2016.4.21 磯子区役所視察(地域猫の取組)

 4月21日 15:30より、磯子区役所の地域猫の取り組みを超党派の議員で視察しました。参加議員は、発起人の原議員、塚本副議長、有賀議員、柳田議員、大矢(私)、脇議員、永井議員、清水議員、東木議員、平川議員、阿部議員、神村議員、桜井議員、北橋議員、山口議員、山内議員、井上議員、西議員、堺議員。

1. 地域猫の取組の背景

 猫で迷惑をしている人(庭への糞尿・車を傷つけられるなど)は、捕まえて処分すべきと考える。しかし、排除だけしても時間が経てば元に戻ってしまう。一方で、飼い主のいない猫もかわいそうと、助けたい。しかし、去勢手術にはお金もかかる。そこで、良い方法はないかと、猫で困っている人+猫を助けたい人+行政+獣医師で話し合い、人と猫が共生できる街をめざして、一定のルールを作った。それが、「磯子区猫の飼育ガイドライン」です。

2. 飼い猫(飼育猫)の飼い主へ

 飼い主へのルールは、①屋内飼育 ②不妊去勢手術をする ③名札を付ける(身元を表示)

3. 地域猫対策

 地域猫とは、飼い主のいない猫で、餌を与えられている猫ですが、適切な管理をする必要があります。その対策は、①不妊去勢手術をして猫の数が増えないように管理する。 ②えさ場を決めて、適正な量のえさを与え、残ったえさは片づける。 ③糞の後始末を必ずする。 ④猫の個体識別をして、健康をチェックするなどです。

4. 実践グループ

 地域猫対策をするために、推進協議会を設置し、年会費1,000円を払って会員となり、不妊去勢手術の補助やセミナーなどを行います。そして、3名以上による実践グループが、具体的な地域猫の管理をすることにしています。現在、実践グループは23グループだそうです。7つの動物病院も推進協議会に当初から参画し、協議会会員は約260人となっています。

5. 所感

 野良猫に迷惑を感じている人、猫が好きな人、獣医さんなどが、意見交換して、どうしたらいいのか?その結果が、地域猫対策です。野良猫をえさやりで地域に迷惑をかけるのではなく、えさをやって、慣れたところで、野良猫を確保して不妊去勢手術をしたうえで、地域猫として、えさやり、トイレの設置、片づけを行い、適正な管理をしていく。このことで、地域でのトラブルを解消し、人と猫が共生できる街をめざす磯子区の取り組みは、大変参考になりました。

 今後、藤沢市において、どのような取り組みにしていくか、今回の参加議員で話し合い、市内の猫に関係する団体などとも意見交換しながら、進めていく必要があると考えます。今後の動向についても、随時報告をしていきたいと思います。

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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