2012.3.23 予算等特別委員会(4日目)

 3月23日 9:30より、予算等特別委員会(4日目:土木費・消防費)が開催され、傍聴しました。委員会での質疑の内容(抜粋)は、次の通りです。

①土木費

脇委員

 木造住宅耐震診断補助の状況は?→診断費用は、建物の状況に応じて、4万円~21万円で、平均12万円。平成23年度は30件の補助。

 木造住宅の耐震工事の状況は?→補強カ所によるが、100万円~380万円で、平均220万円。平成23年度は20件の補助。

 耐震診断の申請増えたら?→補正で対応したい。

 藤沢駅辻堂駅線の歩道上にある区分の柵が危ないが、色分けとかで対応できないのか?→平成23年度から歩行者と自転車を分離した。夜間に現地で利用者の意見聞いたが、非常に好評だった一方で、すれ違いが危ないとの意見もあった。色分けについては、利用者の意見を聞きながら対応したい。

友田委員

 歩行者と自転車の分離について、標識がわかりにくいが、全国統一なのか?→警察の設置する標識と違い、任意なもの。今後は、改良を検討したい。

桜井委員

 村岡17号線のCBR試験とは?→地盤の強度調査に伴い、道路構造を変更。

 湘南台のバリアフリーのまちづくり終わったが?→障がい者団体、自治会などから、点字ブロックの配置が道路によって統一されていない、滑りやすい、汚れが目立っているなどの意見もらっている。

 橋梁の長寿命化は?→平成21.22年度に調査、23年度に修繕計画つくり国へ報告。

 橋梁の耐震化は?→耐震機能を付加していく。

吉田委員

 自転車駐輪場の今後の対策は?→JR沿いに駐輪場を整備していく。

 自動二輪の駐車場は、どのくらいあるのか?→125ccを超える自動二輪の駐車場は市営では無い。辻堂の湘南C-Xでも大型店舗には配慮するよう要請し、70台程度確保されている。

 土木に関する、地域移譲はどうするのか?→検証を進める中で、8月には見直し案つくっていく。

浜元委員

 中村橋の架け替えについて、進捗と平成24年度の計画は?→平成24年度内に上部工を設置し、開通をめざしている。

加藤(なを子)委員

 パトロール事業の役割と効果は?→道路や施設の危険を把握するもの。市民からの通報による現場対応もある。

 駅周辺の放置自転車の状況は?→平成23年度の調査で469台で73台減少している。

 ガードレール錆びている。補修や修繕は?→ガードレールそのものは、歩行者の完全管理。錆びれば機能と外観ともに良くないので、直営で取り替えていく。

 道路パトロール増やせないか?→パトロール車とは別に職員もやっている。

友田委員

 湘南台西口のカーリフトどうなっているのか?→湘南台駐車場のもので、平成15年1月で休止している。

 カーリフト、邪魔だが、今後は?→近隣に民間駐車場多くある。今後は、地元の意見を聞きながら、検討していく。

松長委員

 南北線の内容とスケジュールは?→ソニーと神奈中への影響を調査し、補償の算定をする。平成24年度、都市計画決定し、用地取得をしていく。

 市の単独費として、いくらぐらいか?→予備設計では150億円を下回る見込み。

 国、県からの補助金は?→国の補助金を受けられるようにしたい。

 着工予定は?→南北線は平成24年度に都市計画決定と地域への説明、JRをアンダーパスするかオーバーパスするかも含めて検討。国からの協力も早期に取り組む。

東木委員

 藤の花について、これまでの取組と今後は?→公園設置の際に、地域でのワークショップで協議し進めている。市民団体による、境川フジ水辺ロードも紹介した。今後も紹介していく。

 健康と文化の森あり方検討会について、今後の整備スケジュールと見通しは?→谷戸、緑地などの保全について、平成20年11月から検討会で議論を進めてきた。基本構想を策定し、平成24年度からは、新たな組織で、管理・運営の仕方などを検討していく。専門性が高いので、コンサルに継続して委託していく。

 計画の具体的内容は?→里山再生、緑地保全、地域活性化施設、健康増進など。

 もっと、食・花など総合的な位置づけに見直したらどうか?→平成2年度の慶応大学の進出を契機に健康と文化の森を都市マスタープランに位置づけた。技術、国際交流の研究の中で位置づけられており、今、それぞれのパート整備を進めている。

桜井委員

 相鉄いずみ野線の延伸の見込みは?→平成22年度、県・慶応大学・相鉄の協議会で検討、とりまとめ作業中。平成24年度から地域に示して、地域のまちづくりを検討していく。

 藤沢北口の整備の進捗と課題は?→用地取得完了した。工事は55%の進捗。平成24.25年度でインフラ整備し、26年度に街路築造を予定。平成24年度から民間建設始まる。

 石川下土棚線の進捗と課題は?→平成26年度に橋梁工事に着手、綾瀬市側の道路も一緒にやっていく。特定財源の確保が課題。

 長後駅西口整備の今後は?→関係者全てに了解を得た。平成25年度、西口駅前広場の改修、用地の買い戻しをしていく。

 高倉下長後線の進捗は?→長後駅交差点の調査、まもなく変更案つくり、平成24年度地元説明をしていく。

 高倉下長後線の、子どもに対する安全対策は?→長後小学校の近くを通るため、事業の進捗に合わせて、PTA、学校、警察などと協議し、万全の体制をとっていく。

 借り上げ住宅をどう進めていくか?→今後は、借り上げ期間の20年がせまり、返却が求められれば、新たな借り上げを検討する。

 借り上げ住宅1,700戸の維持、セーフティネットとしての市営住宅の今後のあり方は?→低額所得者の住宅のセーフティネットとして重要。今後は、市営住宅の長寿命化を図り、国からの補助も受けながら推進していく。

吉田委員

 新産業の森について、オオタカ調査の目的は?→オオタカを保護しながら事業を進めていく手法のため調査をする。

 御所見地区の宮原古里線は重要だと思うが?→マスタープランに位置づけられている。総合的に判断したい。

 石川下土棚線の詳細設計は、どこに委託するのか?→実績のある業者。内容からして競争入札となる。

加藤(なを子)委員

 第二東名の動向は?→ルートは未定。

 東名綾瀬インターチェンジの来年度の取組は?→県からは、環境アセスを進めていくと聞いている。

 村岡地区の新駅について、地元説明会の状況は?→平成23年11月20日に個別説明会をした。平成24年度、村岡地区のまちづくり整備計画の説明会をしていく。

 辻堂テラスモールのオープンに伴う渋滞、どうしていくか?→より多くの駐車場の確保と分散が必要。C-1街区を臨時駐車場に。誘導のための人員配置や信号の調整が必要。

武藤委員

 第二東名、必要ないのでは?→新たな日本を支える大動脈として国が位置づけ、渋滞の解消、三大都市圏の連携を図ることを目的としている。

 相鉄いずみ野線の延伸、不透明。緑を残して欲しいとの声ある。基本的な見直しするべきだが?→重要な事業であり、早期実現に向けて取り組む。

 湘南C-Xの駐車場の確保について、市営駐車場はやめるべきと思うが?→C-1街区に公共施設が建ち、駐車場の需要を見ながら検討していく。

 羽鳥の市営借り上げ住宅、平成28年で契約終わるが?→再契約をしていくか検討していく。

 村岡新駅ありきで進めるべきではない。まちづくりを中心に考えるべきだが?→整備計画との整合性を図りながら進めていく。

友田委員

 公園管理について、ドッグパークの指定管理者に新たなものを付加するのか?→ドッグランの設置でき4月に開設した。NPOの運営管理は、多目的広場、野球場、特に衛生面をしっかり対応してもらう。予算は、その部分をみていない。指定管理に加えての管理が必要となる。

 公園遊具の点検状況は?→毎年、委託で点検している。平成22年度は、250公園、966遊具を点検。Dランクが31基あったので、中止・撤去している。Cランクは169、修繕してきた。

 災害発生時に役立つ遊具を入れ替え時に取り入れるべきでは?→利用者から設置要望ある。積極的に設置していく。

市川委員

 横浜藤沢線の状況は?→延長1.8kmの取組を進めている。川名緑地への影響、環境評価している。平成22.23年度に動物・自然保護団体と協議した。地下水ボーリングをして、緑地保全に配慮した工法を選択していく。

 もっと調査を早めること出来ないのか?→自然保護団体との調整がどうしても必要となる。なるべく早くしていく。

松長委員

 新産業の森への企業誘致、どうやっていくのか?→2月に入って、県との線引き見直し手続きに入った。平成24年度、市街化への編入、インフラ整備し、誘致していく。

 辻堂駅周辺の進捗と今後は?→西口への通路部分含めて供用開始。跨線橋を撤去していく。

 C-Xへ病院、フィットネス入ってくれば、全容が明らかになる。計画から関わってきた総括は?→関東特殊製鋼の撤退から、3年で1部まち開き、更に3年でオープンとスピード感を持ってやっていく。新しい都市のあり方として、広域連携拠点、住民参加、新しい企業誘致もできた。1万人の雇用、税収も減免終われば、回収できる。横浜や町田に流れていた人たちを引き寄せることが出来た。商店街との連携など課題ある。

武藤委員

 ドッグランが3/25オープン。マスタープランによると南・北・中で設置する事となっているが、今後の予定は?→市内で初めてのドッグラン。運営方式などついて、スタート後、検証し、どのような場所が良いのか検討・研究していく。

 自転車走行環境整備について、今年度の取組は?→観光・環境・健康の観点から、この視点に立って、検討を進めている。平成24年度に取りまとめていく。

 観光・環境・健康のワーキンググループはどのような部署で?→土木・まちづくりみどり推進・環境・観光・都市計画などがメンバー。防災・健康・スポーツなど必要に応じて加える。

②消防費

武藤委員

 災害時の燃料の確保について、消防緊急車両の燃料確保はどうだったのか?→混乱はなかったが、徐々にスタンドが販売制限をしてきた。防火協力会のスタンドは市内に数カ所しかなく苦慮した。

 市内が被災し、確保出来なくなった場合は?→燃料の備蓄も研究していく必要ある。

 横浜市では、自家用給油予算を要望したらしいが?→3/11に伴い、消防施設内で給油できるよう検討していく。

桜井委員

 消防団員の安全確保について、現地で亡くなった方多数いた。市としての対策は?→3/11以降、津波警報・大津波警報が発令された場合、安全な場所に避難しながら、活動することとした。

 安全装備は?→350着のライフジャケット、小電力トランシーバー62台。

加藤(一)委員

 消防団と地域との連携の取組は?→自治会と団との連携強化のため、意見交換会した。

 消防と消防団との連携は?→市内8ブロックに分け、消防+消防団の体制組んでいる。火災訓練の実施、津波対策訓練も実施した。

浜元委員

 消防の広域化について、湘南東部広域化の覚書締結をしたというが内容は?→藤沢・茅ヶ崎・鎌倉・寒川の3市1町で、将来の広域化を視野に、連携するもの。行政境の消防力強化、共同による訓練、人事交流、特殊車両、水難対策など。

松長委員

 平成23年度に、鵠沼救助艇が更新された。救助艇の性能は?→定員10名、潜水・救急隊が乗れるようになった。出力もアップ、不沈構造でレスキューゲートがあり、容易に救助できる。

 昨年6月頃、湘南港に常駐させたとの事だが?→7月~8月の土日に湘南港で待機させた。職員が公園内のテントでの待機だったので、健康面で課題ある。

 湘南港のヨットハウスなどを待機場所にしては?→県に一部使用を要望しているが、難しい状況。引き続き要望していく。

以上、土木費・消防費に対しての、質疑報告とします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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