2011.7.8 藤沢市臨時・非常勤等職員意見交換会

 7月8日 18:15より、藤沢市役所の職員組合である、自治労藤沢市職員労働組合による、臨職・非常勤職員との意見交換会を開催しました。

 現在、藤沢市で働く、非正規職員は、正確な人数は把握しきれていませんが、約500~600人と言われています。そのうち、組合に加入している人は約40人。1割にも達していません。組合としては、組織率の拡大も含めて、非正規職員の職場における課題について、率直な意見を聞くことにより、更なる、課題改善と組織拡大に向けて、意見交換会を開催したものです。私も、組織内議員として、参加をしました。

 意見交換会では、様々な発言がありました。発言の主な内容は次の通りです。

〇今まで、職場では3~5年で雇止めがされていたが、組合の取組で雇止めがなくなった。

〇市役所全体として、非正規職員の拡大がされている。しかし、市民から見れば、正規も非正規も同じ市の職員。また、勤務時間が正規職員よりも短いので気を使うところがある。組織化はもっと積極的にやっていくべき。助けてくれるのは組合だけ。

〇学校給食の現場では、火傷をしても、処置できない。手を離せない。また、4月から、人員が足りなくて、本当に忙しい。やっと補充がされて助かっている。また、体力に自信あるが、この暑さで、参っている。組合も、もっと現場を見てほしい。子どもの声で頑張っている。

〇学校給食の業務員は、正規職員とパートの間で苦労をしている。業務員の立場を見てほしい。

〇7月30日~31に市民会館で給食フェアが開催される。ぜひ参加してほしい。

〇3か月、職場を休職した。不安はあったが、組合が色々話を聞いてくれて楽になった。組合の取組で時給が上がったけど、組合費を払えない人もいるが、興味ある人たくさんいる。もっとアピールを。また、貸与被服などは、正規との差を感じる。児童や親から見れば同じ職員。改善できれば。

〇組合に入って、安心して仕事ができるようになった。私たち非正規職員は正規と同じ待遇になることはないと思っているし、非正規を選んで仕事をしている。

〇同じ、非正規職員でも、色々努力していることが、この会でわかった。組合は、正規職員の特権だと思っていたが、世の中が変わったのだと実感している。賃金・休暇が増えたり、取れるようになった。ここ3~4年で成果を感じている。組合は数の力。入りたいけど組合費高い。正規と同じ%で公平に見えるが、所得割合から非正規には厳しい。改善できないか。

〇非常勤職員も正規と同じ仲間。そういう意識が組合の存在価値である。組合も受け止めてほしい。

〇給食職場、朝8時には30度。保冷剤を首に巻いて作業をしている。

 このような発言対して、古郡委員長は、いつでも組合役員に声をかけてほしい。連合の会長も、大震災前だったが、春闘にあたり、非正規の処遇改善できなければ、労働組合の存在意義はないとも言った。藤沢市職労として、しっかりと対応していきたいとし、意見交換会を閉会しました。

 私も、藤沢市に働く非正規職員の意見を聞き、今後、組合と連携し、課題解決のために努力しなければと思いました。また、給食職場の暑さ対策については、特に問題があると思いました。

 窓を開けての調理は、校庭の砂やほこりが入ってくるので、できません。また、クーラーもほこりが舞ってしまうため使用できません。そのような状況の中で、保冷剤を首に巻くなどの対策を個人的にとっています。使用者側の市として、熱中症対策を労働安全衛生の観点からも、やっていないことに問題があると感じました。さっそく、市の対応について確認し、不十分であれば改善を求めていきます。

 以上、本日開催されました、意見交換会の報告と所見といたします。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

アーカイブ