涼を求めて

 今日のニュースで、8月8日から14日までの1週間に熱中症で病院に搬送された人数が7.000人を超えたとのこと。猛暑に加えて、節電意識の影響もあるのかも知れない。

 先日、その日も暑かったが、涼を求めて、思いつきで出かけてみた。

 それは、何年か前に、日光方面に行ったとき、日光街道の桜並木の桜はとっくに散っていたが、そこの場所の桜は、まだ蕾であった。これでは、弘前や函館の桜と咲く時期が同じかも知れないと思ったのを覚えていたから。

 当日は、お盆の帰省ラッシュだったが、なんとかなると思い、日光に向かった。渋滞もなく意外とスムーズに都心を抜け、東北道に入った。栃木インターで降り、しばらく走ると、お蕎麦屋さんが、あちこちにあって、そのうちの一軒に入ってみた。鴨汁そばの大盛りを注文。大盛りの蕎麦は、いかにも田舎そばといった感じだった。蕎麦に満足して、さあ目的地に。

 山間の道を上り始めると、車内にある、外気温計の温度が、37度から、少しずつ下がっていく。栃木インターから目的地の前日光牧場までは約35キロほど。カーブの多い道を上りきって到着。車中の外気温計は、23度になっていた。車を止めて、外へ出ると、なんと涼しいことか。牧場の眺めもなかなかのもの。しかし、日光もホットスポットとして報じられたせいか、訪れている人は少なかった。

 しばらく涼を感じてから、神奈川に向かって走り出す。たった少しの時間だったが、自然の涼しさを味わうことができて、満足な一日だった。


おおや徹

藤沢市のためにがんばります!

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