2016.11.23 【第2回 議員と話そう カフェトークふじさわ】

 11月23日 10:00~と14:00からの2回に分けて、「第2回 議員と話そう カフェトークふじさわ」がNDビルで開催され、私は、午後の部に参加しました。

 関東学院大学法学部非常勤講師、法政大学大学院公共政策研究科兼任講師である、「牧瀬 稔」氏を講師として、関東学院大学の生徒にも協力いただき、ワールド・カフェ方式で行われました。

1. ワールド・カフェとは

 ワールド・カフェとは、「カフェ」にいるような、リラックスした雰囲気の中で、参加者が少人数に分かれたテーブルで自由に対話を行い、ときどき他のテーブルとメンバーをシャッフルしながら、話し合いを発展させていく手法です。
 参加者の相互理解を深め、集合知を創出していくことができると言われています。集合知とは、「多くの人の知識が蓄積したもの。また、その膨大な知識を分析したりして、活用できる形にまとめたもの」という意味があります。
 ワールド・カフェは、必ずしも解答をだすことが求められていません。今回は、様々な意見の出し合いの中で、議員や議会が、その意見を参考にして、市民の感覚や発想を今後の活動に活かしていくことが目的となります。

2. 今回のワールド・カフェの進め方

(1)第1ラウンド

 第1ラウンドでは、テーブルホスト(進行役で、今回は大学生)を中心に自己紹介をした後、「前回の選挙で、市会議員選挙・参議院選挙とも投票率が上がった原因」について話し合いました。
 私のテーブルには、協力いただいた大学生が2人、議員が3人、市民が2人でありました。市民の1人は、高校2年生の女の子で、友達に行こうよと誘われて来たとのことでしたが、肝心の誘った子は、ディズニーランドに遊びにいったと、テーブルを笑わせていました。
 意見としては、参議院選挙では投票権の年齢が18歳に引き下げられたことから投票率が上がったのではないか、ネット選挙が影響したのでは、市会議員選挙では、国政選挙のように関心の高い争点があれば投票率も上がるのではないか、などの意見が出されました。

 第2ラウンドでは、テーブルホストと書記(私)を残してメンバーをシャッフルして、前のテーブルで出された意見を共有したうえで、「さらに投票率を上げるには?」について意見を出し合いました。ここでは、上げるには?の意見よりも、上がらない理由について意見が出されました。教育で教えていないから上がらない、2011年の選挙は、3.11直後だったため、選挙ムードではなかった、ポスターや演説では、皆同じことを言うため、性格や人となりは分からないなど。投票率を上げるには、小学校から議員が話をしたり、学校で政治について教える環境をつくることが必要との意見がありました。

 第3ラウンドは、最初のメンバーが戻って、「市役所・市議会ができること」について意見を出し合いました。議会だよりについて、もっとわかりやすくする、議会だよりに子ども向けのコーナーをつくり、子どもや理解していない大人向けの情報発信をしてはどうか、議員活動が分かるように、その活動に対して、通販での口コミ、レビューといったような仕組みをつくっては、などの意見が出されました。

 第4ラウンドとして、各テーブルのテーブルホスト(大学生)から、意見交換の発表がされました。最後に、投票率を上げるについて、全員が1つだけ意見をポストイットに書いて、ホワイトボードに貼り、分類し、牧瀬先生が総括的なまとめをされました。分類の結果は、情報提供(広報)、市民との意見交換(市民に近づく)、投票所の改善(工夫)、議員の努力、候補者の外部評価などとなりました。

3. 所感

※今回のワールド・カフェでの意見で、なるほどと思ったことは、小学生から、その年齢に合わせた、政治とのかかわりみたいな教育をしていけば政治への関心は高まるという意見をいただきました。現行のカリキュラムの中で、そういう部分を取り入れられないか検討すべきと思いました。
 また、高校2年生の女の子から、議会だよりの中に、子ども向けのコーナーをつくれば、子どもは勿論、理解していない大人への入門編になるのではとの意見をいただきました。議会だよりが子どもの手元に届くかという不安はありますが、大変に参考になりました。
 あと、議員活動に対する、通販などで行っている口コミやレビューをしてみてはという意見については、本当に議員の評価をするためには、とても良い発想だと思いました。市議会議員の、日常的な活動、考え方、性格、仕事のスキルなどは、おそらく全く市民に伝わっていないと思います。ポスターで選ぶなどは、できれば避けたいと思いますし、年間960万円の報酬ですから、見合った仕事ができる議員を選んでほしいと思います。決して、自分が見合った仕事ができていると言っているわけではありません。今回のワールド・カフェでいただいた意見を参考にして、もっと選挙の時に、何をしている人かわからないではなく、仕事内容、活動、考え方などを理解してもらったうえで、投票行為をしてもらえるように、議会や議員個人も努力する必要があると改めて感じました。そういう努力をしていきたいと思います。

 ワールド・カフェの最後のまとめにおいて、牧瀬先生が、議員の広報が求められているので、今回のカフェトークふじさわの報告は、議員個々のFacebookやブログなどで、必ず報告してください!と言われました。なので、これをもって報告とします。 写真は、カフェトークふじさわ開催前の会場の様子で、少しでもカフェの雰囲気をつくろうと工夫をしています。開催中の写真は、市民や学生の顔が映ってしまうため、撮りませんでした。

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おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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