2016.7.19 職員の不正行為(給食費の着服)

 藤沢市教育委員会学校給食課職員による給食費の着服について記者発表がされました。平成23年頃から、食材納入業者に支払うための口座から引き出し、私的に流用していたというもので、食材納入業者から入金がされていないと連絡があり、内部調査をしたところ発覚しました。着服額は約6,400万円で、詳細は調査中です。なお、現在、学校給食費は、私会計から公会計に移行しており、このような流用は仕組み的にできなくなっています。

 業務上の私的流用については、鈴木市長になってから、平成27年6/5記者発表のスポーツ課職員による関係団体等の預かり金の私的流用、今年の4/21記者発表の生活援護課職員による一時的に支給する生活保護費の私的流用、そして、今回の私的流用で3件目となります。法とモラルを守る藤沢市を掲げている市長のもとで、同様な3件の不祥事が起こったことについては、対応策が十分機能していなかったと指摘されても仕方がない状況と言えます。

 この3つの不祥事は、時期が重複しています。不正をしている職員に対して、不正はしていないか?と聞いても答えるわけはありません。問題は、1人でお金を扱っていることで起きた最初の不正について、同様な不正が起きる可能性がないか?ということを全職場・全職員が、今行っている業務、または、経験した業務の中で、不正流用をしようと思えばできるものがあるか?を真剣に精査したかということです。昨年6/5に発表したスポーツ課職員の流用発覚後、市職員全員が徹底的に不正の可能性を疑い、チェックしていれば、今回の流用は発見できたのではないかと思うのです。そして、全職員のチェックにより、発覚したとするならば、法とモラルを守る点で、再発防止強化がされたことになります。その時に発覚したのと今回の発覚とでは、次元が違うのです。

 これ以上、業務上の特にお金に関する不祥事は許されるものではありません。全ての職員が、不正ができる可能性があるか?あるならば、どうすればできなくなるか!を真剣にチェックして、再発防止を課や部全体で考えることが最も必要だと思います。本日、記者発表でしたので、今後の動きに注視したいと思います。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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