2013.6.19 定例議会(3日目)~議決・一般質問

 6月19日 10:00より、本会議(3日目)が開催され、議決及び一般質問が行われました。私は、全ての議案に賛成しました。内容の抜粋は次の通りです。

 

議案第7号 市道の認定について(鵠沼893号線ほか4路線)

 この議案は、全会一致で可決されました。

 

議案第8号 市道の廃止について(藤沢501号線ほか1路線)

 この議案は、全会一致で可決されました。

 

議案第10号 藤沢市地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について

 この議案は、全会一致で可決されました。

 

議案第13号 藤沢市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について

 この議案は、賛成多数で可決されました。

 

議案第12号 藤沢市子ども・子育て会議条例の制定について

 この議案は、賛成多数で可決されました。

 

議案第9号 藤沢市非常勤職員の報酬等に関する条例の一部改正について

 この議案は、全会一致で可決されました。

 

議案第14号 平成25年度藤沢市一般会計補正予算(第2号)

 この議案は、全会一致で可決されました。

 

議案第15号 平成25年度藤沢市一般会計補正予算(第3号)

 この議案は、全会一致で可決されました。

 

【一般質問】

通告1番 浜元輝喜議員

1.生活環境の整備充実について

①境川・引地川のゴミ対策について

 昭和44年7月に制定した、河川をきれいにする都市宣言に伴う、河川ごみ減量の取組状況は?→河川をきれいにする都市宣言を行い、河川の汚濁防止を図るため、河川をきれいにする市民の会を設立。その後、藤沢市生活環境連絡協議会となった。河川、海岸清掃、1日清掃デー、警告看板の設置、啓発キャンペーンなど、取り組んでいる。また、市と県の取組として、昭和59年から境川、平成2からは引地川に除塵機を設置し、取り組んでいる。

 境川・引地川水系水質浄化等促進協議会とは?→昭和41年に近隣7市と県で構成し、水質調査、啓発、除塵機のごみの分析などを行っている。

 県は新たな除塵機を設置しないとのことだが、県への要望の状況は?→市長会や県の都市清掃行政協議会を通じて、除塵機設置について、要望しているが、今後も維持管理は地元市でとの考え。

 5月27日に境川・引地川のごみ回収を視察した。回収量は少なかったが、不法投棄やネコの死骸などが入っていた。境川・引地川水系水質浄化等促進協議会の河川ごみの調査結果は?→分析調査を7月・11月に実施。150kgを分析したところ、草・木・枝が55%、ブラが12%、その他はビン・カンなど。流入ごみについては、流入元は特定できなかった。

 近年の河川ごみ量の推移と回収の状況は?→平成20年度、5,090kg/21年度、3,750kg/22年度、5,250kg/23年度、6,080kg/24年度、5,810kg。除塵機は、河川水位が1.6mになると、自動開放となる。平成20年度、13回/21年度、14回/22年度、12回/23年度、9回/24年度、10回、自動開放となった。

 今年度の河川ごみ対策事業費予算260万円の内訳は?→2,641,000円のうち、除塵機のごみ回収委託が2,079,000円、修繕費が310,000円、電気料が243,000円。23年度までは県の補助があったが、24年度からなくなり、県へ復活の要望をしている。

 上流市への負担について、要望活動の状況は?→応分の負担を求めるとしているが、協議が進んでいない。

 本市の考えと今後の対応は?→河川管理者、海岸の管理者は県。除塵機により、ごみは減量されている。その維持管理は県や上流市も応分の負担をすべき。県へ要望をするとともに、上流市にも費用負担を求めていく。補助制度の情報を収集し、特定財源の確保に努めていく。

 

2.高齢者福祉の充実について

①今田遊水地について

 今田遊水地の、進捗状況と工事概要は?→昭和57年の台風18号で藤沢駅周辺が浸水したことに伴い、県が県立公園として計画を進めているもの。平成12年に俣野遊水地、平成23年に下飯田遊水地が完成。今田遊水地については、平成2年から19年に用地取得を行い、21年度に本体工事に着手している。今年度は掘削工事を行い、遊水地として暫定利用される。

 上部利用について、高齢者向けの整備についての状況は?→個人、利用団体等と共同して、ターゲットバードゴルフ、休憩できる管理棟などを要望してきた。横浜市側の遊水地はサッカー場、野球場などあるので、今田遊水地、約2haは、多目的広場と駐車場として整備予定。土のグランド、水とのふれあい、芝のグランド、中央に管理棟を設置予定。

②下土棚遊水地について

 下土棚遊水地の進捗と工事概要は?→下土棚遊水地は、大庭遊水地とともに、4つの遊水地、14ha、46万㎥の計画。平成24年度末で97%の用地を取得している。平成27年度に供用開始予定。上部利用は、大庭遊水地方式で、市・県の役割分担は、市が維持管理をすることで協議していく。

 地域懇談会で出された内容は?→平成24年度より、上部利用について、地域懇談会で検討してきた。4つの池について、各団体から素案が示された。A池のイメージは多目的広場、ジョギング、グランドゴルフなどのニュースポーツやイベントなど。中村橋近くのB池は、水と親しむもの。中村橋北側のC池は、少年野球グランド。こぶし荘近くのD池は、高齢者のいこいの庭のような空間整備など。県のホームページで公開されている。

 高齢者スポーツ広場について、D池を要望してきたが、A池にレイアウトされている理由は?→県と協議してきたが、D池は規模が狭く、形状も複雑なため、いこいの庭のレイアウトとなった。A池は、一番広く高齢者のスポーツの空間が確保できる。B池は、常時、水が溜まるため、水という空間、C池は、整形なので、少年野球可能な整備を予定している。

 地元や利用団体への周知は?→県からは、パブリックコメントを予定していると聞いている。広報紙、インターネット等で周知すると聞いている。市としては、県と共同で地元説明をしていく予定。

3.スポーツの振興について

①湘南藤沢市民マラソンについて

 1月27日に開催した、第3回湘南藤沢市民マラソンをどう総括しているか?→地元関係者など多くの方々の協力で、10マイルの部、5kmの部、親子2kmの部と市民総ぐるみの大会となった。約9,000人の参加者で、参加者の8割が県内、うち3割が女性占めていた。また、関係経費に市の歳出はない。冬のイベントとして定着してきている。

 前回の大会から、今回改善した点は?→参加者へ諸注意を事前に送付。給水場所の増、トイレ表示の見直し、地元ミュージシャンによるライブ、観光親善大使のつるの剛士さんに親子ランに参加してもらったなど。また、参加者のナンバーカードの提示で、飲食店などが割引するなど。

 第4回大会の概要は?→地元関係団体と調整し、これまでの委託ではなく、実行委員会で直接運営することとなった。5kmの部を廃止し、10マイルの部と親子ラン2kmの部の2種目にしぼる。折り返し地点、スタート・ゴール地点の見直し安全確保をする。大会は、1月26日(日)、10マイルの枠を1,000人増やし7,000人、親子ラン2kmは、前回と同様の500組1,000人の募集とする。8月中旬から募集を開始する。

 ハーフマラソンについて、市の考えは?→実施に向けた検討をしていく。

 

通告2番 東木久代議員

1.「魅力満載のふじさわづくり」について

①「藤の花を活用してのふじさわ魅力発信」について

 一昨年の9月議会で、藤の花を活用して魅力アップにつなげることを提案した。取組の状況は?→藤ロードのパンフ作成、案内看板、花マップなどに取り組んできた。広報、市民病院のシンボルマークに取り入れるなど。

 藤の花の名所づくりをしてはどうか?→有益な提案。名所の候補地は、地下水が豊富で公園規模が広い、新林公園が最適と考えている。

 市内の藤の名人が、鉢植え100鉢ほど、市の施設に提供いただいている。市民センターなどへの設置の考えは?→現在のところ、開花時期に新館ロビーに設置している。今後は、駅周辺施設などを検討していく。

 本市で使用している封筒にロゴマークを入れてみては?また、新庁舎へも藤の花を活用しては?→デザインの活用、新庁舎への活用を検討していく。

 藤の花の花言葉は「歓迎」であり、おもてなしの心にはぴったり。活用することで、都市親善で訪れる方々等にアピールできるのでは?→効果あると思う。市に訪れる方へのおもてなしの心を、様々な方へ伝え、職員も意識することで、シティプロモーションにもつなげていきたい。

 藤沢の自慢大募集。NHKの「あさイチ」で、藤沢市がとりあげられることとなった。全国にアピールするチャンス。藤沢の自慢の応募状況と番組へのPRは?→あさイチは、月~金の情報番組で、木曜の1時間をジャパナビとして7/11に特集される。市のPRのチャンスであり、シティプロモーションの機運を高めるため、庁内で募集した。68件寄せられている。職員一人ひとりが積極的にPRしていくことが大切。 

②「魅力発見・発信のアプローチ」について

 市の魅力、素材を発見することが大切。魅力発見プロジェクトなど、市民参加のアプローチの考えは?→シティプロモーションの手法は具体的に検討していくが、都市としての魅力が高まっていくことが重要。市民参加型により、魅力引き出すことに有効な手法を今後、検討していく。

2.「チルドレンファーストのふじさわづくり」について

①"待機児解消ゼロへ"の緊急対策について

 国が発表した待機児解消加速化プランの活用とは?→国が5つのパッケージで進めるもの。平成25・26年度を期間として20万人の整備をする。27年度~29年度に更に加速させ、40万人の整備をするとし、待機児解消をめざすもの。

 利用者支援の保育コンシェルジュについて、市の考えは?→横浜市では、保育コンシェルジュを配置し、効果をあげている。本市でもコンシェルジュは有効であり、検討してきたが、今の庁舎スペースに課題があり、今後は、スペース課題を含めて検討していく。

 幼稚園のあずかり保育について、実施状況と今後の考えは?→平成24年度で、36園中19園が実施、25年度は、25園に拡大。実施園に対して、実態調査を行い、保育の窓口で案内するなど、就労形態も踏まえて案内していく。

 認可外保育所の状況は?→認可保育所との違いは、1人当たりの面積基準、有資格者の基準、給食調理室設置基準など。4/1現在で、認可外保育所は、30施設で、児童769人。平成23年度で、認可保育所の児童1人当たり補助は110万円に対して、認可外保育所で一定基準を満たしている施設には43万円、満たしていない届け出施設は6万円となっている。

 認可外保育所の活用大切だと思うが、どうしていくのか?→認可保育所の補完の役割を担っている。藤沢型認定保育所は、認可外の充実を図っており、拡大していく。認可外設置者に説明し、平成27年度の新制度に向けての意向を確認して、認可保育所をめざす国の支援を活用し、取り組んでいく。

 保育の質の向上に向けた、保育士の待遇改善について市の取り組みは?→保育士の定着率の向上が必要。市独自の人件費補助をしてきた。国も安心こども基金を活用する事業を創設した。上乗せして実施していく。

 本市の待機児解消のビジョンは?→保育所整備ガイドラインを基に待機児解消の取り組みを進めてきた。子どもたちを地域で守り大切に育てていくことが必要。待機児解消は、重要で喫緊の課題。平成27年4月からの新制度までの取り組みとして、施設整備の計画を策定中。2年間での取り組みで、待機児ゼロをめざし、認可保育所の増設、認可外への支援などを進めていく。

②すべての子どもたちの支援策について

 在宅子育てについて、本市で子育て支援センターなど、居場所支援の取組状況は?→市として在宅子育てへの支援必要。子育て支援センターは、藤沢、湘南台、辻堂で親子が自由に交流、子育て相談などをしている。つどいの広場は市内4か所。NPOに委託し、相談、情報提供などを支援している。

 父子手帳が配布されているが、当事者目線での見直し必要と思うが?→平成20年度から始めている。知識、情報提供している。5年がたったので、意見を取り入れ、見直していく。

③ワークライフバランスと総合的な支援について

 女性に対する就労支援についての考えは?→生産年齢人口補うためにも重要。一体的に進めるために、組織改正で見直し、働く女性を支援するセミナーの開催などを行っていく。ワークライフバランス推進会議などを通じて働きかけていく。

 ワークライフバランスについて、市内の事業所に向けた、認定制度をつくっている自治体あるが?→横浜市でグッドバランス賞ある。平成24年度で、74事業所が認定され、広報などでPR。本市としては、中小企業の実態を踏まえて、研究していく。

 子育て環境整備についての市の考えは?→4月に安倍首相が女性が輝く日本を示した。社会全体で支え合う都市の発展に重要である。今後も、子育てしやすいまちとして、本市が選ばれるよう、様々な取組をしていく。

 

通告3番 原輝雄議員

1.三大谷戸の保全について

①三大谷戸保全に対する市長の姿勢について

  とのように取り組んでいくのか?→現地を確認した。石川丸山谷戸では、ホタルも観賞できた。三大谷戸は貴重なものであり、市民の誰もがそう思っている。三大谷戸は、個性的な価値を持っている。本市が保全するには、個性を活かしながら、後世に残していくことが重要。郷土愛あふれる藤沢につながっていくもの。

②川名清水谷戸について

 みどりの基本計画に位置付けられ、平成24年度中に実施計画をつくることとなっていたが?→67事業をリストアップして計画の検討をしてきた。財源に関係することから、総合計画に代わる、新たな指針の財政フレームの確認が必要となったので、一時中止する中で、平成25年度中に策定していく。三台谷戸は本市の重要な施策と考える。

 県道横浜・藤沢線の建設の状況は?→県では、市内3kmのうち、藤沢・鎌倉線から国道467号線の1.8kmを川名工区として地元調整をしている。トンネル案を示し、4回の説明会をしている。県は、川名緑地の自然環境調査、騒音調査などを行い、環境保全対策案を進めている。県は、日常生活、災害時を踏まえ、本線に先行して市道の整備を進めていくとしている。

 横浜・藤沢線の必要性について、どう位置付けているのか?→横浜と湘南を結ぶ幹線道路で重要。国道467号線への交通分散、生活道路の安全確保、緊急輸送路でも重要。協力いただけるよう、整備促進に努めている。

 建設スケジュールは?→川名緑地環境影響評価案を秋ごろから説明し、事業化に向けた協力を得ていくこととなる。暫定的な市道の整備に向けて、用地取得をしていく。

 川名緑地の保全を市として、どう考えるか?→横浜・藤沢線の整備と緑地の保全は、ともに重要な事業。トンネルをな延長し、評価案をふまえて、手広緑地との一体保全に向けて、取り組んでいく。 

③石川丸山谷戸について

 県の里地里山の保全、再生の促進に関する条例に基づき、選定された。今日までの取組状況は?→石川丸山谷戸は、20haで、保全の取り組みは、平成21年に県条例に基づき、丸山、中河内の11haを里地里山保全地域に指定。地元のホタル保存会、援農クラブの方々に保全の活動をしてもらっている。市としては、そこへの支援をしている。

 今後は、どのように取り組んでいくのか?→丸山地区10ha、中河内、色子地区も現況測量をしていく。谷戸の保全の方向性を定めるとともに、都市緑地指定などに向けて、用地取得をしていく。

 谷戸を保全するには、地権者の協力が必要。具体的な保全方法を早急に示すべきだが?→20haの保全は、丸山、中河内の10haを都市緑地に指定。他の10haを特別緑地保全地区に指定していく。相続への対応は、土地開発公社の先行取得を考えている。

 都市計画の網をかけるべき。土地開発公社自体必要かという議論されている。今後の取り組みは?→石川丸山谷戸の保全には、地権者の協力が必要で、地権者は約30人。特別緑地保全地区の考え方を説明し、意向をうかがっていく。

 地権者全員の承諾を得て、一斉に法的な網をかけていくのか、部分ごとにやっていくのか?→谷戸内には保存樹林などがあるので、ゾーンごとに指定する計画をしていく。都市緑地指定区域は、市が早めに土地取得していく。特別緑地保全地区は、法により、開発制限あるので、積極的には行わない。

 平成21年12月議会の一般質問で、里地里山保全、再生の促進に関する条例で、色子地区も選定されるように取り組むとのひーことだったが、状況は?→色子地区の緑地約10ha。里地里山保全については、丸山、中河内と拡大しているが、保全が追い付かないと懸念されているので、慎重に対応していく。

 谷戸内の私有地の管理について、ムカデ芝の活用など行ってきているが、適切な維持管理をどうしていくのか?→ムカデ芝を管理する中で、丈の高い所では劣勢になる。ホタル保存会、援農クラブの協力得る中で、美化ネット的な活用を調整していく。

④遠藤笹窪谷について

 昨年3月に保全の取り組み示された。健康の森基本計画の取組状況は?→33haのうち、高度医療区域9.3haを除く遠藤笹窪23.7haの取り組みは、平成24年3月に谷戸内を8ゾーンにし、健康の森基本計画のため、2NPOを加え、7月に運営協議会を立ち上げた。管理運営の基本的ルールを定めるとともに、各ゾーンの保全、再生、管理運営に向けて、4団体から提案を受け、着手したところ。

 基本計画の実施に向け、今後、どうやって取り組んでいくのか?→ 8ゾーンの保全、再生、湿地保全ゾーンの3ゾーンの取り組みをスタートした。竹の伐採、雑木林の再生、水の浄化、下草刈り、湿地の復元など。遠藤・御所見に広げるため、フットパスの検討を進めていく。

 谷戸の再生ゾーンを早く整備し、外から人を呼ぶこと出来ないか?→菖蒲園、田んぼの整備を考えている。いずみ野線の延伸については、新駅周辺のまちづくりが必要。都市緑地として、特定財源の確保が課題なので、健康の森整備の先行も考えられる。

 いずみの線の先が見えなくなったとしても、東名綾瀬ICは5年後、圏央道も平成26年度末で、新湘南BPから中央道へ。市内北部の高速アクセスが飛躍的に向上する。着実に健康の森基本計画をやってほしい。菖蒲園、田んぼの整備、主体はどこになるのか?→事業は市主体で実施し、整備後は、新たな主体を考えている。

 健康の森基本計画の実施に向け、どこから着手するのか?→樹林地の再生、湿地の回復が喫緊の課題。今後、里地里山事業を私有地に広げていく。

 具体的な工程表を示して、取り組むべきだが?→概ね平成25年度~5年間で里山再生。緑地保全、みどりの保全指定は、26年度には地域指定を。散策路フットパスは30年度までに整備していきたい。

 以上、報告とします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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