2013.1.24 厚生環境常任委員会

 1月24日 9:30より、厚生環境常任委員会が開催され、医療法人社団清心会「藤沢病院」と「湘南看護専門学校」の視察を行いました。私も、傍聴参加しました。

 

1.藤沢病院

 藤沢病院は、精神疾患の専門病院であり、昭和6年7月「鎌倉脳病院」として神奈川県鎌倉郡に47床で開院。昭和37年3月「藤沢病院」と改称し、367床に増床。昭和43年4月「医療法人社団清心会」に経営主体を変更、現在、ベッド数480床。

 急性期治療病棟1病棟(かえで2階)60床・精神療養病棟6病棟(かえで3.4.5.6階、さくら4.5階)360床・認知症治療病棟1病棟(さくら3階)60床で、計480床。常勤医師14名、非常勤医師17名。

 うつ病患者は、年々増加傾向にあり、うつ病外来患者数は、平成22年4月~12月338名、同23年367名、同24年376名となっている。今日は、デイケア、作業療法、認知症治療疾患病棟、急性期病棟、外来などを患者さんがいる中で、視察をさせてもらいました。

 石井企画調査室長から、施設概要や取り組み内容の説明、東日本大震災における被災者支援の取り組みなどの報告を聞くことができました。石井氏は、阪神淡路大震災の時は、エコノミー症候群で多くの被災者が被害になったが、3/11の大震災では、そういうニュースはなかった。それは、被災地における運動支援ガイドラインができ、避難施設で実践されたからだと言う。なるほど、被災地での課題は、次の震災に必ず活かされているのだと思いました。3/11の大震災の教訓や課題を考えた時、藤沢市の取組は、改善できた点、まだ、出来ていない点があります。1日でも早く、万全な対応が図れるよう、議会の中で、しっかり取り組む必要があると感じました。

 

2.湘南看護専門学校

 医師会立の湘南看護専門学校は、昭和43年4月に定時制の准看護師養成所として、創設されました。その後、昭和46年に鉄筋4階建ての藤沢メディカルセンターが建設され、准看護師免許を持った者が、看護師となるための看護学科2年課程定時制が併設。平成16年には、藤沢市保健所の新設に伴い、鵠沼から天神町に移転。平成24年3月31日をもって、新時代に即応できる看護専門学校のを新設するため、閉校することとなりました。

 この間、看護学科1,162名、准看護学科1,548名の卒業生を養成。歴史と伝統を引き継ぎ、平成25年4月、大庭の地に新たな「湘南看護専門学校」を開校することとなりました。

 今日は、4月開校予定の看護学校の内部を視察しました。まだ、整備途中ではありましたが、看護学生が学ぶ各教室などを拝見しました。卒業後は、基本的に、藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の医療機関で働くこととなります。新しく入学する皆さんの、活躍に期待をします。

 また、議会でも、たびたび議論になっていた、小糸小学校との関係ですが、看護学校側から、児童生徒が見下ろされるプライバシーの課題については、看護学校の小学校側の窓ガラスが、曇りガラスとなっており、問題ないと思いました。一方で、日差しが入らない、窓から青い空が見えないなど、看護学校側の環境としては好ましくないとも思いました。

 いずれにしても、この問題は、事前に看護学校側が、小糸小学校側に何も話をせずに進められた結果であり、残念な結果だと思います。物事を進めるには、相手を重んじる姿勢でなければなりません。相手の気持ちになって考えることが、本当に大事だと思いました。

 写真は、看護学校内部の様子、小糸小学校と看護学校の位置、曇りガラスの様子など。

     

  

 

 

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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