用するとともに、立体墓地F区の造成など。

 この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

議案第78号 平成28年度藤沢市国民健康保険事業費特別会計補正予算(第2号)

 上記特別会について、12億3,239万9千円を減額補正するものです。

1. 給与費 △1,036万6千円

2. 退職被保険者等療養給付費 △2億8,000万円

3. 退職被保険者等療養費 △500万円

4. 退職被保険者等高額療養費 △5,000万円

5. 老人保健拠出金 △25万6千円

6. 介護納付金 △1億6,356万4千円

7. 後期高齢者支援均等 △1億7,880万5千円

8. 前期高齢者納付金等 △52万6千円

9. 高額医療費共同事業拠出金 1,461万4千円

10. 保険財政共同安定化事業拠出金 △7億9,787万4千円

11. 一般被保険者保険料還付金 320万円

12. 退職被保険者等保険料還付金 42万円

13. 国庫支出金返還金 2億3,575万8千円

柳沢委員

 昨年度から国は保険者負担分ある。本市へいくら入っているのか?⇒平成28年度は、6億8,000万円。

 低所得者向けの支援分だが、全額を使って、保険料を引き下げるべきだが?⇒平成29年度保険料の抑制のために活用していく。

 1人1万円の保険料引き下げをすべきだが?⇒繰越金、保険者支援分を活用し、保険料の抑制に努めていく。

 この議案は、柳沢委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第79号 平成28年度藤沢市柄沢特定土地区画整理事業費特別会計補正予算(第1号)

 上記特別会について、5,318万2千円を減額補正するものです。

1. 工事費 △3,459万5千円

2. 補償費 △1,000万円

3. 都市計画事業債利子 △130万5千円

4. 給与費 △728万2千円

 この議案は、柳沢委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第80号 平成28年度藤沢市介護保険事業費特別会計補正予算(第2号)

 上記特別会について、2億9,223万4千円を増額補正するものです。

1. 一般管理費 458万2千円

 介護保険料等の所得指標の見直しに伴うシステム改修(繰越明許費)による増額補正、給与費の減額補正を行う。

2. 居宅介護サービス給付費 △12億7,240万円

3. 地域密着型介護サービス給付費 6億8,025万円

4. 介護予防サービス給付費 7,433万円

5. 高額介護サービス費 1億1,162万円

6. 審査支払手数料 141万円

7. 償還金 1億218万9千円

 平成27年度決算の確定に伴い、超過分を国・県に返還する。

8. 介護保険事業運営基金積立金 5億9,025万3千円

 平成27年度余剰金等を積立てるもの。

柳沢委員

 居宅介護サービス給付費12億7,240万円の減額の理由は?⇒定員18人までの通所介護施設が、地域密着型介護サービスに移行することとなったが、従来通りの費目で計上していたため。

 サービスの利用ひかえとならないか?⇒ケアマネがケアプランをつくり、適正に行われる。

 高額介護サービス費が増額となった理由は?⇒一定以上の所得者の負担が1割から2割になったため。

 運営基金の状況は?⇒来年度への繰り越しは、24億9,754万円。

 基金の使途は?⇒保険料が上がらないように活用していく。

 この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

議案第81号 平成28年度藤沢市後期高齢者医療事業費特別会計補正予算(第1号)

 上記特別会について、1億2,034万1千円を増額補正するもの。

1. 給与費 △165万3千円

2. 委託料 △858万6千円

3. 保険料等負担金 1億4,169万5千円

4. 保健基盤安定制度拠出金 △1,111万5千円

 この議案は、柳沢委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第82号 平成28年度藤沢市下水道事業費特別会計補正予算(第1号)

 上記特別会について、19億9,189万9千円を減額補正するもの。

1. 管渠費 △548万6千円

2. ポンプ場費 △1,366万2千円

3. 浄化センター費 △1億8,995万8千円

4. 総経費 △1,906万9千円

5. 支払利息及び企業債取扱書費 △6,990万3千円

6. 雑支出 △4億1,028万3千円

7. 南部処理区管渠建設費 △2億887万6千円

8. 東部処理区管渠建設費 △5億5,504万4千円

9. 南部処理区ポンプ場建設費 △1億6,475万3千円

10. 辻堂浄化センター建設費 △9,249万5千円

11. 大清水浄化センター建設費 △3,002万2千円

12. 新市街地下水道建設費 △1億96万円

13. 相模川流域下水道建設費 △1億804万9千円

14. 固定資産購入費 △2,333万9千円

柳沢委員

 支払利息、諸費約7,000万円の減額の理由は?⇒当初計画より、低い利率で借り入れができたため。

 企業債を繰り上げ償還していくべきだが?⇒平成19年度~21年度まで臨時特例措置として繰り上げ償還できたが、24年度まで延長された。本市は、19年度に特例措置を利用して、1億7,400万円の利息が軽減できた。

 この議案は、柳沢委員が反対しましたが、賛成多数で可決すべきものと決定しました。

議案第83号 平成28年度藤沢市市民病院事業会計補正予算(第4号)

 上記特別会について、3億674万8千円を増額補正するもの。

1. 材料費 3億674万8千円

 高額な医療材料や血液製剤等を使用する手術件数の増加等により、材料費のうち薬品費及び診療材料費に不足が見込まれることから増額補正するとともに、財源更正を行う。

 この議案は、全会一致で可決すべきものと決定しました。

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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